初滋賀
先週、滋賀へぬいぐるみの撮影(所謂ぬい撮り)をしに行った。
私は関西に住んでいるが滋賀は初めて行く。
一度は湖でも見に行きたいなと思っていたが、そう思っているだけで身体はずっと家の中に居るままだった。
そんなある日、友達とぬい撮りの為に"映え"な場所に行きたいねという話になっていた。そこで我々の心を動かしたのがローザンベリー多和田である。滋賀県米原市にあるイングリッシュガーデンだ。
私の住む町から米原市まで3時間以上かかった。それから更にバスに30分近く揺られなければならない。ひょえ〜と思いながらも知らない地に行くのは結構好きなのでそこまで苦ではなかった。
さて。到着すると早速映えな車がお出迎え。
よぉし、写真を撮りまくろう!というところだが、朝からおにぎりひとつしか食べておらず腹ペコだ。
到着して早々軽食をとる。
ここの施設にはひつじのショーンがたくさんいる。私はひつじのショーンをよく知らないのでこのベビーカステラもどれが誰なのか分からないまま噛みちぎっていく。空腹の胃にショーンが浸みる。
ショーンを食い尽くしたあとはやっとガーデンへ。
受付のおばさんに入場券を見せると無言で何かを手渡された。何やらハロウィンぽいデザインの小袋のようだ。何なんだろう。
おばさん「じゃ、右手出して。再入場用のスタンプ押すから」
右手に再入場の際に光るスタンプを押され、ガーデンに送り出された。
この、さっき頂いた小袋は何────!?
振るとシャカシャカ音がする。粉が入っているようだ。きっと口に入れるとパチパチする粉なんだろうけど、無言で説明もなしに渡されるとちょっと怖い。
ガーデンへ入ると建物や花壇が「映えてますよ私たち」と言っているようだった。
我々は貰った不審な粉のことはすっかり忘れ、写真を撮りまくった。
やっぱり写真を撮るのは楽しい。特にカメラが上手いわけでもなんでもなく100%趣味の状態だがこうやって記録することも出来るから写真は好きだ。
お次はアフタヌーンティー。
ガーデンの中にあるカフェでアフタヌーンティーを予約していたのだ。
ハロウィンの時期の特別メニューである。
下段はサンドウィッチとブルスケッタとキッシュ、そして黒ゴマポタージュ。どれも美味しい。アフタヌーンティーはスイーツがメインなのかと勝手に思っているがセイボリーが結構好きだ。
上段は見ての通りスコーンだ。ベリーのジャムとクロテッドクリームを好きに塗りたくって食べる。茶色のスコーンから食べた。ココアだと信じて口に入れたがシナモンだった。ベリーのジャムをこれでもかと盛りまくり口へ運ぶ。私はシナモンが不得意だった。
スイーツのプレートはどれも一口サイズの可愛らしいものが並ぶ。しかしスコーンを2つ平らげると不思議と胃がキャパオーバーになる。頑張れ胃。スイーツを食べ尽くせ。
奥の蜘蛛の巣が乗ったマロンプリンと手前左のタルトが美味しかった。いや、全部美味しかった。
自然あふれるガーデンの中に位置するカフェで店内を飛び回る虫に恐怖しながらアフタヌーンティーを完食した。
ローザンベリー後半戦はひつじのショーンコーナーへ向かう。
本当にこの作品に関して無知すぎる為、このひつじがショーンなのかショーンじゃないのかもよく分からない。
これは分かる。さすがにこれはショーンではない。
ここでは作中に出てくる牧場主の家へ入れる。
知らない人の家だが、人の家にお邪魔する体験ってもう何年もしてないし楽しいかも……。
わーい。人ん家たのしい〜!
わ!家主!?
勝手にあがり込んでてすみません……。
ひつじのショーンを知らないながらも結構満喫。
人ん家から出てしばらく歩いていると
実写版のショーンもいるのか。
ちょっと入ってみよう。柵のドアを開けると実写版のショーンたちがこちらへ向かってきた。なんとまぁ、人懐っこい。可愛いね……と思っていたが、我々が何も食べ物を持っていないことを悟ると実写版たちはプイとUターンして元いた場所へ戻り再び草を食んでいた。
こんな感じでローザンベリー多和田を満喫。
映え写真も撮れたのでよし。
もし近くにあればまた来たかったかもしれないが、なんせまあまあな距離なので再来するかは不明だがもっと薔薇が咲き乱れてから来たかったな。じゃあまたいつか薔薇の季節に来ないと。