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夫と娘連れで、コロンビア教育大学院に留学しています

初めまして、MSKです!今年の8月から、夫と当時2歳の娘を連れて、ニューヨークに引っ越してきました。今はコロンビア教育大学院にて、Adult Learning & Leadership(成人教育学&リーダーシップ)について勉強しています。

このNotesでは、人と組織の変容、成人以降の心の発達などなど、大学院で学んだこと、そして留学中に体験したことについて発信できればと思っていますが、その前になぜ今に至るか、簡単に自己紹介も兼ねて書いてみます。

「キャリアと人生見つめ直した結果、会社員辞めて、ニューヨークに辿り着いた」

Chat GPTにタイトル案を考えてとお願いしたら、これが出てきました。ちょっと大袈裟感あるのですが、まぁ本当のことでもあるので、これを採用してみます。

大きな転機は昨年、2年間の産休・育休から職場復帰したタイミングでした。当時は経営人材コンサル会社に勤務していましたが、ありがたいことに復帰と共に昇進させてもらい、やりがいある仕事についていました。が、2年のブランクに加えて直後の昇進、仕事・育児・家事の両立、また当時アメリカのコーチングスクール資格取得コースにもオンラインで参加、おまけに大学院留学も企みその準備も進めようとしていたこともあり(今考えれば欲張りすぎでしかない・・・)、物理的にも精神的にも余裕のかけらもない日々でした。そんな中、娘はしょっちゅう体調を崩し、保育園からは毎週のようにお迎えの電話がかかってくるたびに発狂しそうになるという、今思い返せばパンク寸前状態です。

当時は「どうすれば仕事と私生活を両立しつつ、自分のwell-beingも維持できるか」、これをテーマに、Immunity-to-Change(成人発達理論の大家Robert Kegan教授が開発した成長発達支援手法)資格取得の一環として、同アプローチを用いたコーチングセッションを受けていましたが、このテーマに深く向き合うにつれ、そもそもこの目標を達成しようがないことに気づきます。それは、「社会的に成功したい、認められたい」という自分の裏の目標が、自分を休ませることなく、more is moreの世界観で自分を突き動かしているからです。と同時に、自分がどういうレンズで世界を見ているかに初めて気付いていくのですが、それは、「自分の価値は社会的な成功、人からの評価で決まる」というものでした。

自分の物の見方(必ずしも真実ではない、一種の固定観念)を言語化することのインパクトは凄まじく、本当はどう生きたいのか、社会や他者にとってではなく自分にとっての「成功」が何を意味するのか、そんなことに向き合う中で、ここは端折りますが、結果として、12年間積み上げてきたキャリアを最後は感謝と共に、軽やかに手放し、人材・組織開発コンサル/コーチとして独立することになりました。そして、人の変容、心の成長について勉強してみたい、海外で家族で冒険してみたい・住んでみたいという純粋な思いに従って、ニューヨークの教育大学院に留学するに至ります。

「大切なことは、出発することだった」

これは私の好きな写真家、星野道夫さんの言葉です。正解は何か、どうすれば失敗しないか、損をしないか、こんなことを意識すると、首から上、頭ばかりで考えて身動きが取れなくなりがちなのですが、とにかく出発してみること(行動してみること、やってみること)、人生で大事だなぁと思います。留学だって、そもそも金銭的な負担も大きいし、受験準備、合格後も家族での引越し、あれもこれもと考えれば、行かない理由は山ほど出てきますが、留学を考えた時のワクワクドキドキ、体の感覚、直感、そんなものを頼りに行動してみて、結果、あの時受験を頑張ってよかったねと、今、夫と話せている自分がいます。

このブログも、そんな精神で始めてみようと思います。というのも、何かを発信するのであれば、ターゲット選定からテーマ案、示唆の出し方は・・・などなど、つい考えてしまう自分がいるのですが(また別の固定観念まみれの自分)、あえてそこは今回は考えず!!学んで面白かったこと、もしかしたらいつかどなたかのお役に立つかもしれないこと、、、そんなことをシェアできたらなと思っています。

どうぞよろしくお願いします。


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