5年間の道のり~エタヤ村学校建設~

地球市民の会のミャンマー事業スタッフが書くミャンマーにまつわるエッセイ。第115回は柴田が執筆しました。

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エタヤ村の学校建設への道のり

チン州のエタヤ村から学校建設の希望があったのは、2019年のことでした。

村まで実際に見に行きましたが、今にも倒れそうな校舎しかなく、雨が降るたびに雨漏りします。教科書やノートが濡れないよう、教室の真ん中にみんなが集まり、何とか勉強しているという話を聞きました。

エタヤ村は学校建設の候補地になりましが、その当時、チン州で事業を始めたばかりだったため、地域の状況がわからないこともありました。なので、まずは村の人がどれぐらいみんなで頑張れるかやってみよう、ということになりました。

順調には進まなかった7か月間

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