#13 プロ野球閉幕後夜'23

まだポストシーズンは終わっていませんが、レギュラーシーズンは今月10日で全日程が終了しました。

パ・リーグ オロソ楽西日
オリックスがぶっちぎりでパ3連覇です。悔しいけど強かった。体力が落ちる夏場にきっちり勝てたか否か、の違いが如実に出たと思います。それにしても山本由伸おそるべし。来年はアメリカへ行ってらっしゃい。観光気分ですぐ帰ってこないように。
ロッテは終盤の特例2023による離脱もありましたが、課題である打撃が結局改善されず、僅差ゆえ毎日のように出てきたリリーフ陣のスタミナ切れを招いてしまいました。
大誤算は途中加入のブロッソー。前準備なしでの起用→不振は結果論として、小パワーでただ当てるだけでは、巧みな投球術を持つNPB投手陣には通用しません。三塁を奪われた安田のモチベーションを下げる副産物まで産んでしまいました。最終戦で見せた安田のホームランは、ブロッソーへのサヨナラを意味していたはずです。
その最終戦相手だった楽天は石井監督が退任し、後任には今江打撃コーチ有力、という報道が出ています。あの今江が監督ですか!?期待のルーキーとしてマリンを沸かせた19歳も今や40歳。月日は確実に流れています。

セ・リーグ 神広De巨ヤ中
これといった補強もなく、昨年のラインナップで阪神が「アレ」してしまいました。人心掌握術といえば巨人原監督が長けていましたが、どんでん岡田監督も負けず劣らずです。打撃陣はかつて外国人頼みで失敗していたのが、大山、佐藤輝、近本、中野など日本人選手が引っ張り、投手陣も先発から抑えまで大崩れしなかったのが大きいでしょう。
中日・・・目も当てられないくらい年々酷くなっています。まさに1990年代の阪神を見ているかのようです。巷のネット界隈でもいろいろ出ていますが、こうなってしまった真の原因は私にはよく分かりません。中継を見る限り、そんなにチーム全体がギスギスしているようにも見えないし、立浪監督も就任当初は積極的に笑顔で選手とコミュニケーションを取っていたのに、一体何がどうなってしまったのか、母校と亡き闘将の悪いところだけを取ってしまったのでしょうか。
ふと思うことがあります。名古屋に4年住んでいただけの、推測でモノを言いますが、中日の選手は、レギュラーから二軍でくすぶっている人まで、名古屋ではスターなんです。それこそオフシーズンはいろんなイベント、テレビ番組、催し物に呼ばれますし、タニマチという名の後援会がたくさんいます。東海地方は野球熱も高く、それでいてNPB球団は中日だけ、戦前からある80年以上歴史があります。地元にどっぷり腰を据えているのです。そんななあなあの雰囲気を、タニマチとの付き合いを良しとしなかったのが落合博満氏です。確かに落合政権下での中日は強かったですが、観客動員が芳しくなく、フロントに切られてしまったのです。
2年連続の最下位ですが、観客動員は200万人を超えており、球団経営は苦しくはないと思います。フロント含めたチーム全体の体質、風土改善が求められますが、排他的土地柄の名古屋では果たしてどうか。長文になりましたが、私は中日のこれからを大いに危惧しております。

振り返れば順位予想、大きく外れてしまいましたね。あくまでも予想ですし、ということで一つよろしくお願いします。

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