天空の結婚式
あはははは… ラスト、なんなんだこれは。。
イタリアンな陽気さと適当さの真骨頂だなぁ。
でも一応、散々padre(パパ)がバカにしてたミュージカルで締めるという伏線回収にはなっている。
padreは村長として「これからは同化の時代、どんな人でも受け入れる」と謳いながらも、「自分の家でヒヒを飼うのはごめん」と、対外的なアピールと身内に面倒ごとは持ち込むなという見事なダブルスタンダードで、これが現実だよなぁと思わされる。
この映画の最大の魅力は、madre(ママ)の凛とした愛情の強さだなぁ。
息子を信じて、息子を選んだ人を受け入れる。 ゲイである息子を認めないpadreに、受け入れろ、さもなくば離婚じゃ!と突きつけられるのは、さすがイタリア女性だわ。
元カノを明らかに拒絶してたのも、自分から「息子にとっての女の座」を狙おうとするからってのと、 どうみてもゲイの息子の繊細さにズカズカと踏み込み、いつまでも追いかけ回す神経が気に障ったんだろうな。
性の多様性を描いているんだけど、 madre以外の若い女はなぜか変なやつばかりで偏りが気になるし、ちょっととっ散らかってる印象も否めないけど、笑って許せるのはやっぱりイタリア映画の面目躍如。
とにかく、madreのカッコ美しい様に惚れ惚れする映画でした。
@恵比寿ガーデンシネマ
#しばしさよならガーデンシネマ
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