内発的動機からの成果

近藤滋教授。
ノーベル賞学者である本庶佑先生の研究室で免疫学の研究を行っていた。
しかし、内発的動機からチューリング・パターンの研究を初め、国際的な成果を発揮した。
近藤教授にとって外発的活動は免疫学の研究であったが、内発的動機からのチューリング・パターンの研究者となり世界的なアウトプットが発出されるという、ユーダイモニアによって科学の発展に寄与した事例としてここに記録する。
本庶佑先生が近藤教授の内発的活動を否定せずに見守ったことは、今後の企業が兼業に対する対応の参考となる。外発的活動であった免疫学の研究ではなく、近藤教授の内発的活動であるチューリング・パターンの研究を容認(当時の研究者の活動環境における「容認」は支援とも言える)したことにより、全体最適に結びつく結果となった。
企業においても自社の利益最大化という外発的動機から個人の内発的動機の支援に結びつくアクションが「最適化社会」から「自律社会」に向かっている現代において求められる。

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