講演会の準備
今週の土曜日に講義を行なわないといけないので、三連休の大半を、その準備に充てております。
私のような素人が、歴史の講義なんて・・・
しかも、3,000円(税込)も聴講料を取るなんて、と思われるかもしれません。
たしかに、そうですよね。自分でもそう思います。(苦笑)
でもまあ、準備にかかっている時間が、結構ありますので、大目に見て頂ければ、と思い、製作時間の説明という、面白くもなんともない記事を一本書くことにしました。
(え? 毎日書くネタに苦労している? 図星です。w
これはもう365日バッジは諦めた方が良いかも(汗))
ちなみに、聴講料は、会社の売上に計上されてますので、私には一円も入ってません。w
さて、講義は、休憩を挟むとはいえ、3時間の長丁場となります。
その分量は相当なものでして・・・
今回も、スライド枚数80枚以上となっております。
1枚のスライドをつくるのに、構想から製作までで30分ぐらいかかりますから、2枚で1時間。
80枚だと40時間かかる計算です。
実際には、100枚ぐらい作ってから、通しで見ていき、要不要を選別して絞るので、製作50時間、選別10時間ぐらいは、かかっています。
今までは、それでオシマイだったのですが、動画化の要望があったり、新型五六七以降は、飛沫感染予防ということで、AIソフトによる原稿読みをさせております・・・
これ、意外に時間がかかるのです。
漢字の読み間違い
変なイントネーションになる
と、色々な問題があります。
そして、スライド原稿の記述をそのまま読み上げさせると、無味乾燥なので、色々と表現を凝らした、スライドとは別の文字原稿を起こさないといけません。
読み上げ原稿が、スライド1枚あたり10分ぐらいかかるので、80枚だと800分。約13時間。推敲も含めると、15時間は、かかっている計算です。
ここまでで、75時間・・・
で、AIの読み上げ録音になります。
約3時間を通しで読み上げてくれるのなら、楽なのですが、上記のように、漢字の読み間違いが多発したり、変なイントネーションを直したりしないといけなくなりますので、録音だけで30時間ぐらいかかる計算です。
その後、細切れの動画を接続していくわけです。
余計な部分をカットし、つなぎ合わせていく。
この作業で、15時間ぐらいかかりますかね。
ということで、毎回120時間ぐらいは、作成時間を費やしています。
さらに、自身の記憶違いを確認するため、20冊以上の書籍を読み返していますし、自分なりの視点の考察も含めると・・・30時間ぐらいでしょうか。
毎回150時間は、製作準備に当てている格好になります。
ということで、平均6名x3,000円=18,000円の売上を上げるのに、
150時間かかっていますので、コスト計算すると、
時給120円
なんです。w
まあ、これは、製作者側の計算。
聴講生の皆さんは、20冊の本を3時間で学べるという時短効果がありますね。
速読をマスターしている人であれば、値打ちを感じないかもしれませんが、普通の読書速度であれば、一冊で3時間ぐらいは必要ですので、60時間分を3時間。
20倍の時短効果
を購入していただいている感じです。
これを安いと感じるか、高いと感じるかは、聴講生次第でしょうか。
原稿は、毎回、新作で一回しか使わないので、恐ろしく非効率的ですよね。
でまあ、この程度の売上しかないので、
お友達の海鮮居酒屋てつたろうさんの奥座敷を借りて講義するという格好になっているわけです。
(レンタル料は、「お友達&てつたろう企画として始まったから」という特別な理由と、講義後の懇親会を実施することで、多少の売上貢献という格好で成り立っております。最近は、イーデリ寄付も求められております(汗))
でもまあ、聴きに来てくださる方々は、大変勉強熱心で、歴史マニアから歴史が苦手教科だった方まで、色々です。
私の歴史講義を聴いて、歴史を学ぶことが好きになった、とおっしゃってくれる方もいるので、まあ、多少なりとも人の役に立っている講義なのかな、と思っております。
残り数回で終わりになる日本史の講義。
コスト面では、大赤字。
時間も本業の合間に寝る時間を削ってまでやっている状態ですが、
決して暴利をむさぼっているわけではない。
ことだけは、お伝えしておきたいな、と思いましたので、記事にしてみました。
ということで、今週は、講義に関する小ネタを織り交ぜつついこうかな、という、甘ったれた考えで進めたいと思います。
お許しくだされ~。 <(__)>