20210316 デザイン日報
○今日の気になるWebサイト
ライツ社 | 海とタコと本のまち、兵庫県明石市にある出版社
https://wrl.co.jp/
最近こちらのサイトがなんとなく好きで参考にさせていただこうと何回か足を運んでいるのですが、なかなかうまく言語化できずご紹介できない日々でした。
まず余白のとり方が心地よいという点があるかと思います。
あとはフォントの種類自体はすごく少ない(恐らく1種類のみ)にも関わらず、コントラストがしっかりしていてむしろすっきりと垢抜けているような印象です。
やっぱりなんだかうまく言葉にできませんが、なんだか私には心地の良いデザインです…。
こちらのサイトリニューアルに関してのnoteの記事もあがっていましたので共有いたします。
おそらく出版社の中でもっともnoteに特化したHPが誕生しました。|ライツ社
https://note.wrl.co.jp/n/ne14cabe64faa
○今日の気になる記事
「ヤングジャンプ」は青かった!【新ロゴデザインの制作note】|週刊ヤングジャンプ公式note
https://note.youngjump.jp/n/nc30f13390dc0
みなさんはヤングジャンプに対してどのような色のイメージをお持ちですか?
ヤングジャンプのロゴは表紙のデザイナーの創意工夫の積み重ねで常にマイナーチェンジし続けていたらしいです。
そのこと自体がデザイナーの私としては逆に(創刊40年の歴史のあるやり方にも関わらず)新鮮に感じました。
ロゴとは決まった形と色をしていなければならず、レギュレーション通りにやらねばならないという意識があるため、「商品を見せるためにロゴの方を変容させる」というのはおもしろいと感じました。
しかしそれではこのデジタルの媒体では扱いづらいため、新しくロゴを制定することにされたようです。
その際に読者にヤングジャンプをイメージする色をアンケートしたところ、実際のロゴには使用したことのない青というイメージが多く寄せられたそうです。
これはとっても興味深いアンケートの結果になっていると思います。
たぶん、無意識に我々の中にも「ヤングジャンプはこうだろ」というコードのようなものは存在していて、ただし明確にはビジュアル化も言語化もされずに、口伝で継承され、根付いていたのかもしれません。
(記事引用)
こういったものってきっとどこの組織にも内在していて、それをしっかりと汲んでビジュアル化・言語化をすることがブランディングです。
今回は実際のユーザー=読者から思いがけないイメージを汲んで反映させたユニークな事例でした。