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延命なんだと実感した
先週の面会後書いてませんでしたね。
月末でバタバタでした。
写真は兄のコレクションの一部、LD(レーザーディスク)です。
兄、頑張ってます。
先週面会に行くと前回より目の焦点は合ってるし見えてる様子で
急に声を発してびっくりしました。言葉にはならないんですけど結構大きな声でした。そして足も揺らして…。
もしかして前回は目もよく見えないし誰か来たようだけど誰なのかわからなかったんでしょう。でも今日はわかったぞ!姉と妹だ!!わかってるぞ!
…と言いたかったのかもしれません。一連のアクションの後穏やかな様子になってうとうとし始めました。伝わったのがわかって安心したのかも?
口は半開きで(面会時はマスクをさせますが)歯がないわけじゃないのに歯がない人のような口つき(って言い方あるのかどうか知らんけど)ですが、1週間前よりしっかりした様子で、点滴もできてるし尿も出ている。
これはまだまだ大丈夫そうだ。
担当医はそう長くないと言ってたけど持ち直してる?尿が出なくなり点滴できなくなるまでは、まだまだ先だと思っていていいんじゃないか?4月の兄の誕生日まで頑張っちゃうかも?誕生日が来てもまだ60代だしね。シニアとしては若いってことが体力があるってことなんでしょうかね。
でも点滴外したら2,3日しか持たないんだよなあ…。
これは延命なんだとようやく実感しました。
これまでは枯れるように徐々に弱っていくのは自然なように思えてましたけどね。
入院してから4ヶ月目に入り、姉は本当にこれで良かったのかとふと考えてしまうようで…あの時救急車を呼ばずに死なせてやったほうが良かったんじゃないか。今の状態で永らえさせて辛い思いをさせてるんじゃないか。と吐露しました。
いやいや、今の兄の状態だけを考えればそうとも言えるかも知れないけど、あのままホームで救急車を呼ばず亡くなられたら、我々は「餓死させた」という後悔を背負っただろうし、ホームの人たちもモヤっとしたままで、あそこで数年暮らした兄のことが黒歴史になってしまってたと思う。
引っ越すという形でホームを出られて正解だったはずだ。片付けに行っていた時心配そうに声をかけてくれた介護士さんたちは、療養病床への転院を聞いて一様に安堵の表情を見せていたから。
兄の気持ちはわからない。
でも話せた頃の兄は、自分は家に帰って以前と変わらぬ暮らしができると根拠のない自信を持ってたし、絶望していなかった。我々が兄の死後の準備をしているのを感じて、死んでたまるか死んでやるもんかと思ってる…と、思いたい。
この日発した声も「ばーかばーか!死んでなんかやらねえよ!」だったと思おう。
末梢点滴で6ヶ月生きた人がいたという話を前の病院で聞きました。その人の年齢がいくつだったのかは知らないけど、兄よ!もう新記録目指しちゃおう!4月の誕生日まで頑張れば6ヶ月を超えるぞ!
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