100分の1も言っていない
地球市民の会のミャンマー事業スタッフが書くミャンマーにまつわるエッセイ。第111回は鈴木が執筆しました。
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タンボジセンターに来る子供たち
地球市民の会は、シャン州でタンボジ農業畜産センターを運営しています。頑張りたい気持ちがありながらも、家庭の経済的な理由や、高校が家から遠すぎるなどの理由で進学をあきらめざるをえない子供たちを寄宿させ、学校教育と農業畜産を教えるセンターです。
将来の農村リーダーの育成を目的としていて、リーダーシップ教育なども行っています。
タンボジセンターで受け入れられるのは、毎年6名。本当はもっとたくさんの人数を受け入れたいのですが、宿泊施設の関係で年に6名しか受け入れられません。生徒たちは3年間、タンボジセンターで、大変ながらも充実した時間を過ごします。
ここ数年は、シャン州から4名、チン州から2名の生徒を受け入れていました。どちらも地球市民の会のプロジェクト地域です。
チン州はとても遠くてアクセスが悪く、一度里帰りするにも片道1週間くらいかかるので、チン州からの生徒は3年間一度も里帰りをせずにタンボジセンターで過ごします(シャン州からの生徒は年に2回、里帰りの機会があります)。
チン州からの生徒は、それだけの決意をもって遠くから学びのために来ている子たちです。シャン州の生徒たちが里帰りしている間もセンターに残って農作業を手伝ってくれるため、タンボジセンターのセンター長もチン州の生徒たちを頼りにしていました。
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