才能って自分で広げられるんだなって思った瞬間
DTMに興味を持って早1年が経とうとしてますが、音楽創作って最初は絶対こんなの無理だな〜とか、こんなの作れたらいいな〜とか、憧れ的な感覚だったんですが、1年やり続けて、気がついた事があるんです。
才能って、与えられているんじゃなくて、自分で作るんだ
という感覚を得ました。
・やり始めは気合い入ってたんです。
・よ〜しやったるか〜的なノリだった。
ですが、すぐに挫折しました。ドラムやギターなど演奏経験があったんで、すぐできるだろうと勝手に思い込み、どうせやるなら、音楽理論は大事だ!とか、形から入ろうとして、奥が深すぎて、やっぱ無理だわ!と思ってしまったんです。
そりゃそうですよ!
だって、DAW(音楽制作ソフト)も使ったこと無いし、操作わからないし、用語も理解できてないのに、いきなり曲作ろうとしたんですから(笑
で、思いました。出来るところから始めよう!(当然の流れ)
始めたのは、とりあえず、自分の好きなアーティストのMIDIデータを購入してきて、DAWに取り込み、楽器変更したり、音色変更したり、とにかくDAWの操作に慣れることを始めました。
(なるほど...こうすればこんな音になるんだ...へ〜面白い)
そうなんです。面白いと思う事が大事だった
面白さを味わった後は、怒涛の勢いで、MIDI買いまくって、とにかく楽器変更や音色変更ばかり、夢中でやりましたね。2ヶ月で25曲ほどやった気がする。(必要最小限の操作は、これでなんとなく覚えた)
この域まで来ると、誰かに作品を聴いて欲しい欲が出てきます。
「この曲をアレンジしてみたんだけどどうかな〜」って友人知人に聴いてもらったら、「へ〜いいんじゃない?」という、そっけない回答!
承認欲求が全面に出てた。
感動させてあげたいという気持ちがなかった。
この辺りから、既成MIDIデータに頼ってはいけないんだ。オリジナルを生み出さないと聴いてもらっても反応が悪いんだ!と思い、まずは、どうやったら原曲に近い構成で音を出せるかの模索がはじまった。
要するに真似ですね。原曲をリスペクトしながら雰囲気を壊さない様に、なるべく音源を近づける様に作業し続けた結果。耳コピ能力が劇的に改善していることに後で気が付く。
曲の世界観や、編曲者のテクニックなど、真似する事で色々なテクニックを身につけていきました。(プロで活躍している人ほど素晴らしいテクニックはまだ使えませんが、酷いコピーですが、出来る様になってきた)
そして、また聴いてもらったら、意外な反応が
「この部分、ちょっと原曲と違うけど、この流れやリズム好きだな〜」という意見
なるほど!人によって好み違うけど、聴いている人の好みに刺されば、受け入れられるんだ!という手応えがあった。
そっか!じゃ〜いっそ、自分好みの曲調やリズムで全部作り替えたらどうなんだ?という思いで、リミックスの世界に突入し、没頭しました。
(本命である作詞・作曲したかったのがどっかに吹っ飛んだ瞬間:笑)
ちょうど、この頃あたりに、リミックスコンテストが開催されてて、勢いで応募し、佳作ですが入選する事ができたので、自分自身へのご褒美にもなったし、今後の励みになりました。
まとめると
高望みせず、今できる事の数をこなしていく事で、自身の中にパターンが出来上がり、こういう時はこうしよう!的な感覚で創作できる様になってきたので、現時点においては、まだまだ未熟者ではありますが、今まで無理だ〜と思っていたことが、日常の中で実現できる様になってきて、ふっと気がついたんです。
生まれつきの才能というより、何かしらの物作りが好きだった事もあり、実践し、失敗し、改善してくこの繰り返しも、好きだから耐える事ができたし、楽しんでできるんだなと思い、才能は自分で広げられるんだなと思いました。
恥ずかしいんですが、友人知人に最近よく言われるんです。色んな事にチャレンジしてて、色々成果が出てきて、すごい才能ですねと...
表面上は「そうですか?それほどでも無いですよ!」と照れ隠しはしますが、実は裏の見えていない努力の成果がようやく形になって、周囲を巻き込んで認めてもらえる状況を、自分自身の手で作り出せたんだという、証明ができた気がします。(承認欲求の塊な感じもしますが、身近な人達を、まず感動させられないと、広がっていかないんだと感じます)
才能は無いのではなく、作れる!
素晴らしい能力が開花した訳では決してありません。楽しみながら出来る事が増えていくだけでも、人生においても大事なことだと思いますし、みなさんも色々な事にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
(決して無理はせず、楽しんでやる事が大事だと思います)