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20210512 デザイン日報

○今日の気になるWebサイト

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Jon Vieira - Product Designer @ 2021 Portfolio
https://jonvieira.com/

イギリス・ロンドンのプロダクトデザイナーの方のポートフォリイオサイトです。
プロダクトの中でもデジタルプロダクトを主にやっておられたようで、インタラクション・UI・UX・モーションなどもやられているようです。
そのため、Webサイト内でも演出による体験に重点を置いている印象です。(プロダクトデザイナーのポートフォリオの場合はそのプロダクトの写真を大きく扱うことが多い印象です)
マウスオーバーすると画像が波打って色収差(色ずれ)の効果が見られるのがおもしろくて何回もカーソルを合わせてしまいます。


○今日の気になる広告

出版社の宝島社が5/11の朝日・読売・日経新聞の各紙全国版の朝刊に、見開き全30段で企業広告を出稿し、Twitterで話題になっています。
まずはその広告をご覧ください。

宝島社は以下のようにコメントしています。

マスク、手洗い、三密を避けるなど、市民の努力にも限界があります。今の日本の状況は、太平洋戦争末期、幼い女子まで竹槍訓練を強いられた、非科学的な戦術に重なり合うと感じる人も多いのではないでしょうか。新型コロナに対抗するには、科学の力(ワクチンや治療薬)が必要です。そんな怒りの声をあげるべき時が、来ているのではないでしょうか

これを見てみなさんは何を感じましたか?

この広告に対してかなり批判が集まっているようです。
私は以下のようなツイートを見かけました。

みなさんは上記の意見を目にしてなにか考えが変わりましたか?

以下は私の意見です。賛成でも反対でもありません。

一瞥したときに、まず何ら関係のない戦争時代の子供の顔にかぶるようにウイルスのイメージが張り付けてあるのに違和感を感じた。どちらかというと不快感を覚えた。これもアイキャッチを掴む狙いなのかもしれない。
「マスク、手洗い、三密を避ける」は確実に予防には繋がってはいるはず。しかしそれ以外の政府の対応が果たして最善であるかの疑問を投げかけることは(それを会社の広告としてやるのかは置いておいて)表現の自由だと思う。
「ワクチンはある」とリプライしている人がいるが、個人的には日本の新型コロナウイルスのワクチン接種の割合は先進国でも最下位と言われていることを知って少し不安を覚えていた。しかし、それがどういった背景で最下位なのかは自分の勉強不足なので、もしかしたらこの意見は浅はかなのかもしれない。
薙刀のことを竹槍といってしまうのは同じクリエイターとして勉強不足だとは思う。これも何かしらの意図があるのか。
これらの炎上を見越しての広告の設計であるなら、意見交換の一石を投じたとして、効果はあったのだと思う。
宝島社の背景を私自身がよく知らないので、この広告に宝島社のコメント以上の意図があるとしても、考慮できていない。(いつも政府に批判的な会社なのかなど)ただ私以外にもそういった人がこの広告を見ていると思う。
反対意見でも賛成意見でもないので、この広告にはっきりとしたコメントできるほど自分には知識がないと感じる。勉強できていない。
自分も同じように、もしかしたら意図しないクリエイティブを作ってしまうかも知れないので、視野を広く持ちたい。

TwitterなどのSNSではどうしても意見が偏る傾向があるので、納得した意見は受け入れつつ、かといって流されすぎず、自分が素直に感じたことをフラットに考えられるスキルを身につけていきたいですね。

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