この記事では、ChatGPT(GPT-4)を使って、知らない分野を短時間で概観して全体像を掴むアイデアを共有します。
このアイデアのいいところ
短時間で、知らない分野の概観をつかめる。
注意事項
有料のChatGPT PlusでGPT-4モデルを使っています。
ChatGPTの出力は、必ずしも性格であるとは限りません。
ChatGPTには、できるだけ英語で入出力してもらうことで、正確性を高めようとしています。
全体像を掴んだあとに、より性格に情報を把握したい場合は、一次情報を当たったり、Google検索やperplexity.aiを併用して情報の精度を高めてください。
より多くの情報を入出力できるように、英語で入出力を行なって、翻訳アプリケーションで日本語にして読んでいます。
少々手間ですが、使用回数に制限のあるGPT-4でできるだけ効率良く入出力を行うためです。
一般的でないトピックスには適用できない可能性があります。
手順1:全体像を教えてもらう
まず、知りたいことについての全体像を教えてもらいます。
ここで出力された全体像は、あとの手順でも使うので、どこかにコピペしておきます。
今回は、「時間は存在しない」の著者である、カルロ・ロヴェッリが述べた時間に関する論をざっと概観したいと思います。
興味が喚起されたら、著作を読んでみようと思います。
ChatGPTに、全体像を問いかける
(私)
ここは、時間の概念についての洞察を深めるためのチャットです。
カルロ・ロヴェッリが述べた時間に関する論の重要なコンセプトを、体系立てて全体像を理解できるできるように、重要なコンセプトを英語で教えてください。
# 全体像
ChatGPTが英語で解答してくれるので、これをGoogle翻訳します。
この全体像は、あとの工程でも使います。
以下、省略して「# 全体像」と表記ます。
ChatGPTが、全体像を示してくれました。
手順2:各項目を解説してもらう
次の手順では、各項目についてさらに解説してもらいます。
そのときに、# 全体像を都度入力します。
これにより、最初に提示された全体像からChatGPTの出力が逸脱していくのを防いでいます。
1.Time is not absolute
(私)
# 全体像
カルロ・ロヴェッリが述べた時間に関する論のうち、1.Time is not absoluteの部分のコンセプトを解説してください。
参考になる実生活にまつわる事例があれば加えてください。
Google翻訳を使って翻訳してみます。
2.Time is relational
(私)
# 全体像
カルロ・ロヴェッリが述べた時間に関する論のうち、Time is relationalの部分のコンセプトを解説してください。
参考になる実生活にまつわる事例があれば加えてください。
Time is relationalより前の部分は、すでに確認済みなので解説不要です。
Google翻訳
↓
3.Time is emergent
(私)
カルロ・ロヴェッリが述べた時間に関する論のうち、Time is emergentの部分のコンセプトを解説してください。
参考になる実生活にまつわる事例があれば加えてください。
Time is emergentより前の部分は、すでに確認済みなので解説不要です。
Google翻訳
↓
4.The block universe
(私)
カルロ・ロヴェッリが述べた時間に関する論のうち、The block universeの部分のコンセプトを解説してください。
参考になる実生活にまつわる事例があれば加えてください。
The block universeより前の部分は、すでに確認済みなので解説不要です。
Google翻訳
↓
5.Thermal time
(私)
カルロ・ロヴェッリが述べた時間に関する論のうち、Thermal timeの部分のコンセプトを解説してください。
参考になる実生活にまつわる事例があれば加えてください。
Thermal timeより前の部分は、すでに確認済みなので解説不要です。
Google翻訳
↓
6.Time as an illusion
(私)
カルロ・ロヴェッリが述べた時間に関する論のうち、Time as an illusionの部分のコンセプトを解説してください。
参考になる実生活にまつわる事例があれば加えてください。
Time as an illusionより前の部分は、すでに確認済みなので解説不要です。
Google翻訳
↓
まとめ
いかがだったでしょうか。
なんとなく、カルロ・ロヴェッリが言わんとしていることの概観がつかめたのではないでしょうか。
正確性の問題はありますが、知らない分野に取り組もうとするときに、まず概観を掴みたい方がいらっしゃると思います。
以前の私は、入門書を3冊ぐらい読んでみる、という方法で取り組み始めていましたが、斜め読みしたとしてもそれなりに時間がかかってしまっていました。
上記のアイデアは、通勤中に30分程度で出力しながら読むことができました。
スピード感を持って概観を掴めることが、このアイデアの強みだと思います。
Refernce
この記事で用いたプロンプトのテクニックは、Shi3zさんの下記の記事を参考にしました。