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最高にブレアウィッチ(佐久間宣行のオールナイトニッポン0リスナー超感謝祭2024新時代)

皆さんこんにちは。

10月27日、横浜アリーナにて『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』の番組イベント『佐久間宣行のオールナイトニッポン0リスナー超感謝祭2024新時代』が行われた。


佐久間宣行のオールナイトニッポン0

『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』は、ニッポン放送にて、毎週水曜日の27時から放送されている番組で、今年で6年目を迎えた。

2019年の放送開始当時はテレビ東京の局員だった佐久間さん。しかし2021年度をもって退社し、今ではフリーでプロデューサーをやられている佐久間さんが送る『ドリームエンタメ脱サラジオ』である。

そもそも、この10月27日。
横浜市内では、ありとあらゆるイベントが行われていた。

横浜市内:横浜マラソン
Kアリーナ横浜:Mr.Children
ぴあアリーナMM:ゆず
神奈川県民ホール 大ホール:吉川晃司
KT Zepp Yokohama:生田斗真
横浜スタジアム:SMBC日本シリーズ
横浜アリーナ:佐久間宣行のオールナイトニッポン0

この日の横浜市内は、ほぼ全てのライブ会場でイベントが行われおり、そこに横浜マラソンと、プロ野球日本シリーズが行われることとなり、かなりの混雑が予想された。

ブレアウィッチ

今回、このイベントを取り扱う上で、重要となるワードが「ブレアウィッチ」である。

そもそも、この番組における「ブレアウィッチ」とは、1999年にアメリカで公開されたホラー映画『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』のこと。

転じて、怖いことの例えとして、番組内では使われるようになっていった。

ブレアウィッチなイベント

前日、出張先から戻ってきた中の人。1ヶ月半ぶりに自宅のベッドで寝た際には、あまりの快適さに、寝たと思ったら一瞬で朝が来たような感覚になった。

チュロス型ペンライト、通称「チュロペン」を手に入れるために、朝早くから横浜アリーナへ向かう。

昼食後、衆議院議員総選挙の投票に向かうため、一旦会場を離脱。
投票を終えて会場に戻ると、既に時刻は開場時刻間近となっていた。

入場し、チュロスを買おうとするも、あまりにも長蛇の列に、断念せざるを得なかった。

ニッポン放送の東島衣里アナウンサーの影ナレの後、場内が暗転。
すると、映画『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』の予告編のパロディが流れる。
10月24日放送回にて、『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』の予告編を予習して欲しいと語っていた佐久間宣行さん。
冒頭のVTRが進む度に、佐久間さんの再現度の高さと迫真の演技に、会場からは笑いが起きていた。
そして、中島みゆきさんの『銀の龍の背に乗って』がバックで流れる中、白衣を着た佐久間宣行さんが、自転車で移動をするという、ドラマ『Dr.コトー診療所』のパロディVTRでも笑いが起きる。

タイトルコールの後、番組テーマソングであるAviciiの『Waiting For Love』をBGMに、白衣を着た佐久間宣行さんが、自転車に乗って登場する。
そして『Dr.コトー診療所』ならぬ『Dr.サク診療所』をコンセプトにしている事が語られた後、番組内で縦軸になりかけた「完売御礼」の宣言をし、会場は盛り上がる。

オープニングの後のフリートークパート。
ここでは、佐久間さんが出会った、業界内でも"ブレアウィッチ"な人のエピソードを紹介。
このイベントのみでしか話せないエピソードに、佐久間さん本人からは「レポ禁」を命じられたが、フリートークに出てきた人のそのどれもがブレアウィッチであり、その中でも、一番最後に紹介した、番組ディレクターを担当する齋藤修さんのエピソードは、面白さよりも恐怖が勝ってしまった。

幕間には、番組サブ作家のチェ・ひろしこと関口勇斗さんが、始めてパチンコを打つ佐久間さんにあれこれ教える様子を映したVTRが放映。
「パチンコは負けない」と、番組内でも豪語していた関口さんのやり方と、それに激しく困惑する佐久間さんとの対比で、会場内は笑いが起きていた。

その後、番組名物コーナーである「カンペ!」を、センターステージの回転椅子で行うも、椅子を回転させず、
コーナー内で、「横浜アリーナ」を「横浜ヤリイカ」に変えてもバレないのではないかという"横浜ヤリイカチャレンジ"を敢行。
バレバレとなったものの、佐久間さん本人は「横浜アリイカ」と言ってしまっていた模様。

その後、1人目のゲストである、キングコング・西野亮廣さんをステージに迎える。
『ゴッドタン』などでの思い出が語られた後、お悩み相談に対してどちらがより良いアドバイスができるかを争う「カリスマ対決」が行われた。
結果、対決というコーナーだったものの、それぞれのアドバイスが良く、対決ではなくなった。

暗転後、東島アナウンサーの一言で、とある名物ゲームが始まる。

みんな〜、チュロ上げゲームの時間だよ〜!

この「チュロ上げゲーム」。
2021年に行われた番組イベント『佐久間宣行のオールナイトニッポン0 リスナー大感謝祭2021 ~freedom fanfare~』から行われた名物ゲームであり、旗揚げゲームの要領で、片手に持ったチュロスを、指示役の指示通りに上げたり下げたり、さらには食べたり見つめたりするゲームである。
佐久間さんと、先程ゲスト出演した西野亮廣さんがゲームに挑み、観客は、このイベントのために作られた「チュロスペンライト」を片手に、このゲームに参加する。
Level3までクリアした後、ゲーム『スマッシュブラザーズ』の緊急参戦VTRの如く、渡部建さんの挑戦が発表された。
スタンド席にいる渡部さんと共に、Level1からLevel5まで、チュロ上げゲームを敢行。
今までのチュロ上げゲームから「チュロくんくん」「チュロ睨む」が追加され、さらにカオスを極めた。
チュロ上げゲームをやっている間、困惑しながらゲームを進める西野さんと渡部さんとは裏腹に、身体をピクピクさせ、目をバッキバキにしながら、なんとかゲームを進めていた佐久間さん。しかも「チュロ食べて」の一口もかなり大きく、ゲームが終わる頃には、約40センチほどのチュロスが、持ち手部分の紙にまで到達するほど短くなっていた。以前に行われた『リスナー大感謝祭2021 ~freedom fanfare~』後の放送で明かされた「ピク爺」や、リアクションで送られてきた「ピク間宣行」の名前が似合ってしまうほどには、フェイントに惑わされていた。

その後、番組の名物コーナーである「企画書は"甘い"ラブレター」を行う。
毎週、お題に沿った番組企画案をリスナーから募集するコーナーだったが、今回のイベントに合わせ、テーマは「横浜アリーナ」とされた。

送られてきた企画のひとつに、そのイベントに一番遠くから来ている人に密着する『三重、ついて行っていいですか』があった。
その時に、驚くことに台湾から来られている人がおり、それも相まって、ベスト企画メールに選ばれていた。

その後、2人目のゲストである、アンジャッシュ・渡部建さんをステージに迎えると、「グルメ闇取引」のコーナーが行われる。

このコーナーは、渡部建さんがゲスト出演した際に、それぞれが行った美味しい店を、店名を隠しながら教え合うというもので、「リスナー公安」という人たちが、その数少ないヒントを元に、店を特定しようとする企画。

最初に、渡部建さんが紹介したお店について、会場内で正解が分かった方を募ると、センター席から手が挙がった。そして、その方がステージ上に招かれ、店の名前を渡部建さんに耳打ち。すると、見事に正解。
数少ないヒントながら、見事に摘発したリスナー公安の方の凄さに、会場からは割れんばかりの拍手が巻き起こった。

幕間に、佐久間宣行さんが催眠術をかけられる様子を映したVTRが流される。
以前、番組内では、催眠術に対してこのように語っていた。

催眠術をずっと信じていなかった。自分が人生の主人公だと思っている人が(催眠術に)かかっている。オレ、かかんない自信あるよ。シャバくないですから

https://www.oricon.co.jp/news/2351518/full/

これを受け、番組側は以下の4パターンの催眠術を用意した。

・カフが上がらなくなる
・タイトルコールが出来なくなる
・ネコになる
・「テレビプロデューサーの佐久間宣行でした」を「テレビ東京の佐久間宣行でした」と言ってしまう

番組内では、催眠術にかかったらシャバいなどと豪語していた佐久間さんだが、あっさりと全ての催眠術にかかり、「シャバい」という判定を受けた。
しかも、ネコになる催眠をかけられた佐久間さんの口から出た「ニャ」に、会場中はその可愛さに悶えた。

VTR後「いや違うんだよ」という言葉に続いて弁明を図ろうとするも、分厚い言い訳は生放送でさせて欲しいとのこと。

「長めのフリートーク」という前振りの後、佐久間さんの大学同期とのエピソードトークに移る。
笑いあり、時折感動ありのフリートークに、心が動かされた。

Adoさんの『新時代』をBGMに、エンディングパートへと移る。

48のおじさんが話した話を聞いてくださっている方がこんなにいると思っているだけで、(この番組を)やってきた甲斐があるし、生きてきた甲斐があります。
こういう2時間、3時間があるから、生きていけるんだなと思っています。
今日は僕にとって、生きててよかったなという2時間、3時間でした。

このような話があっただけで『佐久間宣行ANN0』のリスナーで良かったと思うことができた。

そして、ゲスト出演した西野亮廣さんと渡部建さんをステージに招き、会場全体での記念撮影。

その後、中島みゆきさんの『銀の龍の背に乗って』が流れ出したと思えば、自転車で場内を一周するとのこと。
しかし、その自転車はフロートの上に固定されており、その側面には銀の龍が描かれ、まさに「銀の龍の背に乗って」、佐久間さんは場内を一周することとなった。そして、これまでは写真撮影NGだったものの、このパートの写真撮影が解禁された。

場内を一周している間、佐久間さんはサインボールを投げながら、このようなカンペを出していた。

・妻は見にきてません
・今日、打ち上げないらしいです 予想通りです
・明日、朝9時テレ東で会議です
・このあと ひとり焼肉いきます 楽しみ!
・制作に口出さないと決めたら このトロッコにのせられてました
・僕まだバラエティの鬼才って言っていいですよね?
・ラジオやっててよかったです

このイベントが終わっても、その打ち上げが無いこと。そこから、佐久間さん自身が一人焼肉に行くことなどが、カンペには書かれていた。
その証拠に、10月30日放送回にて、このような発言があった。

これ衝撃なんですけど、ちゃんと打ち上げは無かったんですよ

https://open.spotify.com/episode/7l6tsPOEIP3wO4Dp6F7qdL?si=0lSL555fS9GZ-4UBgULJQQ

さらに、翌日の9時から、テレビ東京にて会議があるとの事だったが、佐久間さんが手掛けるテレビ番組『ゴッドタン』の企画「マジ歌選手権」の会議であることが、後日YouTubeに投稿された動画にて明うらかとなった。
ちなみに余談だが、テレビ東京の名物キャップであり、国民民主党幹事長の榛葉賀津也氏が会いたがっていたという篠原裕明記者は、入社当時の上司が佐久間宣行さんであり『ゴッドタン』立ち上げ時のADだったという。

またさらに、このイベントの制作に口を出さないと言ったら、銀の龍の背に乗せられたというが、そもそもイベントの内容自体、直前まで知らされていなかった。
イベント冒頭の『Dr.コトー診療所』のパロディVTRは、イベント本番の1週間前に撮影されたというが、その時点でも内容は知らされていないという、『水曜どうでしょう』の大泉洋さんのように感じられた。

場内一周を終えるときに出した「ラジオやっててよかったです」というカンペ。これには、中の人はもちろん、会場に詰めかけたリスナー全員が感動した。

そして、番組の締めの言葉である「野郎ども、港に別れを告げろヨーソロー!」という呼びかけの後、リスナー全員で「ヨーソロー!」と叫び、無事に「テレビプロデューサーの佐久間宣行でした」と挨拶をし、このイベントは幕を下ろした。


終演後、友人と打ち上げのため、横浜アリーナ周辺の中華料理屋になだれ込む。

そこで起きたことは、飲み会の参加者の誰もがブレアウィッチであるように感じたが、何が起きたかは、読者の皆さんそれぞれの想像に任せたい。

まとめ

3回目を迎えた『佐久間宣行ANN0』の番組イベント。
チュロ上げゲームや通常回で行われているコーナーなど、イベントによって更に楽しさが増幅していた。

そして、このイベントを通して、佐久間さんの話す内容、そして『佐久間宣行ANN0』が、中の人の生活に彩りを加えていること、そして、日々生きる糧になっていることを実感した。

今後も、佐久間さんのラジオを聞き、それを糧に、今後生きていきたいと思うことができた。


野郎ども、港に別れを告げろヨーソロー!

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