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マーブルプリントの布が最も売れていた時代はいつ?

とても色彩が美しいマーブルプリントの布。
1960年代にドイツで開発された技術です。
当時マーブルプリント技術を持った染織会社は、世界でも何社もあったそう。
今は世界で1社、京都のみです。

マーブルプリントの難点は、作るのに手間がかかるところ。
手作業も多く、熟練の職人しか作ることができない。制作するには経験値が必要。そのため、安くは無い。

ただ、この色鮮やかさは、他に無いものです。
他の染める技術ではここまで鮮やかにはなりません。
布以外の、マーブル紙も、映像でも、絵画でも、この色鮮やかさはできないと思います。

今となっては貴重となってしまった「マーブルプリント」ですが、
とても流行していた時代がありました。

1969年あたりのアメリカ西海岸。LA、ロサンジェルスです。

当時の話では、
「海に遊びに行くときにマーブルプリントのシャツを買って、カバンにクシャっと詰めて、ビーチで着て、帰りに捨てる」

色鮮やかだから海で着るのにもぴったり、
カバンにクシャクシャに入れてもポリエステルだからシワになりにくい。
でも使い捨てなのはどうなのか?
(この時代のポリエステル布の状況について詳しくわかる方は、お教えくださいm(_ _)m)

そもそも1969年のアメリカはどんな時代なのか?

わからないことが多すぎる。
マーブルのリサーチだけでなく、歴史のリサーチまで始めることになりました。学生時代は歴史の勉強はあまり得意ではなかったし、今は仕事で忙しいし、、、などと、諦めるのもイヤなので、自分のペースでリサーチをはじめました。

そのリサーチで、20世紀の歴史、人の暮らし、ポップカルチャーを俯瞰して学ぶことができました。歴史がわかると映画、音楽、絵画の理解(情報処理?)が1000倍くらいは早くなり、今では、どの映画見てもおもしろい状態です。

LAは特別な街であることも知りました。イームズのスタジオがかつてあり、ピンチョンが住み、ハリウッドも農場もある。映画ならインヒアレントヴァイス、チャイナタウン、トゥルーストーリーの舞台でもある。

ロサンゼルスに行ってみたい。
ほんとはタイムマシンで1969年のロサンゼルスがいいけど、今のロサンゼルスでも全然オーケー。
今のロサンゼルスのビーチでマーブルのシャツ着てみたい。ちょっとした夢。どのテキスタイルのにしようかな?

▶︎京都で染めたマーブルプリントの布▶︎MARBLE SCIENCE&ARTS 
▶︎ウェブストア▶︎ https://m-s-a.stores.jp/

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