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オウンドメディアについて
こんにちは。M氏です。
今回の記事ではオウンドメディアについて説明します。
オウンドメディアとは
オウンドメディアとはトリプルメディアと呼ばれるメディアの一つで「自社で保有するメディア」の総称になります。
トリプルメディアはオウンドメディア以外にも広告費を払って掲載できるペイドメディアとTwitterやFacebookなどのソーシャルメディアを指すアーンドメディアがあり、近年のウェブマーケティングではこの3つのメディアを組み合わせて施策を行う事が多くなりました。
オウンドメディアの目的
オウンドメディアの目的は主に2つあります。
1)お役立ちコンテンツでタッチポイントを増やし、製品やサービスの認知度を上げる。
2)製品やサービスの魅力を発信して好きになってもらう。
オウンドメディアの価値について
オウンドメディアの利点は検索エンジンに対応できるストックコンテンツを置いておける事です。
TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアは基本的に常に新しい情報が投稿される為すぐに情報が埋もれてしまいます。
広告出稿も広告を止めてしまえばユーザーの目に触れる事はなくなってしまいます。
オウンドメディアはコンテンツを倉庫のように保管し、保管したコンテンツは検索からきたユーザーにいつでも表示させる事ができます。
オウンドメディアのKPIの考え方について
マーケティング戦略を考える際にほとんどの場合はKGIとKPIを設定すると思います。
オウンドメディアには何かしらのKPIを設定するケースがほとんどです。
例えばある会社のとあるプロジェクトのKGIが前年比の売り上げ10%UPだった場合、自社サイト(オウンドメディア)からどれくらい申し込みの承り獲得、または商品を売らなければいけないかを考え、施策を考える必要があると思います。
その施策の達成率を図るの為に下記の図のようなKPIを設定します。
参考例のご案内
例えば架空の会社で「●●モーター」という会社があったとして、その会社が下記のような事業を展開し自社サイト(オウンドメディア)を運営していたとします。
サイト全体のKPI設定について
まずはサイト全体のKPIを決めます。
自分の経験上、「アクセス数」「読了数」「送客数」の3つはどの案件でも指標として毎月のレポーティングで確認をしていたのでKPIに設定する事をお勧めします。
コンテンツの種別ごと(ページごと)のKPI設定
コンテンツの種別、つまり各ページごとのKPIについては予めページを分類する事が必要になるかと思います。
例えば●●モーターの新車販売を軸にしてコンテンツを種別した場合。下記の図のようになります。
この分類したコンテンツごとにKPIを設定します。
「新車情報のコンテンツ」は①潜在顧客との出会いを目的としている為、検索順位やセッション・PV、自然検索流入などのアクセスに関するものを設定し、②の比較検討や③の購入検討に送客させた数をKPIに設定するのが良いと思います。
「試乗促進コンテンツ」は購買意欲があり試乗を検討している見込み顧客向けのコンテンツになる為、①と同様に検索順位やセッション・PV、自然検索流入などのアクセスに関するものも見つつ、③の承りフォームに送客させた数をKPIに設定するのが良いと思います。
「承りフォーム」に流入したユーザーは試乗予約を申し込む事を前提としたユーザーになる為、セッション数と承り完了数(コンバージョン数)をKPIに設定するのが良いと思います。
上記のようにコンテンツの役割ごとに整理をして各ページでKPI設定を行いオウンドメディアの施策の効果測定を行っていく事をお勧めします。
まとめ
ここまでの説明を簡単にまとめると下記の内容になります。
・「自社で保有するメディア」の総称
・オウンドメディアの目的は製品やサービスの認知度を上げる+好きになってもらう事
・オウンドメディアの利点は検索エンジンに対応できるストックコンテンツを置いておける事
・オウンドメディアのKPIはサイト全体と各ページでわける
・各ページのKPIはコンテンツの役割ごとに整理してKPIを設定する
以上がオウンドメディアの説明になります。
ここまで読んでいただき本当にありがとうございました!
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。