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太鼓リズコネは音ゲーのSpotifyだ

最初に要点だけ言うと、これはリズコネ布教記事です。

スマートフォン向けアプリ「太鼓の達人 RHYTHM CONNECT」(以下、リズコネ)が配信されました。
システム周りが老朽化した「太鼓の達人プラス」の後継と期待されましたが、実際に触れてみると、これは全く異なるコンセプトのアプリだと思いました。

カジュアル路線全振り構成

記事タイトルにもある通り、リズコネはSpotifyやTikTokなどに寄せたユーザ体験をさせようとしています。僕はTikTok触ったことないからわからんけど

なんかそれっぽいUIしてますね

「FREE」タブでは、定期的に入れ替わるピックアップ曲をスワイプしながら選びます。こちらはチケット(後述)の消費なしで遊ぶことができます。
ここで、ユーザが触れたことのない曲に出会い、好きな曲を増やしていこうという狙いがあります。
アプリ起動時のデフォルト画面もここ。

「検索」「マイリスト」タブで、ユーザが自由に好きな曲を選んで遊ぶことができます。こちらはチケット消費。

基本的にこの2点で構成されており、「FREE」→「検索」「マイリスト」という導線になっているのだと思われます。

さて、肝心の演奏ゲームを見てみましょう。

縦画面。


まず、リズコネは従来作にあるノルマゲージの概念がありません
やりこみ要素はスコアのみ。そのスコアも、どんちゃんの着せ替えなどによってボーナスがかかる仕様。明らかに従来とは路線が異なることがわかります。
また、判定も従来より緩いようです。可が広い?
さらに、演奏補助アイテムがあり、それを使うと一定数の不可を可にしてくれます。いわゆるズルコンが可能です。
そしてこれはそもそも最初に述べるべきですが、縦画面でのプレイになります。

曲を遊ぶ際はチケットが必要になります。
購入もできますが、遊んでいれば配布チケットが結構貰えます。
粘着プレイでもしない限りは十分くらいに貰えます。

もう本当にカジュアル特化。
太鼓の達人を遊んだことない人向けにいろいろ考えられています。
縦画面については「普段スマホを縦に持って使うのにわざわざ横にするのは~」的な話をどこかのインタビュー記事で見ました。

一方で、従来作をガチガチにやり込むタイプの人からの不満点は多いでしょう。
無反応も結構あるようです(23/12/7時点、ちなみに設定次第でかなり回避できるようです)
これは正直僕もイラつく。

しかし、このカジュアル路線が正解だと思います。
だって太鼓の達人のメインターゲットはファミリー層です。
ゲーセンどころかショッピングモールにまで筐体が置かれるゲームです。

収録曲数の暴力は何よりも大きい

地味に太鼓の達人に楽曲ジャケットが実装されたことになる


リズコネの特徴のひとつ、それは圧倒的な収録曲数。
その数なんと800曲以上。
スマホ音ゲーどころか家庭用音ゲー全体で見ても随一。

ナムコオリジナル曲については、ない曲を探す方が難しいくらいです。
ほぼ全部あります。
往年から遊んでいる老人ドンだーも満足できるラインナップ。
どれくらいすごいかというと、この画像を見れば伝わる人には伝わると思います。

イカサマパイレーツ、お前生きとったんかワレ!!!

音ゲーで「曲がある」というのは何よりも重要な要素だと僕は考えています。
遊ぶ選択肢は多い方が絶対良い。


暇つぶしにちょこっと遊ぶのに最適な音ゲー

後で公式サイト見たらちゃんとそういうコンセプトって書いてあった

そんなわけで、リズコネはがっつり遊ぶよりも、空いた時間でサクッと遊ぶのに向いています。
僕も通勤の電車の中で遊ぶのが中心になっています。
とにかくカジュアルに、太鼓の達人というコンテンツに触れてもらう、そんなコンセントのアプリだと思います。
音ゲーを触ったことない人も、音ゲーやってるけど太鼓の達人はよく知らない人も、まずはこのアプリで知らない曲にどんどん触れてみましょう。

言い忘れていましたが、広告が結構挟まれます。
メインターゲットのライト層の感覚はわかりませんが、広告の頻度がうざいなーと感じたら、あなたはもうリズコネをもっと遊びたいと思っているはずです。そのときはぜひパスポート(月額1000円)を買いましょう。
そんなの払えるかよとか言ってる人はその腐った消費者根性を叩き直しましょう

それでは良き音ゲーライフを。

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