人類の起源はエイリアン?進化論に潜むミステリー
単純にあり得ないと思えてならない。シーラカンスは3億5000年前から進化していないが、人間は500万年くらいで猿からヒトに進化したことを。猿はずっと猿のまま変わらないにも関わらずだ。蝶ははじめ、ゲジゲジの醜い幼虫で女子に「ぎゃー!きもい」とかなぜか非難を浴び、サナギになり、蝶に変化すると「綺麗」と大絶賛される。これはそういう設計の昆虫であって「変態」であり、進化ではない。そもそも進化とは何か?
ある生物、同種のグループにおいて、性質が世代の経過につれて変化する現象のことをいう。小学校や中学校の歴史の教科書に猿から段々と進化して現生人類(ホモ・サピエンス)に進化する見開きページがあり、心躍った記憶がある。
これは1859年出版されたダーウィンの『種の起源』の支持者トマス・ヘンリー・ハクスリーが1863年の著書『人間の自然史的位置』の中で人間と霊長類の骨格や解剖学的な類似性を詳細に分析し、人間と猿の共通祖先についての議論を深めたところに起源がある。
それに基づいた人間の進化を表現した図だが、今の教科書には掲載されていない。
進化論とは、生物は不変のものではなく、自然淘汰を経て長時間かけて次第に変化してきた、という仮説だが、少なくとも教科書は「退化」してしまったようだ。
ダーウィンの進化論は間違い?
この進化論というのはあの有名なチャールズ・ダーウィンが最初に唱えたものではなく、結構古くからあった。
紀元前610年ごろ、古代ギリシアの哲学者アナクシマンドロスは、万物の起源や自然現象について理論的に説明しようとした中で、生命がまず湿潤な環境で発生し、その後、乾燥した土地に適応していったと考えた。
これは現代の進化生物学における「生命の海洋起源説」、簡単にいうと、「母なる海」の考え方を示していた。
私が中学生頃に習った、アウストラロピテクスからネアンデルタール人、そして原人を経て、現生人類(ホモ・サピエンス)に進化したとされた説は創造論者からは疑問視されている。これだと単純に長い時間をかけて1種類のヒトが数珠つなぎで進化していたように見えるが、人類の最初の類人猿とされたアウストラロピテクスの存在自体が疑われている。
400万年前から200万年前に生息していたとされるアウストラロピテクス。二足歩行や脳容量がチンパンジーと比べてやや大きめで似て異なる生物とされていた。ところが妙な不整合が発見された。
まず発見された洞窟が87万年前にできたものという別の研究結果が発表された。
それにアウストラロピテクスの手足の指やつま先が軽くカーブを描いた形をしていることから、木の上で生活するチンパンジーの特徴と同じであった。
このことからも、最初の人類というより「ただのチンパンジー」だと創造論者から論破されたのだ。
これが正しいとなると、少なくとも87万年前からチンパンジーも進化してないってことになる。
それにそもそも、猿に近い類人猿とされた化石と、原始人とされた化石は発見されたが、その中間の生物がないのが気になるところだ。猿の次はいきなり人間の化石で「猿から人間に進化した」はないだろう。進化したというならその中間生物が存在するのが当然と思える。
しかし、この進化論を証明する中間生物は存在しておらず、「やはり創造論が正しい」という風潮が生まれた。
創造論というのは、誰かが最初に人間を作ったという説で、筆者も実はこっち系で、創造主は神様ではなく、UFOというさらに、そっち系。理由は人間だけが猿から進化したというのは説明がつかない。キリンやシマウマは洋服を着ないし、テーブルで食事もしない。猿やチンパンジー、ゴリラはいまだに猿だし、チンパンジーだし、ゴリラでしかない。人間だけが特殊すぎると思える。しかし、こう考えると理屈にあう。「人間は最初から人間だった」と。
ところが、これまでミッシングリンクとされた穴を埋める大きな発見があった。
なんと半猿半人の化石が発見されたというのだ。
半猿半人のモンスター、ホモ・ナレディ
2013年、古人類学者であるリー・バーガー率いる研究チームが、南アフリカのヨハネスブルグ近郊にある人類化石遺跡群の一部、ライジングスター洞窟で発見した。
脳容積はアウストラロピテクスと似て現在のチンパンジーに近く、現代人との比較ではかなり少ない。歯の形状は比較的小さく、現生人類に近く、頭蓋骨の形状も猿人よりも人類に近いよう。
骨格の構造が猿人として知られる原始的特徴があり、長い脚や足の構造は二足歩行に適しており、現代人に似ている。
つまり、猿人の部分と、初期人類で知られる現代的特徴をあわせもつ、奇妙な中間生物のようだ。関係者によると、腰から下の下半身の骨だけみると現代人とほぼ変わらないようだが、腰から上は猿人の特徴を持っているという。
このホモ・ナレディは23万6000年〜33万5000年前あたりで現生人類が世界に広まる初期段階ではないかと推測されている。学会からは懐疑的な視線を投げかけることに。
どうも証拠云々よりも、主張が先行するタイプの発見者で学会からもかなり嫌われ者だとか。本人のリー・バーガー氏は・・・
「ツタンカーメンや、ロゼッタストーンに匹敵する大発見だ」
と豪語してることもマイナスに働いている模様。今のところ、新種発見というのは共通認識ではあるが、一直線上のヒトの進化を結ぶ存在ではないという見方が一般的になりつつある。つまり、「その後、ヒトへ進化した」証拠にはならないということだ。
ただ、そういった特徴をもった絶滅種の猿だという否定的な意見を跳ね返す証拠も今のところない。
このホモ・ナレディのDNA分析だが現状、進んでいない。それは南アフリカの温暖な気候がDNAの保存に適さず、分解されてしまったからだ。そのため、DNA抽出は今の科学技術では難しいとされている。ただ、仮に抽出されたとしてもDNAレベルでは何の進化の形跡も見られないのではないかと思えてならない。
100歩譲ってヒトの中間生物だったとしよう。よく国内の観光地で城観光にいった時、天井が低い事に気がつく。これは昔の武家社会の格式文化か何かかと勝手に勘違いしてたんだけど、単に昔の日本人の平均身長は150cmだったってだけ。
昔の日本人は小人だった。あの伊達政宗も身長は150cmちょっと。
明治以降、外国の食文化が輸入されて以来、日本人の体格は大きく変化してきた。
今の日本人は170cm以上なんて当たり前。それではDNAレベルで進化したといえるのだろうか。
いや単に成長しただけだと思う。進化論というのはDNA発見前、19世紀の論理になる。そのため、DNAでの進化って実はいまだに証拠は発見されていない。
人間は進化したのではなく、機能拡張?
2010年、2013年にネアンデルタール人と現在の人間のDNAを比較し、その相違が進化となるのではと研究がすすめられた。
実は現生人類は2%のネアンデルタール人のDNAを保持してることが研究から判明している。その比較検証の結果は衝撃的なもので、ネアンデルタール人のDNAは現在の人間が保持する2%のDNAとほぼ同じだという結論に達し、研究者を困惑させている。
したがってネアンデルタール人は現代の人間に進化する前の人間ではなく、DNAレベルでは現在の人間と変わらなかったという奇妙な結論になる。
これは進化ではなく、交配により獲得したDNAということになる。ネアンデルタール人とホモ・サピエンスは交配していたという事になる。
以前はネアンデルタール人とホモ・サピエンスは別種で交配できないという説もあったが、今では覆されている。
2012年にロシアで発見された約90,000年前の10代の少女の化石が、母がネアンデルタール人、父がデニソワ人であったことが判明。しかも母のネアンデルタール人は初期のホモ・サピエンスのDNAも保持していたとか。
つまりは同じ起源を持つヒト科の生物は異種交配によってそれぞれのDNAを保持することで進化というか、融合種、わかりやすくいうと「機能拡張」がおこなわれてきたというところか。
例えば、コンピュータの世界ではWindows、Mac、Linuxとそれぞれ種類はあるけど、元々は0か1のバイナリデータを扱うことでは起源は同じなので今OSの種類は関係なく、さまざまな機能拡張が可能となっているが、それと同じように人間も異種のDNAを保持するとで突然変異でもなんでもなく、進化でもなく、機能拡張という変化を起こしていったというのが、真実に近いのではないかと思えてならない。
実はこれはヒト科に限った話でもなく、異種交配は他にも見られる。
3万5000年前に絶滅したホラアナグマのDNAは現在のヒグマのDNA内部で確認できたりする。
ネアンデルタール人も、我々であるホモ・サピエンスも、デニソワ人も基は同じヒト科の生物で、アフリカ大陸からヨーロッパ、中東、アジア、アメリカと渡り、環境や食の違いにより、それぞれ特徴が表面化して身体的な変化をもたらした。
しかし、人の交流はそこに止まらず、支配する側とされる側、中には友好的な合流などで交配があり、それぞれの特徴DNAを持つ新種が誕生していったというところかもしれない。
そうだとすると、どこまでさかのぼっても「人間は最初から人間」だったということになるかもしれない。
これらを間接的に証明したマッドサイエンティストがいた。
マッドサイエンティスト 異種交配研究イリヤ・イワノフ博士
1920年代の旧ソ連で、スターリンは科学者に、痛みを感じず文句を言わずにただ命令に従う人間兵器の研究を命じた。白羽の矢が立ったのはイリヤ・イワノフ博士だった。
イリヤ・イワノフ博士はメスのチンパンジーに人間の精子を注入、また何も知らされていない人間の女性にチンパンジーの精子を注入するという奇怪な人体実験を行ったという。その結果はいずれも失敗!
同じウマ科のシマウマとロバの交配は成功したのに、同じ先祖のはずの人間とチンパンジーは失敗した。
これこそ、人間が猿ではなく、「人間は最初から人間で猿とは別生物」という確固たる証拠かもしれない。
そもそも、チンパンジーは人間のように話せない。
ところで、人の特徴でもある、その言語能力だがこれは同種の起源であるヒト科生物から脈々と受け継がれてきた能力ではなかったかもしれない。
謎のエイリアンDNA
最近の研究から、人間の言語を司るDNAが存在していることが判明している。
FOXP2と呼ばれるこのDNAは哺乳類全体が保有するDNAではあるが、人間だけが持つ特殊な変異があるDNAなのだ。
FOXP2は脳や、肺、腸などの発達における遺伝子の発現制御に関与している。またこのDNAこそ、発話能力、言語学習を司る最重要DNAとなる。
このFOXP2の変異は20万年前に起こったと仮説がある。それはちょうど現生人類(ホモ・サピエンス)がアフリカで進化したとされる従来の仮説と一致している。しかし、このFOXP2の進化の過程、起源がどこにあるのかが謎となっている。
一斉に現生人類のFOXP2が一人残らず変異が起こるなんてあり得ないと思えるからだ。
地球上の他の動物には決して存在しないヒト唯一の特殊DNAであるFOXP2は果たして自然淘汰の中で生まれたものなのか?
それとも創造論的解釈で「誰かがもたらした」のだろうか。
世界各地に点在する古代文明には巨石建造物、説明のつかないオーパーツが多く存在している。謎の特殊DNAであるFOXP2も然り、それら「未来の遺産」は何を意味しているのか。
聖書の英訳で「神:GOD」は実はヘブライ語では「天から舞い降りた人々」という意味になる。古来より、「神の啓示」と解釈された謎の存在が、古代人にFOXP2遺伝子を組み込んだとしたら、まさにFOXP2とは「エイリアンDNA」という事になる。
エイリアン=説明のつかない事象の接着剤という感じは否めないが、肯定する証拠はもちろんないが、全否定する証拠もまた、ない。ただ、このエイリアンDNAのおかげで人間は地球上で特殊な生物だということだけは確かなようだ。