見出し画像

止まらない思い出

皆さんこんにちは。

1月25日から27日の3日間、ぴあアリーナMMにおいて、乃木坂46の34thシングルアンダーライブが行われた。

2022年の29thアンダーライブ以来、約2年ぶりのこの会場。
チケットは争奪戦と化し、一般販売も、2日目および3日目は即完売という人気っぷり。

今回、中の人は2日目に現地参戦。そして、千秋楽を配信で観ることに。
この記事では、中の人が参戦した2日目の様子を主に書いていく。

Day2

この2日目が、中の人が参戦することができた唯一の公演であり、中の人にとって、2024年になって初めてのライブ参戦となった。

そして、今回の公演は、友人であり、noteに記事を投稿しているゲーフラさんとの連番。
チケットが当選した瞬間、ゲーフラさんからは、これでもかという感謝のDMが到着したと同時に、お互い良い記事が書ければと誓った。

▲連番相手(ゲーフラさん)の記事となります


前日までの通勤車内にて、アンダー楽曲を聞き漁った後、迎えた当日。
割と遅めの開演時間だったため、ゆっくりと会場に向かい、友人と合流する。
そして、生写真を購入しようと、販売ブースに行ったものの、なんと列はできておらず、待ち時間1分であっさり購入できてしまった。

その後、友人のもとに戻り、途中で5期生推しの集合写真に参加しながら時間を待つ。

入場し、着席をするものの、アリーナDブロックという座席に、思わず圧倒される。

この日の影ナレは、矢久保美緒さんと吉田綾乃クリスティーさん。
矢久保美緒さんが「ママ」と慕う吉田綾乃クリスティーさんとのコンビに、会場は少し癒しムードに包まれた。

Overtureが流れ、いよいよ開演の時を迎える。

初日には無かったという、座長・中西アルノさんの煽りの下、『マシンガンレイン』で幕を開けた。
この曲だが、11月から12月にかけて行われたライブ『新参者』にて、中西アルノさんが、ドラムを披露した楽曲でもあり、当時のことを思い出したと同時に、初っ端から大いに盛り上がった。

そして、『自惚れビーチ』での小川彩さんのパフォーマンスに惚れ、『口ほどにもないKISS』と続き、清宮レイさんセンターでの『生まれたままで』。これほどまでに、この曲に似合うメンバーが見つかったと思わされた。

その後、メンバーより大きいのではないかと思うほどのサイズの旗を持ち、パワフルなパフォーマンスが始まる。
そして、その旗を持ったまま、松尾美佑さんセンターで『錆びたコンパス』が始まった。
この曲で魅せる、松尾美佑さんのパフォーマンスから、覇王色のオーラを感じ、思わず感嘆の声が漏れた。

その後、手に持っていた旗を置き、ダンストラックの後、『さざ波は戻らない』がスタート。
先日活動を再開した、林瑠奈さんのパフォーマンスを観ることができ、乃木坂46に戻って来てくれたこと、そして、緊張の中でも、最高のパフォーマンスをしてくれたことに、最大の拍手を送りたい。

そして、『ここにいる理由』がスタート。
序盤からフルスロットルと言わんばかりに、会場の温度を上げにかかる。

ここからはユニットコーナー。
昨年12月の乃木坂配信中にて決定した「新春おみくじユニット」による披露だった。
乃木坂配信中のYouTube Shortにて、それぞれどの楽曲を披露するか、匂わせる動画が投稿されていた。

最初に登場したのは、奥田いろはさん・佐藤璃果さん・林瑠奈さん・矢久保美緒さん・吉田綾乃クリスティーさんによるユニット「ぴんくちゃん」。
このユニットのメンバーに共通して、サイリウムカラーにピンクが入っていることから命名された。

このユニットにより披露されたのは『やさしさとは』。
Aメロ最初の部分を林瑠奈さんが歌い、そこからそれぞれのメンバーが歌う演出。
乃木坂46の中でも、高い歌唱力を持つ林瑠奈さんの歌声。その素敵な歌声に、会場は聞き惚れてしまった。

小川彩さん・佐藤楓さん・中西アルノさん・松尾美佑さんのユニット『なんでもやさん』は、『心のモノローグ』を披露。
実は、中の人がこの曲の披露を観たのは、2020年の4期生ライブ以来。
しかも、遠藤さくらさんと早川聖来さんによる披露だったことも相まって、その時の光景が蘇ってきた。
そして、披露している4人全員の艶やかさで、ユニット名が「なんでもやさん」たる所以を感じた。

そして、伊藤理々杏さん・岡本姫奈さん・阪口珠美さん・清宮レイさん・中村麗乃さんによる『優柔不断なプリンセス』によって披露されたのは、『君に贈る花がない』。
乃木坂46のメンバーが出演しているラジオ番組「らじらー!サンデー」発のユニット「サンクエトワール」による曲だが、この曲のタイトルが発表された瞬間、中の人は驚きを隠すことができなかった。

そして、エモーショナルなムードから一転、全員が登場し『ハウス!』を昼。
ぴあアリーナでの公演史上初めて、トロッコが登場し、奥田いろはさん、清宮レイさん、中西アルノさん、吉田綾乃クリスティーさんの4人が、トロッコに乗って、会場を巡った。

その後、MCを挟んで行われたのは、バーのセットで、癒し系美人マスターに扮した吉田綾乃クリスティーさんに、お悩みを相談するコーナー。
2日目は、小川彩さんと中西アルノさんが訪問。そこで、小川彩さんが「ハイボールください」と衝撃の注文。
「ちょっと言ってみたかったので」という、なんともかわいらしい理由だったが、これには会場も驚いたどころか、終演後のTwitterタイムライン上でも、困惑した書き込みが数多く散見された。
そんな二人の悩みだが、中西アルノさんからの「失くしものが凄い」という相談に、マスターは「名前・住所・電話番号を記入し、失くしたらやばいと本能的に思わせる」と回答。
小川彩さんからの「常に食べ物のことを考えてしまう」という相談には、「ライブが終わったら、一緒にご飯に行こう!」と、小川彩さんを愛でる、非常に微笑ましい場面もあった。

そして、このコーナーに合うような選曲をという事で、ジャズ風にアレンジされた『三角の空き地』と『涙がまだ悲しみだった頃』を披露。
歌唱メンバーには、伊藤理々杏さん、小川彩さん、奥田いろはさん、中西アルノさん、中村麗乃さん、林瑠奈さん、吉田綾乃クリスティーさんという、歌唱力には非常に定評があるメンバーを固めてきた。
特に『涙がまだ悲しみだった頃』は、帝劇女優・中村麗乃さんの、舞台で培われてきた表現力が遺憾なく発揮され、会場を圧倒させていた。

そして、マスターの吉田綾乃クリスティーさんが、売上金と「大事なもの」を箱に仕舞い、店を閉めた。

その直後、仮面姿の怪盗団が登場し、ダンストラックを披露。
特に、清宮レイさんの入り込み方は半端ではなく、その後のMCで話題になったほどである。
そして、着けていた仮面を外したと思えば、『My rule』を披露。
コップを持った演出もとても良かったが、曲の最後に、前述の箱を発見した怪盗団。
ふたを開けてみると、その中の「大事なもの」に驚いた様子を見せた。

そこから間髪入れずに、店の警報音が鳴ったと思えば、『Under's Love』の衣装に身を包み、ステッキを持って『Hard to say』を披露。
乃木坂46の楽曲の可能性を、さらに広げるパフォーマンスだった。

その後、スモークの中からドラムが登場した。
小川彩さん、中西アルノさん、松尾美佑さんによる、トリプルドラムのセッションが行われ、会場を驚かせる。
『新参者』にてドラムを披露していた中西アルノさん。『乃木坂工事中』にてエアードラムを披露した小川彩さん。未経験ながら、経験者の2人と遜色ないまでのクオリティに仕上げた松尾美佑さん。フロント3人が、それぞれのパフォーマンスを見せ、会場を惹きつけた。

そこから、トリプルドラムの演奏の下『Under’s Love』を披露。
曲への入り方といい、ドラムの下でのパフォーマンスと言い、何もかもが良いと感じることができた。

その後のMCパートにて、件の箱を開封。
中からは、オーディション当時の阪口珠美さんの写真が。この時のあどけなさに、成長を思わず感じさせられた。

本編も終盤に差し掛かったところで、『Actually…』を披露。
イントロがかかった瞬間の、会場の驚きと盛り上がりは。半端ではなく、「アンダーライブでこれが観られるのか」と興奮。
Cメロでの、中西アルノさんの咆哮。何度もこれを聞いてきたはずなのに、いつ聞いても鳥肌が立つほど、この咆哮は凄まじいものだと思い、感動した。

その後、2年前にぴあアリーナで行われた、29thアンダーライブのメイン『届かなくたって・・・』を披露。
29thの表題とアンダー曲の流れ。そして、この場所でこの曲のパフォーマンスが観られたことの価値は非常に大きく、中の人が初めて参戦した時の様子と重ね合わせてしまった。
そこから2年が経ったが、赤一面の客席に、進化したパフォーマンス。
この場所に「戻ってきた」ことの、大きな価値を感じた。

そして、前作の『踏んでしまった』。
前回の横アリ3Daysを全通した中の人。そこからの進化と、この曲の盛り上がりを実感し、アンダーライブの熱を実感することができた。

その後の『悪い成分』。
初めて、生でパフォーマンスを観た中の人だったが、中村麗乃さんのパフォーマンスを観て、歌声の凄さと、パフォーマンス力の高さを、改めて実感した。

そこからの、小川彩さんセンターでの『日常』。
この曲が流れてしまえば、たちまち会場のボルテージは最高潮に達してしまう。
周囲のコールも、これまで以上に熱を帯びたものになり、「これぞアンダーライブ」と思わせられるような、とても熱いパフォーマンスだった。

座長・中西アルノさんの挨拶の後、『思い出が止まらなくなる』を披露。
この曲の持ち味である明るさで会場を包み込み、本編は終わりを告げた。

アンコールが始まり、聞こえてきたのは『誰よりそばにいたい』。
32thアンダーライブぶりの披露であり、初めて生で披露を観た中の人だったが、手元は自動的に紫×オレンジに変えていた。
ラスサビの、中西アルノさんのソロパートからの合唱、とても素敵なパフォーマンスだった。

そこから一転、『ロマンスのスタート』と『ダンケシェーン』にて、アンコールの盛り上がりを感じた。

その後のMCパートでは、佐藤楓さんにマイクが渡った。
そこでは、自身が座長を務めた29thSGアンダラのことに触れ、『届かなくたって…』での赤一色の観客席を見て、当時のことを思い出したという。

そして、『乃木坂の詩』で、メンバー・観客が一体となって合唱やサイリウムの振りをやり、2日目のライブは終演した。

最高のライブでした
ラ後の呑

セットリスト

影ナレ:矢久保・吉田

M00.Overture
M01.マシンガンレイン
M02.自惚れビーチ
M03.口ほどにもないKISS
M04.生まれたままで
フラッグパフォーマンス
M05.錆びたコンパス(フラッグVer.)
ダンストラック①
M06.さざ波は戻らない
M07.ここにいる理由

MC1

(おみくじユニットコーナー)
M08.やさしさとは(ぴんくちゃん)
M09.心のモノローグ(なんでもやさん)
M10.君に贈る花がない(優柔不断なプリンセス)

M11.ハウス!

MC2

「BAR吉田」
M12.三角の空き地(JAZZ Ver.)
M13.涙がまだ悲しみだった頃(JAZZ Ver.)

ダンストラック
M14.My rule
M15.Hard to say(ステッキVer.)

ドラムセッション(小川・中西・松尾)
M16.Under’s Love

MC3

M17.Actually…
M18.届かなくたって…
M19.踏んでしまった
M20.悪い成分
M21.日常
座長挨拶
M22.思い出が止まらなくなる


EN1.誰よりそばにいたい
EN2.ロマンスのスタート
EN3.ダンケシェーン

MC4

EN4.乃木坂の詩


翌日談

翌日の千秋楽は、友人で集まって、配信という最前列(CV:黒見明香さん)にて観ようということになった。

友人数名と合流し、昼食を食べようと入った「かおたん」にて、店員の方からバナナマン関係の何かがあるかと聞かれてしまう。
それもそのはず。図らずも、中の人含め、その時かおたんに入店した4人全員が、バナナマンのライブで販売される「バ帽」を被っていたのである。

そして、配信会場に移動し、時間までに準備を整える。

ユニットコーナーを迎え、どの曲を披露するか、自然と期待が高まる。

優柔不断なプリンセスが披露『全部 夢のまま』は、全体ライブでも盛り上がる楽曲。
ユニットコーナーで膨らむ会場の期待に、パフォーマンスで応えていく。

そして、ぴんくちゃんが披露した楽曲は、まさかの『大嫌いなはずだった』。
YouTube Shortにて、「あの先輩の楽曲をやる」という匂わせはあったものの、この選曲に、配信会場で観ていた数名が号泣。
オリジナルでは、HoneyWorksによる楽曲を、さゆりんご軍団と真夏さんリスペクト軍団がカバーしているが、前回披露された『秋元真夏卒業コンサート』の際も、会場でも配信でもどよめきが起こった。
そして、この楽曲を披露した際の衣装にも、各メンバーの愛が詰まっており、それも相まって、この34thアンダーライブ最大のハイライトと言っても過言ではない。

『大嫌いなはずだった』衣装

矢久保美緒さん→寺田蘭世さん
奥田いろはさん→佐々木琴子さん
林瑠奈さん→中田花奈さん
吉田綾乃クリスティーさん→秋元真夏さん
佐藤璃果さん→花冠:鈴木絢音さん/衣装:渡辺みり愛さん

そして、ユニットコーナーの最後を飾ったなんでもやさんは、『遠回りの愛情』を披露。
ライブであまり披露する機会のない曲だが、1日目の『まあいいか?』でかわいいに振り切ったと思えば、2日目には『心のモノローグ』でのダンスパフォーマンス。そして、この『遠回りの愛情』では、小川彩さんと中西アルノさんが歌い、その前で佐藤楓さんと松尾美佑さんのしなやかなダンスパフォーマンス。これぞ「なんでもやさん」というユニット名にちなんだ、高いパフォーマンス力を遺憾なく発揮した。

アンコール終了後、会場の音声で聞こえる、一糸乱れぬダブルアンコール。
その会場の頑張りが報われたように『思い出が止まらなくなる』にて三度登場。
この曲のイントロのメロディーが、ここまで3公演を完走しようとしているメンバーに対してのねぎらいのようにも聞こえ、感動した。
そして、パフォーマンス終了後、全力を出し尽くしたと言わんばかりの様子でマイクを手にする。
そして、マイクを外し、全員で「ありがとうございました!」とカーテンコール。
会場から、割れんばかりの拍手が巻き起こり、アンダーライブ3公演は大団円となった。

雑感

今回、2作連続でアンダーライブに参加した中の人。
そして、中の人が初めて参加した29thアンダーライブと同じ会場で行うという、中の人にとっては、少し特別なライブとなった。

このアンダーライブ。シングルごとに、それぞれの楽曲をアレンジして披露しているが、今回のアンダーライブでも、それを実感した曲がある。
本編冒頭にて、フラッグパフォーマンスを行った『錆びたコンパス』に、「BAR吉田」内で、ジャズ風にアレンジされた『三角の空き地』と『涙がまだ悲しみだった頃』。その後、ステッキを持ったパフォーマンスを行った『Hard to say』の4曲。
今後も、このようなアレンジをもっとやって欲しいと思うし、特に『三角の空き地』と『涙がまだ悲しみだった頃』の2曲については、アレンジした音源を公開してほしいと思った。

千秋楽本編にて『思い出が止まらなくなる』を披露した後に、中西アルノさんが言った『私たちは、選ばれてここに立っています』という言葉。
このぴあアリーナの地で、選ばれし精鋭13人と共に完走し、座長として、このアンダーライブを成功させようと、並々ならぬ思いでいたに違いない。

先にも書いたが、千秋楽のダブルアンコールで披露された『思い出が止まらなくなる』。
本編で披露されていた時とは異なり、3公演を完走しようとしているメンバーに対しての、労いの曲のようにも感じることができた。

そして、今回の34thアンダーライブが初のアンダラだという岡本姫奈さん。
2日目のMCにて伊藤理々杏さんも言っていたが、振りを入れる楽曲も多く、とてもでは言い表せられないくらいの大変さを実感したが、ひたむきに努力したパフォーマンスに、バレエで培ったしなやかな身体の使い方で、ひときわ目を引くパフォーマンスをしていた。
今後も、岡本姫奈さんのパフォーマンスに、より一層注目していきたい。

中の人は、アンダーライブが好きだと思ったと同時に、今後もアンダーライブを絶対見たいと思った。
そして、選抜・アンダー関係なく、乃木坂46が好きであることを実感し、これからの乃木坂46がとても楽しみだと感じた。

最後に、今回のライブにて、会場で会ってくださった方、配信会にてご一緒した方、飲み会でご一緒した方、そして、2日目に連番してくださったゲーフラさんには、この場を借りて、心より感謝申し上げたい。



じゃ、また。

いいなと思ったら応援しよう!