限度Rガイドで打ち合わせ
お客さまからいただく図面や3Dデータを見ると、エッジで設計されている箇所が切削加工では加工Rが残るケースがあります。
エッジをもとめられているのは相手部品が干渉しないようにというころもありますし、強度の問題、デザイン的な理由などございます。
量産では問題ないことですが、試作段階の切削加工になると勝手が異なります。
エッジが必要であればニガシ形状で回避する提案もしますが、小さいRなら問題なしと承認いただけることもあります。
そんな時に打ち合わせで、擦り合わせをしていきますが数字でのやり取りだとイメージできないことがあります。
そのため限度Rのサンプル品を弊社の営業マンが持っていますのでご覧になりながら打ち合わせを行なっております。
先日、このサンプル品を弊社のtwitter(@ms_osaka)でご紹介させていただきました。
思いも寄らない反応でした。(いいね!466件 リツイート125件 コメント6件)
営業マンがお客さまと打ち合わせの時にこの限度Rを見ていただくとわかりやすい。
これまでは「最小Rで」という表現でした。
これはお客さまと営業担当者の間もそうですが、営業担当者から加工担当者での打ち合わせでも同じく「最小Rで」と指示。
加工担当者側からすれば、それを緩和していただければ加工時間が短縮できる。
工数が減らせれば納期短縮になりますし、工具を使い分けることによるわずかな段差がつく懸念もなくなります。
その最小Rを具体化させるために数字でも可能ですが、目で見てわかるものがいちばんハッキリします。
それを実現するために作ったのが、この限度Rガイドです。
たくさんの反響をいただきましたので、現在限定数での販売準備中です。