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「手に職」は言ったもんがち!?ふつうの女性が持続可能なキャリアをつくる方法

共働き前提時代、女性は今まで思っていたよりもずっと長く「はたらく」ということと向き合うことが求められています。それを難しいことと感じるか、むしろチャンスと感じるか。

女性のためのオンラインプログラミングブートキャンプMs.Engineerが主催する Ms.Engineer SUMMITでは

株式会社YOUTRUST代表取締役の岩崎由夏さん、株式会社キャスター取締役CROの石倉秀明さん、コラムニストのりょかちさん、freee株式会社取締役 CDO の平栗遵宜さん

をゲストにお迎えして、キャリアの不安を抱える女性に向けて、これからの日本社会でキャリアを築いていくヒントや、女性エンジニアという新キャリアについて、これまでのご経験を通じたさまざまな視点から、お話を伺いました。

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【Vol.1】イベントレポート第2弾です。

「これからの女性のキャリアシフトのポイントは?」

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やまざき:それでは、ここからは、もう少し女性というところにフォーカスして、今日のテーマを深堀りしていきたいと思います。

女性の方も二人いらっしゃいますし、あとキャスターさんも働いている方は9割女性の方ということ、freeeさんも女性社員の活躍を応援されてるというふうに思っています。

ここでポイントは、これから共働き前提時代になってきて、女性だと働くことと産むことと育てることが人生の一時期にすごく集中してしまう社会構造になってるっていうことは、大前提として一つあると思うんですね。

もちろん結婚するとか産むとかっていうこと以外にも女性の人生の選択肢ってたくさんあると思うんですけども、女性にとって持続可能な働き方がこれからは求められてくるんじゃないかなとは思っています。

そこで女性がキャリアシフトをするならどんなポイントを押さえるべきだと思うかということで、これはそうですね、りょうかちさんがやはりキャリアシフト最新ほやほや(笑)ということで、いかがですか?

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りょかち:そうですね、ポイントになってるかわからないんですけど、個人的には昔より気が楽になってきたかなというのがあります。

25、6歳の時は、それこそ副業をまだそんなにみんなやってなくて、転職して自分のキャリアを使って次の会社に行くみたいのが普通だったので、そうなるのを見越してやっぱりライターみたいな自分の家でできる仕事とかその会社にたよらない仕事を持ってるってすごい有利かもしれない、なかったらどうしようってずっと考えてたんですよね。

でも最近だとMs.Engineerでの学び直しや、元NewsPicksの佐々木さんの企業の話とか40代50代から再チャレンジする人の話を聞くと、30代までにキャリアの貯金を作っておかないととか考えすぎなくてもいいかなと思えるようになってきました。

その休んだ時に何か勉強し直して頑張ろうとか考えられるようになって最近すごく気が楽になったっていうのはありますね。それまでは結構いかに30代までに自分の業績を上げて休んでも大丈夫にならないとみたいに思っていました。

やまざき:わかります。私はちょっと年代は上なんですけど、やっぱり30まで走りきってそこで見えた景色で考えようと思ってたんですけど、結局30歳になって体壊してみたいなこともあったので。では今イメージ変わったって仰っていましたが、今は先々のイメージってもう少し明るくなっているということですか?

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りょかち:そうですね。もう私も子供が生まれるまで走りきってそこからちょっと隠居じゃないですけど、ライターやったり仕事をしていたらいいのかなと思ってたんですけど、今はむしろ、若い時の数年後を考えるのと一緒。休んでまたその時にやりたいことに挑戦してみたいなという風に変わりましたね。

やまざき:ありがとうございます。岩崎さんはどうですか。

岩崎:そうですね、私は一歳半になる子供がいて、起業してちょっと経ったくらいで妊娠してみたいなキャリアなんですけれど。私あんまり自分のことを女性だと意識して生きてこなかったんですけれど、それでもやっぱり結婚するまでどこかしらそういうバイアスが自分にもかかっていて、起業とは男性がするものだと勝手に刷り込まれていたんですね。そういう風に言語化こそしないけど、我が家ではずっと旦那に起業してよって言ってて。起業成功させて楽にしてくれやって(笑)。

でも自分のやりたいことを偶然見つけたこともあり、夫とディスカッションしてまずは私が博打的な挑戦をする、という家庭内での役割ポートフォリオを決めました。逆に私が成功して余裕がでてきたら、夫が起業したいって言ってます。家族の中で挑戦するタイミングを中長期で決めちゃうのも一つあるのかなとか思いました。

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やまざき:今日も、岩崎さんがYOUTRUSTに投稿されていたんですが、ご夫婦で議論になった時に旦那さんがわかっていなかったと納得してそのことについて勉強するみたいになったというエピソードを見てすごいなと思ったんです。

私は家族の変化対応力みたいなのってこの先ものすごい戦闘力になるなと思っていて。今まであった家族内のジェンダーロールや、女性ってどっかのタイミングで男性に頼って人生設計していくんだ、みたいなことは本当にもう変わってきていて、意外と男性でも女性とパートナーシップを組む時に、女性も働く時代に自分が思っていたお父さん像になれるわけではないんだなっていうのがわかった時に悩んだり。これからは役割の変化対応力が求められると思うので、岩崎さんのご家庭素敵だなーって思ってます。

岩崎:ありがとうございます。私はもう家族におんぶにだっこで、それこそ旦那の事も頼りまくってますし、後は自分の実家も夫の親も全部総動員で働いてますね(笑)。例えば子供が熱出して保育園預けられなくなった、でも私はめっちゃ仕事ある、夫も仕事あるってなったらもう、夫のお母さんに LINE してすみません来てください!とかですね。

もう出来る限り皆さんに頼ってなんとかやらせてもらっています。頼れる人たちが身近にいるのは本当に幸運だったなと思っていて、助けを求める力があれば自分のやりたいことを諦めずにできる人が増えるんじゃないかなと思ったりしますね。

やまざき:岩崎さんと近くでお仕事させていただくことがあるんですけど、女性起業家っていう言葉自体どうなのと問題提起されたりとか、全然今までの女性起業家のイメージと違うなっていう。これまでは女性起業家はストロングスタイルというイメージがありましたが、岩崎さんはめっちゃ肩の力抜けてるのが衝撃的で、これからロールモデルになっていきたいという記事とかも出ていました。

これからの女性はもっとこういう風に考えたらいいみたいのはありますか。

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岩崎:何か特別な人じゃないと、例えばエンジニアになれないとか、会社経営できないとかって全然なくって、ほとんどの人達が勝手に他人を神格化してるだけだなと思うんですよね。私も最近たまに、憧れでした!とかって言っていただくことあるんですけど、実は本当にしょうもない人間なんですよね。

この間、取材で自分の半生をただただヒヤリングされることがあったんですけど、その日の日記に私は何てしょうもない人間なんだと書いたぐらいですね(笑)。それぐらい、普通の人でもやろうと思えばできると思うので、何歳だからとか私はこれを持ってないからみたいな勝手に卑屈になることはないなっていつも思ってます。

やまざき:もうちょっと普通の人でも挑戦していけるというか。

岩崎:はい、もう周りの人頼りまくって家事育児は色々業務委託して(笑)。

やまざき:そうですよね。私もシングルマザーなので同じシングルマザーの人とかに話を聞くと、もっと頼ったほうがいいとか、あと意外と頼られてうれしい人って多いというのはあって、本当に頼りまくっています。

はい。次、石倉さんは今まで色々な女性のキャリアとかご覧なってきてると思いますがどう思われますか。

石倉:そうですね、僕自身は別に女性じゃないんですけど、僕もね、結婚して子供できるまでは自分のキャリアのことしか考えてなかったんですよ。なんか40ぐらいまでやりきってどこまで逃げ切れるかみたいな。結婚して子供ができたのをきっかけに、逆に今みたいな仕事をし始めたんですよね。

それでキャリアや働き方とか社会のことをなんとなく考え始めたんですけど、女性のキャリアシフトを考えた時にすごい大事だなと思うのは、男性の働き方が変わらないのはだめですね

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さっきの話で、女性が例えばリモートになりましたとか女性が周りの人を頼れるようになりましたって言っても、結局家庭のことを女性がやることが多かったら、女性のやることが増えただけなんですよ。

なので、分担どうするかって話でいくと、男性の時間と働き方をどう変えるかという方が僕は社会的には大事なんじゃないかなっていうふうに思ってて。もちろんその独身の方だとちょっと違うかもしれんですけど。結婚した場合だとそうなのかなという風に思ってるんですよね。

僕は今、娘が5歳なんですけど、再来年の4月に小学校に上がるんですよ。小学校上がったらよく小1の壁とか言うじゃないですか、2時ぐらいに保育園よりも早く帰ってきちゃうんで。逆にそこで仕事をやめちゃう女性が多いみたいなんですが。僕、子供が小1になったら僕の労働時間を減らせないかなと今やり方を考えているんですよ。逆に僕がそっちに行ったらどうなるんだろうと。

自分の会社の話とか聞かれてすると、男性の記者さんとか、まぁ悪気なはないんだけど、いい会社ですね奥さんに勧めますって言うんですけど、奥さんに勧める前にお前がやれよと思う(笑)。いやいや君もだよ、対象は、と。なので、そういうところからなんとかせなあかんなと、いつも思っています。

やまざき:私は女性のキャリア考えるときに、お子さんいる方はもちろん、独身の方でも男性と女性の持ち時間って違うなと思っていて。例えば、女性は朝1時間お化粧にかかったり。持ち時間が1日30分多いだけで月の働ける時間とか生活に対してかけてる時間とか男性とは違うじゃないですか。後は体力の絶対量もどうしても違うし、オリンピックも性別で分かれてることは事実ですよね。

前提がフェアじゃないところに対して、労働時間とキャリアの関係については女性はどういう風に捉えてたらいいと思いますか?

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石倉:労働時間って会社員は自分でコントロールしにくいっていうのもあるんで何とも言えないんですけど。労働時間をひたすら長くしていくと多分あんまり未来は続かないと思ってます。労働時間を増やさない中でどうやって生活の自由度を上げるか、自分がやりたいこととか家族のこととかも含めて生活できるようにするかっていうのは考えなきゃいけないと思う。

男女関わらずなんですけど、これ一人で実現するの難しくてすごい力ですよ。協力しながらトータルでバランスをとるかってすごい大事だなと思うんですよね。なんで自分の労働時間減らそうと思ったかって言うと、僕は取締役なので別に労働時間というか就業時間内で働かないとかもないし、シンプルに時給換算したら僕の方が稼げる自信があるので僕が選んで考えてそういう決断を僕は勝手に持ってるんですけど。まだ会社に言ってないですけど(笑)。

やまざき:やっぱり自分の労働時間のラインは死守しながらとかってことですかね。

石倉:そうですね。いずれにしてもね、会社の都合があるっていうところは残念なんだけど。

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https://ms-engineer.jp/

「(後半)これからの女性のキャリシフトのポイントは?」

やまざき:ありがとうございます。次は平栗さんにお伺いしたいです。 女性のキャリアシフトのポイントは何かありますか?

平栗:うちでは、一人一人が自分が2.3年後から5年後ぐらいにどういうキャリアを描きたいのかっていうのをfreeeでとかは全然関係なく書いて、全員が全員に共有するっていうのがあるんですね。そこでその女性の書いたのを見てると皆一様に、出産とか結婚みたいなものを書いてる人が多くて、そこまでにこういう風になってフリーランスとして働くようになるみたいなこと書いてる人は結構な数の人がいて、やっぱりみんなそこを意識してるんだなーって思ってます。

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実際エンジニアに絡めて言うと、エンジニアはすごくフリーランスになりやすいとか、需要があるので企業を福利厚生などの制度を見ながら選びやすいというのはあるので、そういう意味ではエンジニアという仕事は、女性のキャリアシフトにはマッチしている気がする。だから僕は、3人の娘にも一つの選択にして考えて欲しいなーって思ってるぐらいなんですよ。

また一方では、社内のエンジニアって今平均年齢が32歳が多いから結構ベビーブームで。みんな男性の育児休暇もめっちゃとるんですけど、やっぱり妻と夫と二人でやってもそれでもみんなこう、だんだん顔が土色になっていくぐらい(笑)すごい大変そうにしています。

出産育児っていうものの大変さを考えると、二人でどうやって分担してやっていくか考えないといけないし、僕も三人を保育園に預けてってのをやってきたので、その中ですごく感じるのは、自分の仕事の価値と妻の仕事の価値を天秤にかけちゃだめで、そのお互いの目線から見たら自分の仕事が超仕事だから。うちは結構もうじゃんけんで公平に休む日を決めたりとか、育児と家事とかも全部もできればフィフティ・フィフティで、気持ちとしては自分が7割やる!くらいの気持ちでやることがすごく大事なことだなって思います。

やまざき:あれですよね、俺の方が稼いでるんだからやれよ!みたいな問題はありますよね。フリーランスになりたい人も多かったり、freeeさんはそういうのも応援されるんですか?

平栗:あーそうですね。お前freeeでやる気ないんか!みたいなのは一切ないです。将来起業したいと言う人は一定数いるんですけど、そういう人は、こういう経験もっと積んだ方がいいからこれやろうな、みたいになって逆に会社からもアサインの幅が広がるんですよ。思っても見なかったところで活躍したりする。

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やまざき:なるほど、やっぱりそういう女性のキャリアシフトって経営層が応援してくれるスタンスかって見極めるのは結構重要なんじゃないかなと思います。

平栗:それはめちゃくちゃ重要ですね。うちの会社もCEOの佐々木っていうのがいるんですけど多分めちゃくちゃ忙しいと思うんですけど、僕と1on1してた時に1回電話かかってきたことあって。「保育園から電話かかってきたから今からお迎え行ってくるわ」って。奥さんどうしてんですかって言ったら、嫁の方が忙しいって。その時にいい関係なんだな、と思ったんですよ。

やまざき:なるほど、やっぱりトップの方の考え方や経験は調査した方がいいですよね

平栗:そうですね。僕はトップがそういうスタイルなのはすごくいいと思うし、社内のブログとかでもどんどん発信していってほしい。

やまざき:岩崎さん、女性が働きやすそうな会社だなと見極めるポイントってありますか。

岩崎:シンプルに役員陣に女性がいるかっていうことじゃないですかね。会社の意思決定に従う時にそういう多様性や、自分と似た属性の人がいると、もしかすると似たような思考で意思決定してくれてるかもしれないので。そこはわかりやすい指標の一つなのかなって思いますね。

やまざき:そう言うのは転職の時に調べた方がいいですよね。石倉さんどうですか。

石倉:確かに、多様性は大事なのは間違いないと思いますね。なにかの調査でマイノリティの人たちが全体の30%を超えると意思決定にも反映されるとか影響されるようになるみたいな研究結果もあったので、そのぐらいあるといいのかもしれないですね。

僕でも、本当に信じてたり考えてる会社ってさっきの話の通り、結構トップが自らやってると思う。僕もたまにミーティングの途中とか仕事してる時にコロナで休園になったりして子供がもう騒いでしょうがないので、自転車の練習に行ってきますとかってSlackに書くんですけど、そういうのを割と平気でトップに近い層がやれるかどうかみたいなところかな。

自分は特別と思ってる人だと自分の仕事は育児とかそういうものではない、みたいな前提があって、女性は役員にいてもいいけどね、みたいなのが滲み出てしまうと思うんですよね。自分も参加するものだって思ってるかどうかっていう差は結構あるなと思って。

やまざき:確かに、共働きをされている経営陣の方がいるかどうかと言うのは見極めのポイントになるかもしれないですね。

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石倉:あともし、就業前にもし Slack とかを見れる機会があったら、休んだり中抜けしたりする人っているじゃないですか、その時の投稿とかスタンプの反応とかすごい見たいですよね。ほんと申し訳ありませんっっっ!みたいな感じのが来てるのか、中抜けしますー、いってらっしゃーい!みたいなスタンプが押されてるかどうかって結構表してると思ってて。

やまざき:なんかちょっと、塩…みたいなのだと悲しいですよね(笑)。

石倉:そう。あとなんか、大っっ変申し訳ありません!!!!みたいに書いてあると、この会社休みにくいのかなと思ったり。

やまざき:え、というかそもそも入社前に、Slack入れる会社とかあるんですか!?

石倉:うちは、NDA交わせば入社前に全然見せますけど。

やまざき:すごいですね、入社前にSlack見せてください!って言いにくい(笑)

石倉:じゃあYOUTRUST使って、副業から入ればいいじゃないですか(笑)。

岩崎:弊社も先に見せますし、クライアントさんでも見せてる会社さん多いですね、入社前に。やっぱりもう今コロナでリモートなんで社内の雰囲気といってもほぼほぼ Slack じゃないですか。なのでSlackの中を面談前にちらっとお見せするのもありますしも NDA結んで全部見てくださいも。そうすると大概の方が安心して、決めましたって言ってくれますね。

やまざき:裏技ですね。めちゃくちゃいいことを聞きました。

石倉:Slackはもうオフィスですよね。バーチャルオフィス。

やまざき:女性のキャリアシフトのことでもう一つ伺いたいのが、結構皆さん手に職つけたいという話が多くでますただ手に職ってつけられる人とつけられない方もいらっしゃるかと思うんですよね。りょかちさんは最初から手に職って意識されてたと思うんですけど、どう捉えてたんですか。

りょかち:それは完全にそうですね。手に職つけないと生き残れないかもって思ったからだと思います。ただ、やっぱりそれは誰にでも再現性があるものではないとも思います。私はそれで生き残れたけど、じゃあみんなできるかというとそうじゃないし。

だからやっぱりスキルをつけるというのも大事だけど、一方で受け入れる側も変わってくれたら嬉しいなと思いますよね。女性の職場復帰について、まだまだどんな会社でも応援するよって会社ばかりじゃないからこそ、フリーランスになって少しでも選択肢を広げたいとか「会社員でいることを諦めるしかない」という選択肢を選びがちなんだと思いますし。無理して手に職を得なくても、女性が職場復帰に不安を抱かないようになると良いなと思います。

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やまざき:不安からくる手に職よりは、才能を生かした手に職だとか、どういうふうにう社会に還元していくかという視点は大事ですよね。

りょかち:今はその Slack とか見てもらって相性がいいとか、さっきソフトスキルの話ありましたけど、なんかこの人チームにいてくれるといいなあとか、そういうのでもっと繋がれるようになれば、そういう手に職つけないとという不安から緩和されていいなと思ったりします。

やまざき:そういうのもスキルの一つですもんね。信頼を勝ち取っていけるみたいな。

岩崎:女性といえば手に職つける、みたいなことを小さい時言われた記憶がすごくあって。叔母に「女の子は資格持っていないと働けないよ」と言われて何言ってるんだろうと思ってたんですけど。多分、私たちの世代まではなんとなくそういう価値観があって育てられている側面は正直あったのかなと思っています。

一方で、手に職って言ったもん勝ちだなとも最近思っていて。なにかの資格を持っているからできますという話ではなくなってきてるじゃないですか。例えばプログラミングも別に資格とかはないですよね。私はエンジニアですって名乗った日からあなたはエンジニアですってなれるので、結構言ったもん勝ちだなと思っています。もちろん嘘はよくないですけど。

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私も自分は何ができるかわからなくて、前職時代いろんな部署を渡り歩いてきたんで、全部2年、2年、2年みたいな感じだったんですよ。で、その時に転職したいんだけど何ができるかわからないし、なんかポジションあるのかな、って言ってたら、元同僚に「岩崎は採用できるじゃん」って言われて、私採用できるって言っていいんだ!と気付けて。

その日から「私は採用を長くやっていました」と言うようになって、周りからの印象や反応も変わっていきました。一生懸命働いていたら、何かしらの経験が絶対あるはずなのでも言ったもん勝ちかなと思いますね。

やまざき:ハッタリって大事じゃないですか。ハッタリと盛るって違うと思ってて。はったりってポジティブなことだと思っていて、とりあえず言って、そこに自分をおいつけて行くみたいなのは大事ですよね。女性って萎縮しがちで謙虚、みたいな部分があると思うんですけど生き残っていくためにはやっぱりハッタリから入って自分がやってきたことは自信を持つべきだと思います。

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イベントではこの他「女性がエンジニアに転向することについてどう思いますか?」といった問いに、様々な視点でのぶっちゃけた回答をいただきました。続きは、イベントレポート第3弾にて公開予定です!ぜひ、お楽しみに!

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