#21 馬券予想×メディア
公営競技のライブ配信が盛んです。
競馬歴ン十年ですから、よく見ています。
最近、こんな趣旨のポストをXで見かけました。
(競馬の)馬券は誕生日とか名前の語呂とか楽しみ方は自由だが、予想を披露する、かつ対価を得ている人が、そういう予想を出したとして誰が見たいのか、と。
本当にその通りだと思います。
一応前提を書きます。どういう買い方をするかは確かに自由です。他人の買い方にああだこうだ言うのはナンセンスです。お金を出すのは他人、知ったこっちゃありません。誕生日、語呂、サイン的なもの、何でもいいと思います。
対価を得て予想を披露する、もしかしたら競馬評論家など、競馬関連を業としている人をXの投稿者は言っているのかも知れません。評論家ならば語呂合わせで予想するのは論外です。ライブ配信は俳優、声優、タレントに文化人など、競馬で食べていない方もたくさん出ています。中には初心者もいて、初めてならばどう買っても批判はされないでしょう。
ここからは私の思いを書きます。
ライブ配信に出演している方々は、ほとんどギャラをもらっているはずです。だとすれば。披露した予想を「視聴者の参考になるレベル」で出すべきです。「●●さんの予想に乗ろうかな」と考える人もいることを出演者は意識しておく必要があるのです。「名前の語呂合わせで3連複買います~」さっきも書きましたが、どう買おうが自由です。ひょっとしたら当たる可能性だってありますが、自分にちなんだ馬券予想を配信で見せることは果たして参考になりうるのでしょうか。他人の名前の語呂合わせで買うのなら、自分の名前をもじった方がまだ納得が行きます。ましてや配信番組によっては、収支や回収率が出るものもあります。当たる確率が低い、当てずっぽうな予想をしていては、その成績は推して知るべしです。
初心者ならば、入門という意味で当てずっぽうでもいいでしょうが、あろうことかメインレースで名前で語呂合わせ予想をしている、競馬歴10年以上のタレントさんを思い出しました。今まで競馬の何を見てきたのでしようか。しかもビール飲んで年甲斐もなくワーキャー騒いでいたり、そういうのは配信じゃなく、仲間内だけでやっていただきたいものです。