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教員採用試験受験者の方へ!エールを送る!!

私が勤務する自治体の教員採用試験が6月27日(日)に行われます。今日は受験者のみなさんへエールを送る気持ちで記事を書きます!

受験へ向かう心がまえ

私が採用試験を受けたのは、今から15年前の大学4年生の時でした。

あまり素行の良い大学生でなかった私は、出願するまで教員採用試験の模擬試験を一度も受けたことがありませんでした。さすがにまずいと思い、6月上旬の模擬テストを受けたところ、どの県も合格可能性は30%以下。これは記念受験になりそうだ…と思っていたら、一次試験の直前に父が入院し家庭内が落ち着かなくなりました。いよいよ敗色濃厚です。

試験は「勉強させてもらう」という気持ちで

「受かりたい」と思うことさえおこがましいような成績です。

私が受験した年は、英語科は一次試験の時に英語による集団討論がありました。ですので、もう「会場の全ての受験者の方々の【教育観】を知り、吸収しよう!」という気持ちで試験会場へ向かいました。もはや開き直りです。

でも、それが功を奏したのかもしれないと今となっては思っています。なぜなら、集団討論のグループは6人1組。一次試験を抜けられたのは私のみだったからです。

直前の模試の結果を見ても、私が筆記試験でよい成績を出せているとは思えません。

集団討論の最中、私は「自分の意見を出す」「自分の意見に相手を賛同させる」ことよりも、「相手の意見を引き出してまとめる」ということに腐心していました。なぜなら、私には確固たる【教育観】なるものがなかったからです。その調整役としての私が試験官の目にとまったのかな、と思っています。

ですので是非、「受験者の方々から学ばせていただく」という謙虚な心を、試験当日の持ち物リストに入れていただきたいと思います。

身だしなみ

私が受験した会場には「ネルシャツにデニム」といった出で立ちの受験者の方が数名いらっしゃいました。

でも、試験は「教師として働く私」を試験官にイメージしてもらうことが大切です。あまり奇をてらった装いは避けて、清潔感がある身だしなみを心がけるとよいでしょう。女性であれば、肩につく髪はしばりましょう。

言葉遣い

これは無理に敬語を使おうとするとボロが出ます。

ぼく → 私

お母さん、お父さん → 母、父

など、基本的な言葉遣いはきちんと正すべきですが、あとはあまり気負いせず「丁寧な話し方」を心がけるとよいでしょう。

面接においては、新卒であったとしても試験官は1人の先生として受験者を扱います。

教師としての自分はどうありたいか日頃から漠然と考えている方は多いかと思いますが、試験前日は、その「どんな教師になりたいと考えているか」をきちんとイメージすることが大切です。もうやってらっしゃる方も多いと思いますが、聞かれたら答えよう、と思っていることを一度書いてみることをおすすめします。

学校の先生って、ほんとに楽しい仕事です

授業準備や部活動、生徒指導で遅くまで働くことが多い仕事ですが、

○生徒が目を輝かせて自分の授業を聞いてくれるとき

○体育祭で、生徒とともに勝ちに向かって団結するとき

○学級が、クラスメイトひとりひとりの喜びや悲しみをみんなで分け合える集団になったとき

そんな瞬間に、「ああ、教員としてこの場に立ち会えてよかったなぁ」と強く思います。

また、巣立った子供たちが元気な姿を見せに学校に来てくれるのも格別にうれしいものです。教え子が先生になった、という報告なんか涙なくして聞けません。

生徒を育てること=この国の未来を育てること だと私は日々感じています。

是非合格して、一緒にこの国の未来を育てていきましょう!大丈夫、今日までしっかり準備してきたあなたなら、絶対できる!自信をもって、時間に余裕をもって、試験会場に向かってください。幸運をお祈りしています!



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