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”居心地は良いけど60歳までは続けられない”元美容部員だった私がITエンジニアを選んだ理由

女性のためのコーディングブートキャンプ『Ms.Engineer』。未経験からプログラミングを学び、実際にエンジニアとして転職した卒業生も生まれています。

今回の記事では、そんな卒業生の一人であり、『Ms.Engineer』で学習後は転職活動も行い、無事未経験エンジニアとしてキャリアチェンジ。現在は事業会社のエンジニアとしてフルリモート、副業もこなし、年収UPもされたというAyahoさんのお話をお伺いしました。

音楽大学卒業後、化粧品の美容部員として13年間勤務されていたAyahoさん。
「このままこの先もこの仕事をやっていくのか‥」と悩んでいた矢先、人生を左右するような大きな病も発覚。病気は克服したものの、「人生一度きり。今の延長に欲しい未来がないなら、挑戦してみよう」と思い、慣れ親しみ、安定していた会社を辞めました。

そこから今後も自分に自信をつけられる資格やスキルを身に付けたいという思いから、情報収集し、高校時代HTMLでホームページを作成した経験を思い出したところ、プログラミングを勉強してみようと思ったそうです。

30代半ばから未経験でエンジニアへ。
「本当になれるのか?」という葛藤もありながら、「自分の道を切り開くのはこれしかない!」という強い思いで努力され、理想の働き方を手に入れることができました。

そんなAyahoさんに学習までのプロセスや転職経緯、そしてこれからのビジョンについて熱くお話しいただきました。


「何者でもなくなる」という恐怖から、美容部員のキャリアを掴む

———美容部員になるまでのAyahoさんの人生ハイライトを教えてください。

・4才からピアノを始める
・音楽科のある高校へ進学
・音大ピアノ専攻
・音楽家の道を諦め、化粧品美容部員へ
・化粧品美容部員として13年勤務(1社経験のみ)

4歳からピアノを始め、高校も音楽科に進学、大学も音大に入学し、大学まではピアノ一筋の人生でした。音大に進学後、本当に音楽家を目指すなら、海外留学なども必要となってくるとのことで流石に経済的に難しいと痛感し、少しずつ音楽以外の道を模索するようになりました。

そしてこの学生時代当時、音楽の道がなくなった自分は「何者でもなくなる」という焦りから、アルバイトで必死にお金を貯めて、美容メイク系の専門学校にダブルスクールで通い、メイクに関する知識を専門的に学びました。

こう言った背景から、新卒では日系大手企業の美容部員として内定をいただき働き始めました。そこから13年間美容部員としてキャリアを積んできたことになります。

美容部員時代のayahoさん

「この先60歳までは、やれないかもしれない」と感じた転機

———美容部員として13年。慣れ親しんだ会社・仕事を離れてプログラミングを学ぼうと思われたきっかけは何だったのでしょうか?

メイクの仕事は好きだけど、元々漠然と、この立ち仕事や時間に拘束されるような働き方を「この先60歳までは、やれないかもしれない」という不安は頭の片隅にずっとありました。おかげさまで職場の人間関係が恵まれていたことと、福利厚生も充実していたため、特段強く辞める理由がなかったので結果的に13年間働くことになりましたが、30代を迎えたタイミングで、私自身が人生を左右するような大きな病気にかかるという転機を迎えたことで、真剣に自分の人生やキャリアについて考えるようになりました。

また若い人材がどんどん次のキャリアやライフステージへと移っていく中で、私だけがずっと未来も見えない同じ場所にいて、そしてそこに留まり続ける理由が「居心地がいいから」以外の理由がなかったことに危機感を覚え始めました。

このままだと自分がダメになってしまうと、そうならないために自分を鼓舞しなければいけないと思い、まず会社を辞めることに決めました。

そこから少しでも未来につながるような資格やスキルを身に付けたいと思い、情報収集してたどり着いたのが「プログラミング」を学ぶということでした。

———数あるプログラミングスクールの中でなぜMs.Engineerを選ばれたのでしょうか。

プログラミングやエンジニアという仕事に興味を持った際、ネットで情報収集しているとあまりに男性社会で、ほぼ女性がいらっしゃらない印象がありました。だからこそ今後私のような女性がエンジニアになっていくことが求められるのではないかと思い、そのようなロールモデルをまず見つけたいと思って、「女性 エンジニア」で検索した際、最初にヒットしたのが『Ms.Engineer』でした。

女性のためのプログラミングスクールということでまさに私が求めていた環境であり、女性エンジニアのロールモデルがたくさんいて、そう言った女性からスキルだけでなくキャリアのアドバイスも受けられる点に魅力を感じ、見つけた瞬間にカウンセリングを予約、カウンセリング当日に入会も決めて、その足で初めて自分のパソコンも購入しました。(笑)

キャリアの相談もいつでも可能

今振り返っても思い切った決断をしたと思いますが、この1年の人生の激変ぶりを考えると、あの時思い切って入会した自分を褒めたいと思います。(笑)

壁にぶつかったときに支えとなったTAの存在

———プログラミングを学ぶ上での不安はありましたか?

30代半ばでパソコンもろくに仕事で使ったことがなかった私が本当にプログラムについていけるのだろうか、学んでもその後のキャリアの選択肢はあるのだろうかと、不安や葛藤はありました。

ただ、学習の中でもスタッフがかなり細かくフォローしてくださったり、転職のアドバイスにも丁寧に乗ってくださることと、結果的に今エンジニアとしてフルリモートワークで働き、副業も行うなど理想の働き方が手に入れられているので、今思えば不安を抱く前に目の前の学びにもっと集中しておけばよかったと思っています。

———学ぶ上で印象的な出来事や挫折などはありましたか?

まず最初に壁にぶつかったのはJavaScriptです。
私がイメージしていたプログラミングというのは高校時代HTMLやCSSを使ってホームページを作って遊んでいたレベルにすぎず、趣味の範囲で留まっていたのですが、そこから発展したJavaScriptは、HTMLやCSSとは違って、より数学的なものをより求められるイメージで、幼少期から勉強よりも音楽にしか注力してこなかった私にとっては、かなりの難関となりました。

ただ、それでも乗り越えられたのは「学習についていけているか」などを先回りして、細かくテキストや面談でアドバイスをしてくださったTA(ティーチングアシスタント)のはるかさんの存在があったからです。

はるかさんはいつだって先回りしてアドバイスをしてくださいます。

またブートキャンプが開始してからはまさに自分の殻を破る大きなきっかけとなりました。

私は会社を辞めていたため、全日コースに参加していたのですが、午前中にプログラミングの講義があり、午後は課題が渡され、ひたすらその課題に取り組むという構成になっています。
これまで販売の仕事しか経験してこなかった私は、課題に対して誰かを巻き込んで進めていくということに慣れておらず、一人で抱え込み「果たしてこれでいいのか」と自問自答しながら、誰にも頼れず心が折れそうになっていました。

そんな時でもTA(はるかさん)が1on1で向き合ってくださり、はるかさん自身も未経験から学び始めた当初は全く理解できず苦労されたことや、それでも諦めずに学び続けて今があること、そしてその一歩はわからないことがあった際に、TAだけでなく周りの受講生に質問したり、協力しながら課題を進めることで、学習の効率が上がったことなどを話してくださいました。

写真真ん中:はるかさん

<はるかさんの受講生時代を振り返ったnoteはこちら>

そして「Ayahoさんなら大丈夫。勇気を出して周りの受講生にも頼ってみてください」と背中を押してもらえたことがきっかけで、少しでもわからないことがあれば、TAや周りの受講生の理解が早い人に質問したりなど、自分が理解できるまではなりふり構わず質問し、他の人たちを巻き込むことができるようになり、そこから劇的に学習効率が上がりました。


年齢の不安を払拭した「通用するスキル」への自信

———TAとAyahoさんの関係性がとても素敵ですね。プログラミング学習を終えてそこからはどのように転職活動をされていたのでしょうか?

最初は年齢に対する就業が不安だったことから「エンジニアとして働くことができればなんだっていい」と思っていました。
ところが、意外と学習していたことが会社から認められることがわかっていき、いくつか最終選考に進んだり、内定もいただくことができました。

そのほぼ同時期のタイミングで、『Ms.Engineer』から業務委託TAとしてのオファーをいただいたり、別会社にて業務委託エンジニアのオファーもいただいたため、焦って正社員になるのではなく、業務委託として経験を積みながらより良い選択を模索していこうと思い、一度フリーランスとして活動をすることに決めました。

実はこのフリーランス期間がとてもよかったのですが、なんとなく自分は年齢に対して経験の少なさに引け目を感じていたのですが、学んできたことが業務委託として仕事を行うことで、しっかりと通用するということがわかり、この経験によって自信をつけられたことがその後の転職活動でも大きかったと思います。

フリーランスで仕事を継続する中で、現在所属する会社の代表から「話を聞きたい」とスカウトをいただき、面接でこれまで学んできたことや業務経験をお話しさせていただき、販売員として培われたコミュニケーション力とエンジニアとして学んできた経験とのバランスを評価いただき、事業会社バックエンドエンジニア(フルリモート勤務)のオファーをいただきました。

(卒業生代表として首相官邸にも訪問)

年齢や制約にとらわれず、退路を断って努力することで掴んだ未来

———30代半ばからのエンジニアの挑戦。様々な女性が励みになると思います。受講前のご自身から今のキャリアは想像できていましたか?

全く想像できませんでした。漠然と未来に不安がありこのままでいいのかな?と思い続けてきた13年間でしたから。ただ「このままではいけない!」と退路を断って、努力した結果が今なので、もし私のような女性がいるのであれば、年齢や制約にとらわれず、一度チャレンジをしてほしいなと思います。

———今エンジニアとしてご入社されていかがですか?また今後のビジョンも教えてください。

はい。今は先輩社員から業務をキャッチアップして進めている段階ですが、すでに学びも多くて楽しいです。現在は仕事を受け継ぎながら、主にバックエンドエンジニアやインフラ周りのミッションを持って仕事をすることが多いですが、今後はもっと知見を増やして、フルスタックエンジニアを目指してエンジニアとして成長できるように頑張っていきたいです。

また現在も副業で『Ms.Engineer』で働いているのですが、私の人生を変えてくれたきっかけの場所として、今後は現職で力をつけながらその知見を講師として、人に教えられるレベルまで成長して恩返ししていきたいと思っています。

———「自分に自信がなかった‥」というのが嘘みたいにイキイキとお話しされるAyahoさん。今後のAyahoさんのご活躍が楽しみです!本日はお時間、ありがとうございました!


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