ルミネのエスカレーター、魅力的。
こんにちは。唐突ですが、「ルミネのエスカレーター」の話です。
そもそもnoteに投稿するの初めてなんですけど......
2月の頭くらい、立川のルミネに行きました。髪を切って、PCを修理するついでに、ユニクロと無印良品でも行こうかなと思って。
地元は立川から3駅で、高校も立川だから、数え切れないほど行っているルミネです。
そこで気になってしまったんです。面白いなと思ってしまったんです。エスカレーターが。
それから数日、なんとなく気になり続けて......バイトの同僚に話してみたら「noteっぽい」と言われたので、今書いてみています。
で、なんで面白かったのか。
それは、上りエスカレーターと下りエスカレーターが交わるタイミングが、「小さな社会」に思えたから。
みなさんご存知か分かりませんが、ルミネ立川店のエスカレーターって、1対1でクロスするんです。都営大江戸線新宿駅の改札階に下りる時に使うような何列もあるエスカレーターとは違って、「X」みたいな感じです。
そして、これがとても閉鎖的。一方は壁で、他方は途中まで逆向きのエスカレーターが視界をブロックしている。たしかに広告は掲示してあるし、ガラス張りの部分はお店の中も見えるんだけど、なかなか面白みのない閉鎖空間です。
そんな閉鎖空間でも、ちょっとだけ視界が開けるタイミングがある。そう、上下逆向きのエスカレーターと交わる瞬間です。
とはいえ、上がる方も下がる方も体の向きは一緒だから(想像してください笑)、オーソドックスな乗り方をしていれば、顔を見合わせることはないんです。
でも、カップルのようにお連れ様がいる場合には、会話をするために体を反転させることもあるわけで。そうなると、こちらとは顔を見合わせる形になります。
そう、この瞬間です。「おもしろ!」となりました。
やっぱり視界に入ると、人間、チラッと相手を見てしまうんですね。
一方がずっと壁なので、片側がパッと開けたら、尚更そっちに目が向きますもんね。
で、その時思いました。「このチラ見で、相手のこと判断してるんじゃないか」と。
で、さらに考えました。「ここ、ルミネだな」と。「若者多いな」と。
ルミネに行く時だって、とりあえずは「外向きの服」を着ていくし、その「外向きの服を買いに行くこと」が目的のひとつでもある。
ちょっと強引かもしれないけど、ルミネには「若者」「服を買いに来た」という、同質的な人たちが集まっているとも捉えられる(?)
となると、そこで出会った人がどんな格好をしているのか、もっと言えば、ダサいかダサくないか、トレンド押さえてるか押さえてないか、と若者たちは判断しているかも。
さらに言えば、それと比較した上での自分の服装のレベルを判断して、もしくはその違いから自らの個性を認識して、自己肯定感を得ようとしているんじゃないか。
「変わった格好した人だな」とか「あの人よりはまともな格好できてるかな」と、自分が思うように。
「X」型のエスカレーターという閉鎖的な空間は、その空間を共有する少数の他者へ視線を向ける誘因になるんじゃないか。
さらに、それがルミネのようなファッショナブルな商業施設であれば、閉鎖性に導かれた視線は一種の判断を伴うものになるんじゃないか。
「X」型エスカレーターの閉鎖性とルミネならではの特徴みたいなもの、そこにある「小さな社会」的なものを考えたら、少し楽しくなりました。
まあ、特に生産性はないのですが、最近はこんなことを考えたよ〜という話でした。
ここまで読んでくれた方、しょうもなかったですよね(笑)
でも、「自分なりに考えてみよう」と思える題材になるモノって、魅力的で良いですよね。
偉そうにすみません(笑)
(続き)
で、そんなことを考えてから1週間。また立川に行く機会があったので、ルミネのエスカレーターに乗ってみました。
そうしたら、同じ上りエスカレーターに乗ってたカップルの彼女さん、彼氏さんと話すために体を反転。「あれ? 別に上りと下りが交わる瞬間じゃなくてもいいじゃん」。
さらに、これを書きながら考えました。
視線の交わりに限れば、「X」型よりも、普通のエスカレーターの方が起こりやすそう。
閉鎖性って、「X」型というより、両側を壁に囲まれていることの方が要因としては大きいよな。
まあいいや......(笑)