【MSGEX】「CHRONICLE Vol.Ⅴ」全曲解説②

こんにちは!「MSGEX」のGAKUです!

前回に引き続き、10/31(日)頒布の新譜「CHRONICLE Vol.Ⅴ」全曲解説②をお届けします♫早速行きましょう!

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04. 薄紅-origin :1.11- [1996]
Words: Atsuko Ishikawa / Music: GAKU

この曲についてはエピソードがあり過ぎて、これだけで一つの記事が書けてしまうため、今回は触りだけにしておきます😅

一つお伝えしておくとすれば、この曲は僕が初めて仕事として楽曲制作依頼を受け、制作した楽曲です!残念ながら仕事の話自体は諸々の事情で流れてしまいましたが、オーダーに沿って制作し、それを企業様より評価して頂くという、現在の音楽関連の仕事に繋がるありがたい経験をさせていただきました♫

アレンジはほぼ当時のままですが、当時はシンセだけで制作したため、今回ギターが加わったことでより音楽的にグレードアップされました!

なお、ギターソロについては、佐藤さんと会話してる中で、

小室(哲哉/TM NETWORK)さんが松本(孝弘/B'z)さんにオーダーしたがスケジュールの調整がつかず、松本さんが代わりに過去にB'zで共演経験のあるスティーブ・ヴァイを紹介した

という謎のバックグラウンドストーリーを前提に、こんなポップな曲にあえてヴァイ的変態ギターソロがぶっ込まれました!😆

最初、佐藤さんにアドリブで弾いてもらったフレーズをベースに、構成変更やフレーズ検討・調整は2人で一緒に行ったのですが、「この曲をしてアナタは何故そこまで弾きまくりたいのですか?」と突っ込まざるを得ない見事な変態っぷりがツボにハマってしまい、スタジオで笑い転げてましたwww

そしてボーカルはえみぴ(仮名)ちゃん。まあわかる方にはバレバレですが、某ベテラン声優さんです!お子さまがいる方で彼女の声を聴いたことがないという方は、テレビを全く見せない見ていない、という家庭を除けば、恐らくいないかと思います!

所属されている声優事務所様と調整いただいた結果、この表記を前提にご参加いただけることになりました♫

えみぴちゃんご本人とも以前からこの曲を一緒にやってみたいと話してたので、「CHRONICLE Vol.Ⅰ」で実現できた時はとても嬉しかったです!今回は当時のボーカルトラックを用いて制作しています😊

通っていた学校からの卒業、そして、大好きだった人からの卒業。酸いも甘いも含めて平和だった、幸せだった学生時代。あの頃の僕らには、その先にどのような未来が待ち受けているのか、知る由もなかった・・・。エヴァ「破」前半あたりの雰囲気に近いイメージです。


05. Step to Jump!! [1995]
Words: Atsuko Ishikawa / Music: GAKU

4曲目でアルバムの1stセクションが終了し、5曲目からは2ndセクションが始まります!

こちらも曰く付きの1995年の楽曲ですが、学生生活をテーマにした明るいデジタルポップです♪

実は9月頭の時点で、本作は全12曲収録の予定でした。ですが、収録曲順を検討する中で何か足りないと感じたため、オケまでは完成したものの「Vol.Ⅳ」「Vol.Ⅴ」の選曲からは一旦漏れていた数曲の中から検討を重ねた結果、1995年制作の親和性も含めて再度この曲をピックアップしました!

ボーカルは、本作が初のコラボとなる智子さん!

智子さん、以前は「TOMO」名義でスマホゲーム「陰陽師本格幻想RPG」の関連楽曲等を歌われていました♫今年の夏頃に「智子」名義に変更され、ライブ活動等を行われています!

今回、後述する件でバラードの収録に困っていたところ、縁あってご紹介いただき、本作より新たにボーカリストとしてご参加いただくことになりました!そして本楽曲の追加収録にも快諾いただきました!

収録にあたり楽曲に追加したのが、冒頭のシナリオパート。iPhoneの目覚ましアラーム音がけたたましく鳴るところから始まります。

イメージとしては、「薄紅」が春、卒業をイメージした楽曲なので、それに続く形で入学式を終え、新しい学校生活にもある程度慣れてきたが故に、緊張が緩み朝寝坊してしまった、そんな女の子の朝、起床のシーンです。

智子さんにボーカル収録依頼と併せて「曲の冒頭に短いセリフ的なものを入れてもらいたいんですけれども😅」と尋ねてみたところ、「アニソンコンペなどでたまにあるからちょこっとくらいなら🎶」と快諾いただけて一安心!

ただ、その時点で既に9月第一週も終わっており、詳細を詰めてる余裕はなかったため、セリフとト書きを僕の方でささっと作ってテキストファイルをお送りし、発生や間のタイム感などは丸々智子さんにお任せしましたが、結果的にミックス時にもほぼ調整の要らない感じで綺麗にハマりました!智子さん、さすがです!😆✨

ちなみに智子さんのセリフの言い回し、ここも声質などを考慮の上で、シン・エヴァに登場する某キャラクター(いわゆるレイ、アスカといったメジャーどころではない、少々マニアックなキャラ)がもしも学生だったら?的な感じでセリフやト書きを作り、智子さんにもサンプル映像を共有の上、キャラに寄せて発声してもらいました😅わかりますか?ヒントは口調。まんまかw


06. Silent Service 2021 [1993]
Words: Kotaro Tada / Music: Shuji Sagiyama

作詞・作曲はいずれも古くからのバンド仲間。僕や彼らを含む5人でバンドを結成、僕はキーボード兼コーラスを担当しました!

結成にあたり、高校在学中に僕にとっては初となる自主制作CDを発売し、吉祥寺のライブハウスでレコ発ワンマンライブを演るという目標を掲げ、いずれも達成しました!

が、そのライブをもって地方に行くことが決まっているメンバーなどもいたためバンドは解散。その後残念ながらメンバーが皆で集まる機会もないまま、今に至ります。

この曲は「CHRONICLE Vol.Ⅳ」では青春パンク的な高速8ビートで収録しましたが、今回はより夏を意識して、BPMを下げ、ラテンのノリを意識したパーカッションを追加等して、ダンス方面に振ってみました♫ボーカルトラックは前回分を流用しています。

間奏には、この曲が制作された当時大流行していたハードコアテクノ、いわゆる「ジュリアナ東京」的なオケヒのフレーズを、遊びの要素として盛り込んでみました。当時を知る方がいたら、「あー、あった、これこれ」って笑ってやってくださいw

この曲に限っては、あまりエヴァの呪縛はかかっていないように思います。そもそもエヴァの始まる前の曲なのでw


07. Sunset Seaside [1994]
Words: Atsuko Ishikawa / Music: GAKU

後にも先にもこういうアジアっぽい雰囲気の楽曲はこの曲くらいしかなくて、昔からいつか演ってみたいなぁと思いながら、ここまで来てしまいました😅

本曲は当初、1st「MSGEX」および5th「CHRONICLE Vol.Ⅲ」以降の全アルバムジャケットイラストを手掛けていただいてる漫画家・葉月京先生

漫画家 葉月京
10/20(水)新刊 「去る者は日々に疎し①」「若気の至りまくり、夏。①」
秋田書店より発売中!
11/18(水)新刊「去る者は日々に疎し⓶」
秋田書店より発売!

にお願いする予定であり、ご本人との間でもレコーディング日程を含めて事前に調整済みでした。しかしながら、コロナ諸々の事情からやむなく収録中止に。

収録曲目上、この曲がアルバムの折り返しになることが決定していたため外すことも難しかったため、佐藤さんに相談し、関係者内からご紹介いただいたのが、ボーカリスト「智子」さんでした。

サンプル音源としていただいたスマホゲーム「陰陽師本格幻想RPG」関連楽曲を試聴してバラードの素敵さに撃沈!速攻で「お願いしますっ!🙇‍♂️」と前のめりにご連絡しました!w

本曲の歌唱については、最初に送っていただいたテイクが素晴らしく、ほぼ修正要らず。併せてコーラスのハーモニーも美しかったため、これは僕のコーラスを入れたら却って雰囲気を邪魔しそうだなぁと判断、あえて入れませんでした。

ギターは佐藤さんと共に何度も収録し悩みに悩んだ結果、生と打ち込みのアコギを併用する形となりました。タイム感だったりアクセントのつけ方だったり、もしかしたらリスナーさんが聴いてもあまり違いがわからないくらいの非常に細かいところではあるのですが、そこに拘るのがクリエイター、ということで😅

光刺す美しく青い海原。夕暮れ時の海岸線。伝えたかった思い。伝えられなかった思い。そして、今宵・・・。海岸、エヴァでは非常に重要なシーンなので、曲順もセンターに置いてみました。


これでようやく折り返し地点まで来ました!はぁっ、はぁっ😅 残るは6曲!あと2回、全曲解説は続きます!

それではまた次回!MSGEXのGAKUでした!😊ありがとうございましたー!







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