シリコンゴムの試作用途:医療関係の試作、治具
シリコンゴムの製品でも試作は行なっています。
試作段階から金型を作って対応されているかもしれませんが、いろいろと検証を進めている間は製品としては数個レベルでいいというのが現状。
実際にゴムの成形メーカーから試作のご相談をいただくこともございます。それではどんなものがあるのか、どんな用途で希望されるのか。
今はスマートフォンが当たり前で、若い世代はガラケーなんか使っていない時、携帯電話にはボタンがあり、薄型化や小型化されスライド型のガラケーがありました。
そのボタンをシリコンゴムで作りたいというご注文をいただき、樹脂型で複数個取りにして試作していました。弊社で作ったものにシルク印刷を行ない製品になっていくのは懐かしい思い出です。
ボタンというのはハードタイプになるとゴムではありませんが、ソフトなもので押し込む感覚をもとめられるものはシリコンゴムで作っていることがあります。
わかりやすいように赤色にしていますが、こういったボタンはゴムで作っています。
最近のご注文では医療関係の製品の試作でシリコンを希望されています。
こちらの製品は試作段階でもありますし秘密保持契約を結んでいるため写真でご紹介することができません。
形状が複雑なものもございますが、『製品化したい』その想いに応えたいため試行錯誤しながらお手伝いをさせていただいています。
医療関係だけではなく、製品の治具として硬いものだと傷つけてしまうためゴムでマスキングする目的でご注文をいただいております。
シリコンゴムは、硬度が40度と60度がいちばん多いですが、他の硬さも選べます。
いちばんやわらかいもので20度、そこから10度きざみで30度、40度、50度、60度でいちばん硬いもので70度になります。
70度だけ半透明の選択はできません。
着色も可能ですが、ご注文は元々のシリコンの色の半透明か黒が圧倒的に多いです。
写真の半透明がシリコンゴムのそのままのもので、それに青色の染料とラメを入れて硬化させたものです。
社内で実験的に試したもので、作ってから使用用途を考えて・・・光を当ててみてはどうかと思ったのがこれです。
最近ではDIYを趣味にされている人もいらっしゃいますので、デスク周りを飾るものにシリコンゴムでアクセントをつけたいなんて声がないかなと考えたりもしています。
シリコンゴムだけではなく、他の材質でも試作可能