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子供が居ても、最期は独りよ

みなさん、こんにちは!
ついに2024年の最後の1ヶ月になりましたね。
この1ヶ月で何をしますか?
私は、今年の反省と、やり残したこと、やりたいことをマイペースにやっています。

今回は、『子供がいても、結局最期は独りなんだな』と思ったことを書きたいと思います。

先日、母と電話で話した時のこと。

母「あのね、サチエおばさん、ついに施設に入ったのよ。サチエおばさんの旦那さんも、もう歳だからね、老老介護が大変でね。仕方ないよね。」

私「へ〜、サチエおばちゃん施設にいるんだね。」

サチエおばさんとは、かなり歳の離れた母の姉です。
その旦那さんはサチエおばさんよりさらに年上なのですが、ずっと愛するサチエおばさんを介護していました。
子供(私から見ると従兄弟にあたる)も居るのですが、子供には頼らず自立した老後を過ごしていました。

私「みんな介護が必要になったら施設に入るのか。お祖母ちゃんは幸せだったね。最後まで自分の子供達がみてくれたんだから。」

母「何言ってるの?お祖母ちゃんだって最後は施設だったよ。結局入って3ヶ月で95歳で亡くなったけど。子供がみてたんじゃないよ。」

私「へ?そうだったっけ?記憶が美化されてたわ。笑 子供たちに囲まれて自宅で…、じゃなかったっけ?」

母「いったいいつの時代よ。今時みんな最後は施設だよ。子供だって老人なんだから、介護できないよ。子供がいたって、最期はみんな家族といられないさ。」

私「そっか…。そうなんだ。子供がいても、最期はそうなんだねぇ。」

母「そう。超高齢化社会だしね、子供も高齢者なんだから、昔みたいに嫁が、我が子が、って世話してくれるなんて時代じゃないのよ!だいたいお墓だってもう引き継ぐ人なんてね うんぬんかんぬん …以下省略…」


私は、「子供がいても、サチエおばさんのように施設で暮らす」という事実に、なんだか分からないが勇気づけられた気がした。

私たち夫婦には子供がいない。
そして今、子供がいなくても満足して暮らしている。
だが、今は若いからそう満足できるけれど、いつか自分が年老いて生活も自立できなくなった時、子供がいないことに一抹の不安を感じない訳でもない。
そう。不安を感じない訳でもなかったのだが‼️
サチエおばさんが施設に入った話を聞き、
お祖母ちゃんも最後は施設だった話を聞き、
子供が居ようが今は最期は施設だという母の言葉を聞き、
「なんだ、子供が居ようが居まいが同じじゃん」と勇気付けられてしまったのだ。

誠に不謹慎かもしれないが、勇気づけられたことは事実である。

「子供がいないと老後が寂しいよ」というセリフに会心の一撃で黙らせられる武器を手にしてしまったようだ。

ありがとう、サチエおばさん。
ありがとう、お祖母ちゃん。
ありがとう、お母さん。
わたし、とりあえず貯金はしとくわ。
最期に施設に入れるように。

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スローロリスのひとり言
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