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居酒屋にて

 昨日は、お友達経営者の花ちゃんと飲みに行きました。
色々と大変なようで、ストレス発散したい~ということで、急遽のお誘いです。

で、居酒屋さんで楽しく飲んでいる最中に、銭湯の話になり、月曜日の晩になると、【入れ墨の人達】が集まってくるという話題に。
ランクというのがあるのかして、下位の人間が上位の人間に対して、
「お疲れさまです」
「お先に失礼します」
と直立不動で挨拶するそうです。

今時、そういう光景が見られるんだ~と感心して聞いておりました。

昨今、【反社会的勢力】と定義され、様々な場から排除するようにという形になっていますが、個人的にはどうなんだろうか? と思っています。

一個人、一企業の立場であれば、
「排除する」
「関わりを持たない」
という選択肢を選択することは、ある程度までは可能です。

一方、国家にとっては、国民の一人になるわけです。
だから、

国家は、排除を推進するのではなく、更正を推進していくべきなのでは?

と考えているからです。

あと、私たち庶民のイメージとして、【反社会的勢力】=【ヤクザ】のイメージがあると思います。
フロント企業として存在していても、何か怪しげな商売をしているイメージでしょうか・・・

実際、お店のママさんや常連さん、花ちゃんの話を聞いていると、そういうイメージで話が進んでいました。
私はそれを聞きながら、頭の中で色々と考えていました。

反社会的勢力の定義は、
暴力や威力、または詐欺的手法を駆使した不当な要求行為により経済的利益を追求する集団又は個人の総称である。

wikipediaより引用

となっているんですね。
暴力や詐欺による不当な要求、これについては凄く良く分かりますし、こういうことが許されるべきではないということもその通りだと思います。

その一方で、【威力】とは何か?

と、思ったんですよね。

法律的には、他人の意思を制圧するに足る有形無形の【力】となっています。

この定義を見た時に
「う~ん・・・これって多くの企業に当てはまるんですけど・・・」
と思いました。

圧倒的優位に立つ顧客企業に対し唯々諾々と従う下請企業

反社の定義に見事にマッチしているんですけど・・・(苦笑)

今はもう取引をしていませんが、世間的には超優良企業。
自己資本比率も50%を超え、自社ビルも保有し、順風満帆に業績を伸ばしている企業。
そういう企業さんとお取引させて頂いた経験があります。

が・・・

注文された案件を一方的に中止。
途中まで進行していたので、百万円単位で材料在庫が発生していますとして、その支払いをお願いすると、却下の回答。
その後は、交渉をお願いするも無視され続けることに。
他にも手形が発行されるのですが収入印紙を受注側で負担しろとなってました。
製品を納品した後も、「お金がない」といって、代金の支払いを拒否した事例も・・・

こういうことを連発されので、お取引そのものをお断りするようにしました。

もちろん、上記の事例は、かなりの特殊事例だと思います。
でも、特にヤクザとの絡みもなく、帝国データバンクや東京商工リサーチ、各種金融機関に調査依頼をかけると

超優良企業

という評価が送られてきます。

でも、威力や詐欺まがいの行為をしてますよね。
これって【反社会的勢力】の定義に当てはまりますよね。
でも、多くの巨大企業が、上述の企業から仕入れ取引を行なっています。
複数の大手都銀もついています。

やっていることは【反社会的勢力】の定義に当てはまっていますが。

これってどうなんだろう?

と思いました。
まあ、ウチの場合、そういうお客様とは疎遠になっていきます。

従いまして、現在、ウチがお客様として納品させて頂いている顧客様は、威力を行使しての値引きとか、支払い拒否とか、無償サービスの強要をしてこられる取引先様ではありません。

そういうお客様に恵まれることで、ウチの会社は存続させて頂いているんだな、とあらためて感謝の念を抱きました。

と同時に、自社が仕入先に対し、無理強いしていないか?
社員にも訓示しておかないといけないな、と思いました。

ちなみに、反社で反射、反射で鏡、鏡で自己反省。

他山の石、以て玉を攻むべし

ですよね。
てか、居酒屋で飲んでる最中に、何を考えてるんだ、私は・・・(苦笑)

しがないオッサンにサポートが頂けるとは、思ってはおりませんが、万が一、サポートして頂くようなことがあれば、研究用書籍の購入費に充当させて頂きます。