人生初めての手術 : 角膜クロスリンキング
今日は、人生初めての手術をします。
3年ほど眼科に通院しながら、目の状態を経過観測してきましたが、円錐角膜という、乱視が進行が見られました。そこで、乱視の進行を止める”角膜クロスリンキング”という手術をします。
残念ながら、目が良くなる訳ではありません。
普段から仕事で病院のオペ室に出入りしているのに、自分が手術をすることになるとは・・・入院などはなく2時間後に帰れるものの、本当に手術すべきなのか、他に選択肢がないのか、だとするとどこでどのタイミングでやるべきかなどを真剣に考えました。
病院で働いているからから
オペの相談を受けることが多く、
いかにバイアスのかからない情報にリーチできるかが大事か、それができる人は世の中に少ないように感じます。
もし、自分や家族に何かあったときにどのように向き合い、どのように情報を整理し、意思決定をするか、その参考と自分の記録としてここに記したいと思います。
円錐角膜とは・・・通常の角膜はドーム状のようにつるんとしているが、この角膜が薄くなることにより、中央部が変形してくることにより、角膜が歪んでしまい、乱視が強くなることを指す
原因・・・原因不明。10~20代の若い人に見られる疾患だが、私は38歳。アトピー性皮膚炎があるため(見た目ではわからないですが)、目を擦る癖があり、私の場合はそれが原因だと思われる
手術をしないとどうなるか?・・・これ以上進行をしてしまうと、そもそも進行を止める手術ができなくなり、角膜移植や、専用のハードコンタクトレンズを使うことになる可能性が高くなる。色々な眼科医にヒアリングをしたが、進行を止められるなら、進行を止めるのが望ましい。
手術・・・角膜クロスリンキングは、角膜に紫外線を当てて、角膜を硬化させることによって円錐角膜の進行を抑え、重症化を防ぐ手術。手術は自由診療。片目で25万円。保険適用なし。厚生労働省で認可が下りていないものの、FDA(米国)などで認証が取れており、治療成績もきちんとある。国内医の名医は加藤直子先生なので慶応大学への紹介状を書いてもらい、訪問した。自由診療なのもあり、手術方法もいくつかあり、痛みがあるものの、安全性と有効性が証明されている治療成績がきちんとあるエピオフ法で行う。某病院で進められた治療法は治療実績が乏しい方の手術だった。きちんと実績のある先生を見つけてアポイントするのが一番であるとの眼科医からのコメントもあり、そのようにした。手術時間は2時間程度だが、その後の痛みは人それぞれ。
この疾患に関心がなければ、不要であると思いますが、家族への共有や、自分の意思決定として、詳細を自分なりにリサーチしたので以下に共有します。(抜粋版)