SINIC理論と最近の社会
オムロン創業者である立石一真が表したSINIC理論。最近の社会状況を見ると、ますます、これは当たってるな、と言う感じがする。
2021年現在、SINIC理論では「最適化社会」(価値観が転換し モノから心の時代に変化する社会)に定義される。そして自律社会の萌芽が見られる時代である。
最近のSDGsがマネタイズされている現状(その是非はともかく)、いわゆるビジネスへの適用の状況を見ていると少し前までの状況とは異なることが理解できる。
単に社会のために良いことをしようと言う事だけではなく社会の必然的な進化に伴うもののようになってきた。意識的に進展させるのではなく自然に進んでしまうのである
自分としては、SINIC理論における時代の転換はぱっと変わるものではなく徐々に時間をかけて変化していくものと考えている。
したがって「情報化社会」(IT革命社会)が既に終わっていると言うわけではなくその延長線上での最適化社会が展開されていると考える。
情報化社会の前の自動化社会(生産効率優先社会)から情報化社会への変化も同じであり今後最適化社会から自律社会(「個人と社会」「人と自然」「人と機械」が自律的に調和する社会)に向かっていく場合でも、情報化社会の要素がなくなるわけではない。
個人的に最適化社会の進展は少し遅いのかなと思っていたがそんなことはなく、このパンデミックによって明らかに加速された。異常気象による災害の増加も同様の影響を与えている。
こういったマイナスの要素は人類にとってもpainであるがそれを楽しむ(「意識構造変遷理論」で説明できる→ https://www.youtube.com/watch?v=-_5jEoGj0nc
)考え方が個人の気持ちを楽にするのではないだろうか、と最近考えている。
SINIC理論については、下記「アグエコ堂」の記事もご参照のこと。
http://agroecology.seesaa.net/article/481087921.html
http://agroecology.seesaa.net/article/481171301.html?seesaa_related=category