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安曇野の土地の登記手続き完了

昨日、2021年10月9日に、司法書士さんから書留が届きました。安曇野の土地の移転・登記手続きが終わりました、というお知らせと書類一式。代金を振り込んだ9月28日付で、私の名義の土地になりました、ということで、嬉しさとあっけなさと同時に、緊張感が高まりました。いよいよ夢の実現にむかって、本格稼働です。

ところで、どうやってこの土地が私の所有になったのか経緯を簡単に。以前から不動産物件を見るのが趣味だった私は、仕事のすきをみつけては(いや、仕事そっちのけで)しょっちゅうインターネットで田舎の土地と中古物件を探していました。自治体の空き家バンクもいくつか登録して見ていましたが、特に好きな3つのサイトはこちらです。

ふるさと情報館 https://furusato-net.co.jp/ (会員になってます)

家いちば https://ieichiba.com/

みんなの0円物件 https://zero.estate/

これらのサイトからいくつか問い合わせをして、何度も物件を見に行っていました。山梨県北杜市の小淵沢が大好きで、八ヶ岳南麓を中心に検討していました。長野県の佐久市にも気になる物件があったのですが、最後の決断ができないうちに売れてしまいました。そして、なぜかこのたび、安曇野市にご縁をいただいたのでした。この土地がサイトに掲載されたのは5月で、すぐに問い合わせをしました。ですが、忙しかったり、天気が悪かったりして、土地の下見に行けないまま夏が過ぎてしまい、ほとんど意識から離れていました。

一方、私の「田舎へ移住して起業したい!」という構想をおもしろがって応援してくれている仲間がいるのですが、8月10日に会って話をしていたときには、田舎で何をしたいのか、いくらアイデアが出ても現実的にならず、「結局、場所ありきだね」というところでとどまっていて、前に進めない状態でした。ところが、8月19日に、不動産屋さんから、「この土地を譲り受ける意思はまだありますか?」と連絡をもらい、躍り上がって、すぐに翌日、ひとりで車で現地を見に行きました。実は21日に別の物件の内覧を予約していたので、どちらかに決めたいな、という気持ちがあったのでした。

自宅から車で約4時間。いつもは長坂か小淵沢で降りる中央道をさらに進みます。上り坂が続くので、パワーのない軽自動車は登坂車線を走ります。諏訪湖SAで一休みして、もう少し。けっこう距離があるな~、と思いつつ、森と山の広々した景色が、すでに気持ち良い。安曇野インターチェンジで降りると、田畑の周囲をやまなみが囲み、開けた視界には集落があり、便利なお店やレストランが道路沿いに並んでいる。なにか懐かしいのは、生まれ育った那須のふもとの田舎の雰囲気に少し似ているからかもしれません。そこから現地までは平らな道を20分ほど走ります。たいして遠くないのに、別荘地にはいると、木々の緑と整備された砂利道、広々とした敷地に建つログハウス、という風景になる。「これだよ、これ!憧れていた森の中のログハウスのイメージ!」那須もそうですが、これまで見に行っていた土地は、山の中を登っていくところばかりだったので、「平地の森」というのも良い感じでした。

管理事務所の方に場所を確認して現地に向かうけれど、みんな同じに見えてよくわかりません。2~3度、それらしきあたりを行ったり来たりして、どうしようかと思っていたら、ちょうど家の外に出てきたご近所の方を見つけて、場所を尋ねました。すると、その方も数年前に東京から移住されてきたそうで、このあたりの土地のことや気候、建築関係のお仕事をされているとのことで家を建てる時の注意点、2拠点生活の様子など、いろいろ教えてくださいました。心強い気持ちで、無事に現地を確認することができました。ちょうどお昼の時間で、すぐ近くのカフェに入り、気持ちの良いテラス席でランチをいただきました。グーグルマップを見るだけでも、近くに、いくつもレストランやカフェがあるらしい。犬の散歩がてら、森の中のカフェでお茶できるなんて!理想の暮らしのイメージがぐんぐん湧きます。

次は最寄り駅。おお~、なかなかいい味がでている木造の駅舎です。車なら近いですが、歩いたら小一時間かかる距離です。まあ、そんなもんでしょう。

そして、市役所へ。まずその外観の美しさに心つかまれました。木材をふんだんに使った広々した建物です(写真は安曇野市役所のHPから拝借)。移住支援の担当部署の方は、ノーアポで現れた私の話を親切に聞いてくださり、観光案内から防災マップまでたくさん資料をくださいました。そして「福祉事業で起業したい」という私を障害福祉課の窓口に案内してくださり、そこの担当の方も、私のとりとめもない構想を真剣に聞いてくれて、その事業は県の管轄です、とか、安曇野市の現状はこうです、とか、具体的なアドバイスとともに、市の事業の資料をくださいました。

この時点で「安曇野市、いいじゃん!」となってました、私。

翌日は神奈川県伊豆の物件を見に行ったのですが、もうすっかり気持ちは安曇野になっていて、その夜のうちに、不動産屋さんに「ぜひ譲っていただきたい」と連絡してました。

そこから約1か月半。まだ現実味がわかないのですが、「安曇野市に土地がある人」になりました。「あんなことやりたい、こんなことやりたい」という想像が次々と湧いてきます。もう楽しみで、ワクワクです。今月中に仲間と一緒に現地を見に行ってきます。


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