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神隠し事件の裏に潜む異次元の扉――すべての鍵はオーパーツに!


“常識”が絶句する現実は存在する。
古代より神の神秘とされてきた事象が科学によってベールを剥がされてきた。
専門家と言われる人たちは「あり得るはずがない」ことをオカルトやSFなどと冷笑する。
地球はそんな専門家に唇の端に軽薄な笑みを浮かべるだろう。
この世にはまだ説明のつかないミステリーがたくさんある。
いにしえより伝わる神隠しもそうだ。
人が忽然と姿を消す話は古くから神隠しとして恐れられてきた。平安時代の中期に書かれた『今昔物語集』にも山中の村で人が霧のように消えた話が残されている。
例えば次のような逸話だ。
比叡山に住むある僧が、修行のために山中を歩き回っていた。
この僧は特に熱心な修行僧で、常に仏道を探求していた。
ある時、山中で道に迷った僧は、奇妙な老人に出会う。
この老人は奇妙な笑みを浮かべ、「こちらに来なさい」と僧を誘う。
僧は老人の言葉に引き寄せされるように従ってしまい、それ以降姿を見せなくなったとか。


その僧が神隠しにあったのなら、この話を後世に伝えたのは誰なのかという疑問が残る話ではあるが、付人でもいたと解釈しておこう。
神隠しはなにも日本に限った話ではない。
1520年ごろの大航海時代。
スペイン人の冒険家エルナン・コルテスはアステカ帝国を征服するための遠征をおこなった。戦闘中、スペイン軍の小規模な部隊がジャングルの中に進軍した後、全員が消失した。何も痕跡なく、屍体もなかったという。
一部研究家の間では、アステカの戦術により捕らえられ、儀式的な人身御供として処刑されたのではないかと言われている。
しかし、そのような記録は一切存在しない。
それに消失した彼らはその後歴史の表舞台には登場していない。
1587年、イギリスのロアノーク島に入植した117人が突如姿を消した。ロアノーク島の総督ジョン・ホワイトが1590年に島を訪れた際に航海日誌に記している。
その無人の村には1本の木があり、「CROATOAN」と謎の文字が刻まれていた。
なぜ村人が姿を消したのか、どこへ行ったのか全くわからないとある。


これら事例は中世という時代にあって、まだまだ未知の領域が蔓延る世界でもあった。
そのため、神隠しなのかただの失踪事件なのか判別は難しい。
ロアノーク島の失踪事事件に関しては、原住民族であるクロアトアン部族と融合したのではないかという説もある。
後の時代に先住民の中に金髪や青い目を持つ人々がいたとの記録が発見されいるからだ。
そのため、いわゆる神隠しとはだいぶ様相が異なるかもしれない。
しかし、近年に否定し難い神隠しの事例がある。
1915年8月、第一次世界大戦中のトルコでそれは起こった。
スルバ湾近くの戦略拠点の一つ、第60高地に向かっていたイギリス陸軍ノーフォーク連隊341名が瞬間消失事件に遭遇した。
当日、トルコは快晴だったが、ノーフォーク連隊が向かった先は灰色の分厚い雲が浮かんでいた。

その小高い丘に進軍した時、長さ300メール、幅、高さともに60メートルあろうかというその不気味な雲が風に流され迫ってきた。
やがてノーフォーク連隊はその灰色のモヤの中へ引き込まれてしまう。
その様子はその丘がよく見える位置に陣取っていたニュージーランド部隊が目撃していた。
そのニュージーランド部隊は奇妙に思ったという。
なぜなら敵部隊の近くで視界不良の霧の中を進軍するのは明かな自殺行為だったからだ。しばらく耳を澄ませていても銃声は聞こえてこない。
そのため、戦闘が繰り広げられていたということはなかった。
霧が晴れて視界良好となってニュージーランド部隊は驚愕する。
目の前にいたはずのノーフォーク部隊341名の姿が忽然と消えていたからだ。
大戦終了後、イギリスとはトルコに対してこのノーフォーク部隊341名の人質を解放するよう交渉した。
しかし、返答は奇妙なものだった。


トルコはその部隊と遭遇したり、交戦した事実はなく、したがって捕虜にもしていないという返答だったからだ。
現在でもイギリスの記録には、「ノーフォーク連隊341名は全員生死がわからず、行方不明のものとする」と記されている。
生きて帰国した者も屍体すらも発見されていない。
彼らはどこへ行ってしまったか。
偶然発生した次元の狭間に落ちてタイムスリップしてしまったのか皆目見当がつかない。
ただ、世界中の古代遺跡には不可思議なものが発見されるケースがある。
白亜紀の石灰岩に恐竜の足跡と並行して人間の足跡が発見されたり、同じく白亜紀の地層から鉄製のハンマーが発掘されて関係者の頭を悩ましている。
1億3500万年前は人間などまだ存在していないはずの地層だからだ。


さらに、5億年前の古生代カンブリア紀に生息した三葉虫が26センチのサンダルに踏みつけられた足跡化石も発見されている。
これらオーパーツと言われる古代の遺物は神隠しに遭遇し姿を消した人間の痕跡なのかもしれない。
説明のつかないこれらオーパーツに専門家はいくらかキマリ悪げに笑みを浮かべ、無視し続けている。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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