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「結婚・出産後のキャリアが不安…」理想の未来を叶える自分らしいキャリアの築き方

「結婚・出産後も今のように働き続けられるのだろうか…」
一度はそんな不安を感じたことがある女性も多いのではないでしょうか。
Ms.Engineerではライフステージの変化に不安を感じている女性に向け「自分らしいキャリアの作り方」をテーマにオンラインワークショップを開催しました。ゲストはキャリアのプロであるキャリアアドバイザーの岡千尋さんと、Ms.Engineerを卒業し未経験からエンジニアとして活躍する國松彩帆さん。
お二人の経験やアドバイスを聞きながら、理想の人生とそのために今やるべきことを言語化するワークをおこないました。

登壇者プロフィール

岡 千尋さん

岡 千尋(岡さん)
現在はフリーランスとしてスタートアップ・ベンチャー企業にて新規事業企画・採用支援の仕事に従事。 大学卒業後、株式会社紀陽銀行に就職後、株式会社リクルートキャリア(現:リクルート)に転職。オーダーメイドウエディング事業を手がける株式会社CRAZYを経て、キャリアコーチング事業を手がけるポジウィル株式会社の創業メンバーとして事業を立ち上げ。その他にもコーチングスクールやパートナーシップを育むコーチングプログラムなどの新規事業企画なども担当。 2024年5月末にて同社を退職し、現在に至る。

X:https://x.com/bln49980?s=21&t=LytSwVCmM7VNRYsu_vrTkg
note:https://note.com/ch1h1ro/n/n4c310a791429

國松彩帆さん

國松彩帆(あやほさん)
4歳からピアノを始め、音楽系の専門の大学に進学するも、音楽以外の道を模索するために、美容メイク系の専門学校にダブルスクールで通い、メイクに関する知識を取得。その後、資生堂に入社。13年間資生堂美容部員として最年少店長も経験。体力・時間・場所に合わせて仕事をしたいとキャリアシフトを決意。コースを卒業後、給与水準を維持しながらITエンジニアとして滋賀県から名古屋の会社にフルリモート勤務。副業もこなし、働き方を自分のありたい姿から逆算してデザインし、現在に至る。

note:https://note.com/ms_engineer21/n/n44417933623e

「今の仕事を続けられるだろうか…」女性が抱えるキャリアの不安とは

エン・ジャパン株式会社が2019年におこなったアンケートでは、結婚・出産後も働きたいと回答した女性が全体の9割を占めていました。


エン・ジャパン株式会社が2019年におこなったアンケート

一方で、ZaPASS JAPAN株式会社が2021年におこなったアンケートでは、結婚・出産後の仕事について「今後のキャリアに不安がある」と答えた女性は8割。

ZaPASS JAPAN株式会社が2021年におこなったアンケート

この2つのアンケートから、多くの女性がライフステージの変化があっても働き続けたいと思っている一方で、キャリアへの不安も抱えていることが浮き彫りになりました。

ゲストのあやほさん、岡さんもそれぞれに以前はキャリアの不安を抱えていたそう。

――お二人はキャリアに不安はありましたか?

あやほさん:
エンジニアに転職する前は美容部員をしていましたが、立ち仕事だったこともあり「年を重ねてもずっとこの仕事を続けられるのだろうか」と不安がありました。このままでは、販売員以外のキャリアが築けないとも…。

岡さん:
私は出産後も働きたいと思っていたものの、子育てをしながら働く女性の先輩たちを見ていて「自分の生活だけでも精一杯なのに、育児や家事も重なったら、すべてをこなすのは無理ではないか」とモヤモヤしていました。
――今、自分自身で道を切り開き、キャリアの道筋をつくっているお二人でさえも、そんな経験があったことに驚きました。

自分の理想から逆算して、今やるべきことを知ろう!フレームワークを学ぶ

そんなキャリアに対する不安とどうやって向き合っていけば良いのでしょうか?今回は自分の理想から逆算して、今するべきことを見つけるフレームワークをご紹介しました。

ワークの流れ

  1. モヤモヤを吐き出そう:まずは、今のキャリアに対するモヤモヤを吐き出してみる

  2. 欲を吐き出そう:3〜5年後、何にでもなれるとしたら、どんな自分になりたい?

  3. 3年後の理想を考えてみよう:4L理論を使ってみる
    →理想と現実のギャップを埋めるには、今何をすべきか考える

①「不安」の正体を深掘りしよう

ワークの結果をコメントにいただいたところ、参加者の多くが今のキャリアに対するさまざまなモヤモヤを抱えていました。それに対し、キャリアドバイザーである岡さんからはこんな言葉が…!
岡さん:
不安やモヤモヤは、“漠然としたままにしない”ことが大切です。不安の原因や理由を「何を変えたら楽になるか」まで踏み込んで考えることで、「今、自分はここを変えたいと思っているんだな」「これは変えたくないんだな」など、気づきが生まれます。書き出してみると気づくことが多いんですよね。
――書き出してみると、思考の整理ができ、新しい発見がありそうですね。

②何でもできるとしたら、どんな自分になりたい?リミットを外して自分の「欲」に向き合おう

続いて3〜5年後、何にでもなれるとしたら、どんな自分になりたいか」を言語化していきます。

今の環境や仕事の延長だと考えてしまうと、何もできない前提になってしまうので「何でもできる」「何でも手に入る」状態で考えます。どんな仕事をしていて、家族とはどんな関係を築いて、どんな自分になれたら最高か…など、さまざまな側面から自分の理想を洗い出していきましょう。

参加者からは「リモートで月1出社」「子どもと向き合いたい」「愛犬の散歩をがっつりしたい」「お金も時間も自由」など、さまざまな理想が上がっていました。

③理想の人生にベストな“4L”の割合を知り、ギャップを埋めよう

続いてモヤモヤと欲を洗い出したあとは「4L(フォーエル)理論を用いて理想の自分像を洗い出していきます。
4L理論とは、アメリカのキャリア理論家であるサニー・ハンセン博士が提唱する「人生は、仕事( Labor)、愛(Love)、学習(Learning)、余暇(Laisure)の4つの役割で構成される」という考え方。それぞれの役割の重要度は人によって違うので、その割合が未来のキャリアを考えるうえで重要と言われています。
この4L理論を用いて、現在と理想のギャップを認識し、そのギャップを埋めるために今できることを言語化しましょう。

――あやほさんはMs.Engineerの受講後、フルリモートのエンジニアへ転身しましたよね。エンジニアになる前後ではどんな変化がありましたか?

あやほさん:
大きく変わったのは、仕事と余暇の割合です。
美容部員として販売の仕事をしていたときは、勤務時間に加え、通勤の時間や店頭に出るまでの準備の時間も必要で、立ち仕事でヘトヘトになって終わる毎日でした。「勉強したい」「やってみたい」と思っても、家に帰ったら疲れ切って何もできないような状態で。4L理論の余暇は0%だったと思います。
現在はエンジニアとしてフルリモートで働いているため、通勤時間がないことで体も疲れにくく、勉強時間も持てるようになりました。副業もしていますが、前職の拘束時間と変わらない時間で本業と副業の両方ができています。

――現在と理想の4Lのギャップを埋めるためにはどのようなアクションをされていますか?

あやほさん:
エンジニアとしてスキルアップをして仕事の単価を上げたいので、「学習」の時間を増やしてしていきたいです。

岡さん:
場所と時間にとらわれない生活の延長として、海外で英語を使った仕事もできるように、毎朝、英語学習をしています。

――今回のワークは、健康診断のように定期的にセルフチェックし続けると効果的です。継続的にフレームワークを使って、現在と理想のギャップを確認し、アクションに繋げられると良いですね。

35歳でMs.Engineerへ。あやほさんが語る「今からでも遅くない」理由

ワークショップの後は、Ms.Engineerを卒業し、未経験からエンジニアへ転職したあやほさんへの質問コーナーが設けられました。
35歳で勉強を始めたあやほさんが語る、未経験エンジニアのリアルとは――。

 Q1. エンジニアになりたいと思った理由は?

あやほさん:
きっかけは、リモートで働きたい想いと給料が良さそうなイメージからでした。HTMLやCSSも触ったことがあったので、単純に「楽しそうだな」と、実は軽い気持ちで始めました。

Q2. エンジニアとして学んで大変だったこと、楽しかったことは?

もともと文系で数学も苦手だったので、単語の意味すらわからないところからのスタートで、大変なことだらけでした。一方で、自分が書いたコードが実際に動くところを見るのが楽しく、達成感がありました。

少しずつ理解ができるようになり「こんな私でも頑張って、勉強したらできるんだ」と思えるようになったんです。

Q3. エンジニアになって収入は安定しましたか?

実は未経験だと給与水準が下がることが多いんです。でも私はMs.Engineerの就職サポートの力もあり、前職の給与水準を保ったまま、正社員としてエンジニア転職ができました。副業もしているので、全体の収入はアップしています!

Q4. 40代で未経験からエンジニアを目指せますか?

目指せます!エンジニアの先輩に「(企業側は)年齢ではなく、その人が今まで何をしてきたか、これから何ができるのかを見ている」と言われたことがあります。私も35歳で学び始め、同じ不安がありました。でもこうやってエンジニアとして転職ができたので、年齢は関係ないと実感しています。
しかも40代であれば、これまでのキャリアとエンジニアを掛け合わせて働けるので、求められている人材になれる思います。

Ms. Engineerの無料キャリア相談は1対1でアドバイス

今回ご紹介した理想のキャリアのフレームワークは、ぜひ理想のキャリアに近づくために​​定期的に実施いただくことをお勧めしております。
Ms. Engineerでは、多くの卒業生があやほさんのように、エンジニアとしてスキルを身につけ、理想のキャリアを掴み取っています。リモートワークで働きたい方、収入を上げたい方にとって、エンジニアはひとつの大きな選択肢。ぜひ気になる方は無料相談をぜひご予約ください。
無料相談は、経験豊富なキャリアアドバイザーが担当させていただくので、このワークを実践し、さらにキャリア全般の悩みを深掘りして参加いただくとさらに効果的です。
理想の4Lを目指して今やるべきことを知ることで、少しでも不安やモヤモヤを解消し、結婚・出産後も自分らしく働ける未来をつくっていきましょう!