【ネタバレ注意】【音楽談議】2021/11/17 B'z presents LIVE FRIENDS⓶
こんにちは!MSGEXのGAKUです!
以下、ネタバレ注意です!
早速先日の続きから!バンドメンバーがステージに現れて、演奏された楽曲は、
02.僕の罪
もし間違ってたら申し訳ないのですが、現場で聴いた限りではこの曲のみキーがオリジナルから半音下げだったように感じました。
この曲はいきなりAメロからHi-B♭が出てくるし、かといって喉を絞めて叫ぶような激しい曲調でもないので、歌詞の世界観を壊さない意味でも余裕をもって歌えるようにキーを下げたのかも、と勝手な予想をしてみました。
ギターは遠目から目視だったためこちらも間違ってたら申し訳ないのですが、僕は見た限りは1992~1993年RUNツアーでのメインだったGOLD TOPのように見えました(後年発売されたGIBSON TAK MODELのDouble Cutaway GOLD TOPの可能性もありますが💦)。
アルバム「RUN」と「FRIENDS」はリリースが近かったことから制作時期も重なっていたものと思われ、「ZERO」のPVなどでも目にする機会の多かったGOLD TOPがここで登場するのはアツいな~!と独りマニアックな盛り上がり方をしていましたw
正解はPlayer誌かGIGS誌あたりで本ライブが取り上げられたら見てみますw
続いて、
03. Love is...
でのキーボードと松本さんのクリーントーンの掛け合いに続いて、アルバム「FRIENDS」の流れの通りに演奏されたのは、
04. 恋じゃなくなる日
この曲のイントロでは一瞬歓声が上がったかのように感じました!(僕の周りだけかもしれませんが💦)
アルバム「FRIENDS」の中でも人気の高い楽曲で、個人的には「もう一度キスしたかった」と同様の系譜に位置する泣きのミディアム楽曲というイメージです。演奏終了時の拍手の大きさが、シングル楽曲が演奏されたのと同じくらいの客席側のこの楽曲への期待度や満足度を表していたように思いました!
この辺りですでにギターが何を使っていたか怪しいのですが、色から確かMusicman Eddy Van Halenモデルだったように思います(GIBSONの赤系のモデルかもしれないので、間違ってたらすみません💦)。
EVHモデルといえば、シングル「Love me, I love you」のPVやアルバム「LOOSE」のツアーのメインギターとしておなじみでしたが、ツアー後に閉まってあった倉庫からまさかの紛失!?
そこから約20年もの時を経て、2018年 B'z30周年のタイミングで松本さんからSNSへの呼びかけがきっかけとなって無事発見、回収!!
その後開催された「LIVE-GYM Pleasure 2018 "HINOTORI"」でも実際に使用されて話題を呼んだのは、B'zファンの間では有名な話ですね!!
続いては、ここからアルバム「FRIENDSⅡ」からの楽曲を披露するセクション。最初の楽曲は、
05. 傷心
こちらはアルバムの中のリードトラック的な位置づけで、テレビ番組のタイアップがつき、当時のミュージックステーションで披露されたこともありましたが、ライブでの演奏はなんと今回が初!
てっきり「LIVE-GYM Plasure'97 "FIREBALL"」で演奏されるものと信じて疑わず東京ドームに行ったら、披露されたのがまさかの「SNOW」で非常に驚いたのを良く覚えています。でも、稲葉さんが当時開始されたばかりのソロ活動の音楽性からすると、「Snow」の選曲はむしろ自然な気がします。良い意味で”B'zらしさ"に囚われることなく、ボーカリストとしての新たな表現へのチャレンジの一つだったのかもしれませんね♫
そして、この曲の終盤では稲葉さんとコーラス坪倉唯子さんによる掛け合いが行われましたが、もう坪倉さんはガチで稲葉さんをくっちゃうくらいのエモーショナルでカッコいい歌唱を披露し、稲葉さんも若干押されてるくらいの感じが見受けられましたw
坪倉唯子さんというと、2000年以降にB'zファンになった方々だとあまりピンと来ない方がいるかもしれませんが、初期の作品には度々コーラスとして参加されており、「傷心」のCD音源でも参加されています。
また、B'zからはシングル「ALONE」のカップリング、もとい2nd Beatに収録されている「GO-GO GIRLS」のオリジナル版を提供しています(ALONE収録版はB'zによるセルフカバー)。
こちらは坪倉さんバージョンですが、ギターはがっつり松本さんが弾かれています!!恐らく初期のメインギターだったYAMAHA MG-MシリーズとRockmanのエフェクターによるサウンドですね♫
そして、恐らく最もわかりやすい説明となるのが、B.B.クイーンズ「おどるポンポコリン」のメインボーカル。
今回のライブでは、現地で聴いていた限りコーラスの同期音源はあまり使われておらず(配信ライブにて後日確認します💦)、歌唱については基本稲葉さんのボーカルと坪倉さんのコーラスで全編構成されていました!
ご本人も初のB'zライブへの参加を楽しみにされていたようで、ツイートも大分ハイテンションでしたw ごわーすw
配信ライブを観る予定の方は、ぜひ坪倉さんのコーラスにも注目してみてください!エモーショナルで大迫力です!!
さて、ここまで来てすでにお気づきの方がいらっしゃるかもしれませんが、今回のライブでは、恐らくB'z史上初となる試みが行われました。それは、
シングル楽曲が全く演奏されないライブ
だったこと。
いやいや、「いつかのメリークリスマス」があるじゃん!?
と思う方がいらっしゃるかと思います。確かにアルバムのリードトラック的な扱いであり、非常に人気が高い楽曲ではありますが、実際にはアルバムの中の一曲でしかありません。
同じような扱いの楽曲だと、「BAD COMMUNICATION」「孤独のRunaway」あたりが近いかと思います。ミニアルバムのリードトラックにそのような傾向があったようですね。
2001年のリリース以降、「ultra soul」が演奏されなかったライブ、恐らくないんじゃないですかね。。。「イチブトゼンブ」も2010年のリリース以降、ほぼ皆勤だったかと思いますが。。。
これは本当に後にも先にもないライブになるかもしれません。あるいは今後も意識的にこのような"B'z presents"形式の企画ライブが開催されていくのかもしれません。個人的には後者の方がとっても嬉しいです!
余談ばかりでなかなか先に進みませんね💦少々急ぎます!
この辺りからは、アルバム「FRIENDSⅡ」のバラエティ豊かな音楽性が感じられる構成となります。
06. BABY MOON
「BABY MOON」は、独特の気怠さや大人の雰囲気が感じられる楽曲で、今回のライブの中でも強烈な個性を放っていました。
07. ある密かな恋
「ある密かな恋」は、跳ねたリズムで一見明るいポップな楽曲に見せかけて突然ギターの速弾きが出現したり、間奏ではジャジーなアレンジも聴けるなど、幅広い音楽性がライブの生演奏でより発揮できていたと感じました。
08. sasanqua~冬の陽
今回のライブは「FRIENDS」をベースとした構成ということで、インスト楽曲も含まれることから、松本さんによるギターソロの見せ場が普段より多く、個人的にも非常に嬉しかった点の一つです!
09. SNOW
前述の通り、「LIVE-GYM Pleasure'97 "FIREBALL"」でも披露された「SNOW」ですが、年月を経て現在のB'zのお二人にとってよりフィットする楽曲になってきたんじゃないかと感じました。
年を取るのも悪いことばかりじゃない、こんな予想だにしない嬉しいこともあるんだから面白いなぁ。この曲を聴きながら、そんなことを考えていました。
10. きみをつれて
「FRIENDSⅡ」セクション、そしてライブ前半戦で最後の曲となったのが、「きみをつれて」。
この曲はなんといってもエンディングのギターソロ!今回のライブで演奏された楽曲の中では、恐らくこのギターソロが最も普段のB'zのライブの雰囲気を感じさせる熱くエモーショナルな演奏で、着席観覧指定だった今回のライブの中でも強く手に汗握る場面でした!
後から振り返ると、この曲があるかないかでライブ全体の印象が変わってしまうくらい、重要な存在だったと感じました!
あえて誤解や批判を恐れずに書くならば、世間一般にとって「FRIENDS」というとやはり1枚目のアルバム、あるいは「いつかのメリークリスマス」などの曲調のイメージが強いのではないでしょうか。
そして「FRIENDSⅡ」の時点でその方向性を踏襲した作品を作る選択肢もあったはずだし、プロモーションサイドはもしかしたらそれを制作サイドに求めていたかもしれません。
でも、B'zのお二人は、そのある意味で予定調和な選択肢を取らず、あえて新しい音楽性にチャレンジした。
当時「FRIENDS」をテーマとしたライブの開催が検討されていたかどうかは、現実ではわかりません。
ただ、25年前のその選択が、今回のほぼ「FRIENDS」のみの楽曲で構成されたライブに幅や奥行きを与え、流れを生み出し、単なる企画ものではない、シングル曲が一切なくても2時間のライブとして成立する重要な要素になったと、個人的には捉えています。
正直、良くも悪くももっと全体的にメリハリのない緩い「企画もの」感が強いライブになるのではないか、そう事前に予想していた自分にとっては、非常に良い意味での誤算となりました!
という訳で、今日のところはライブ前半戦まで!明日は後半戦からアンコールまで一気に書き上げたいと思います!
ここまで読んでくださってありがとうございました😊
もう少し(?)だけお付き合いいただけますと嬉しいです♫
それでは、MSGEXのGAKUでしたー!!😆