英語講師に必要な資格・英語力
こんにちは。英語講師の馬上千恵です。札幌市で伝わる英語で社会に貢献したい、仕事をつくりたい方をサポートしています。
私が公務員をやめて、英語講師になろう!と決めたときに一番気になったのは、「資格」と「英語力」でした。
ですが、実は、「英語講師・英会話講師」になるのに資格は必要ありません。もちろん大学や高校、中学で教えるといった場合には教員免状などが必要ですが、民間の英会話スクールなどで教える場合はその学校それぞれで基準を設けています。
英語力を示す資格にはいろいろありますが、有名なのは英検とTOEICです。お子さま対象の英会話スクールだと英検の方が保護者さまの認知度が高く、逆にビジネス関連だとTOEICのスコアが重視されます。
求められる英語力は、教える対象によって変わりますが、最低でも
● 英検2級以上
● TOEIC650以上
を求めている英会話スクールが多いようです(最近はより高いレベルが求められる傾向になっています)。
「ひとり英語講師」であれば、自分で「英語講師です」と名乗ればいい、というところもあります。
とはいえ、『英語力を客観的に証明する』あるいは『指導力を示す』資格は持っていれば有利に働きます。
なぜなら、就職するにも個人での事業を興すにも、いつも『初対面』から始まるからです。誰にでもわかる共通の価値を持つ資格は、「はじめまして」の時に、あなたを支えます。実績のない、組織に属していないひとり英語講師であればなおさらです。
また、指導力を示す資格としては
J-shine認定資格(小学校英語指導資格)や英語教員免許状があり、
TESOL(第二外国語としての英語教授)などの英語教授法のコースを受講していることも『英語が適切に指導できる』とPRできます。
さて、私の場合ですが、
1 オーストラリアの専門学校の短期コースでTESOLコースを受講
2 TOEIC930
3 J-shine
4 英検1級
5 通訳案内士
と以上の順番で「英語力」と「指導力」を示す4つの資格を取りました。
特に役立ったのは、「通訳案内士」の資格です。
都市部ではそうでもないのですが、地方では通訳案内士の取得者は少なく(最近は増えてきていますが)、珍しい存在のことが多いです。
私は転勤で新しい土地に行くたびに通訳案内士の登録住所変更に振興局(県庁みたいなところ)に行き、ついでに「私はこんなこともできます。あんなこともできます。」と担当者の方にPRしていました。
この【「通訳案内士」というきちんと資格を持った人という印象+PR】で行政や観光協会から仕事の依頼が来るようになりました。(この話はまた後程じっくり)
こんな風に、ほかの英語講師が持っていない資格や
・海外の人をたくさん案内している
・仕事で海外のお客様と多く接した
・世界中を旅した
といった、あなたの経験も立派なPRポイントになると思っています。
またまた、私の場合、手前味噌で恐縮ですが、
「森林管理署出身の、森林インストラクターで、知床で自然ガイドをした経験のある通訳案内士」ということで
最近は「英語ガイド養成講座」の依頼も増えてきています。
全ての経験は無駄じゃない! No experience should be wasted!
活かし方、PRの仕方だなあと思っています。
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