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20210423 デザイン日報

○今日の気になるWebサイト

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UZU BY FLOWFUSHI(ウズバイフローフシ)公式サイト - 化粧品
https://www.uz.team/jp/

UZUは2019年3月にフローフシというブランドからリニューアルしてリリースされた比較的新しいコスメブランドです。
UZUが発売されたときに、売り場でその商品を初めて目撃した私はかなり衝撃を受けました!
まず一番最初に発表されたのがアイライナーで、一般的に化粧品のパッケージは商品が見えるように透明なフィルムになっていたりするのですが、UZUはまったく中が見えないようになっていて、さらにカラーバリエーションも他のドラッグストアのコスメの中では比較にならないくらい多かったのです。
このUZUの前衛的な印象がWebサイトにも見られて、画面の下部でパースが歪んでいるアニメーションや、鮮やかでアートのような写真たちが、UZUのコンセプトをしっかりと表現しています。


○今日の気になる記事

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mountとしての純度を高め続けよ ——デザイン会社の経営論 mountイム・ジョンホ|デザインビジネスマガジン"designing"
https://note.designing.jp/n/na8ef1870b89c

本日は営業の先輩が面白かったと教えてくださった記事をご紹介いたします!
Web制作会社のmountのCEOであるイム・ジョンホさんのデザイナー視点での経営論のインタビュー記事です。
mountは先日デザイン日報でもご紹介したYamauchi No.10 Family OfficePOLA 2029年ビジョンを制作した会社で、現在世界中から注目されているWeb制作会社と言えます。

mountは創業当時から創業者の2人が活躍できる、企画〜デザイン〜プログラミングの全スコープに関われる仕事のみを受注するようにしており、部分的な依頼はすべて断っているそうです。
創業2年目に半年近く仕事が一切ない期間が訪れたときも、「ここで『稼ぐための仕事』に手を出すと、本来やるべき仕事が来たときに手が足りず、すべてが中途半端になってしまう。」と、このスタンスは崩さずに耐えたそうです。
イムさんはmountを売上至上主義ではなく品質至上主義にしたいと考えており、こういったスタンスを「mountとしての(アウトプットの)純度を高めるため」とおっしゃっています。

また、イムさんは“デザインは立場をわきまえるべき”で、あくまでもデザインは手段のひとつだと考えています。
なんにでもデザインを用いる必要はなく、クライアントを理解した上で、自分たちの提供価値が本当に必要か、どう活きるのかをシビアに見ているそうです。

これは、業界的にも考えてくれる人が増えるといいなと思うんです。もちろん、売り上げも、良いクリエイティブを作ることも大事ですが、価値を適切に交換できているかはビジネスである以上絶対に外せない。その意識が強くなれば、デザイン業界はもっと良くなる。日本は優れた技術を持つ人を見捨てない国だと思うので、デザインの捉えられ方はきっと変わると思いますよ(記事引用)

適切に価値を発揮できないにもかかわらず仕事をすると、売り上げは立つがクライアントは損をしてしまい、“デザインなんて役に立たない”というネガティブな評価にもなり得ると記事には書いてあり、私もデザイナーとして身につまされました。


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