【MotoGP Rd.5 フランスGP🇫🇷決勝ハイライト🏍💨】
MotoGP
27周で行われた決勝レース。様々なバトルを制しトップでチェッカーを受けたのはホルヘ・マルティン🇪🇸(Pramac/Ducati)!スプリントレースでも勝利を収め、まさにパーフェクトウィークエンドとなりました。
2位に入ったのはM.マルケス🇪🇸(Gresini/Ducati)。こちらもスプリントレースに続く2位フィニッシュとなりポイントも大量に稼ぐことが出来ました。
3位にはフランチェスコ・バニャイヤ🇮🇹(Ducati)。レースの大半をリードするも終盤タイヤが辛くなってきたのか苦戦。21周目にマルティン、ファイナルラップにM.マルケスに先を行かれての3位フィニッシュ。最善を尽くしたとは思いますが、非常に悔しい3位となりました。
スタートはバニャイヤが2番グリッドからホールショットを奪いレースをリード。しかしマルティンが常に0.5秒圏内で真後ろに続き、いつ仕掛けるのか機を伺っているように思えました。
トップ2に動きがない中レースを盛り上げてくれたのはM.マルケス。13番グリッドから1周目で8番手へ浮上するとそこからはバスティアニーニ🇮🇹(Ducati)やディ・ジャナントニオ🇮🇹(VR46/Ducati)らと素晴らしいバトルを繰り広げます。
残念だったのはクアルタラロ🇫🇷(YAMAHA)。8番グリッドスタートからなんとか奮闘し6位を走行していましたが17周目に転倒を喫しリタイア。彼にとって母国GPだったので何としても良い形でフィニッシュを迎えて欲しかったですが、悔しい結果となりました。
レースは終盤、21周目にマルティンがバニャイヤを捉えついにトップへ浮上。シケインでのサイドバイサイドの見事なバトルでした。しかしバニャイヤも簡単には引き離されずに食らい付きます。
なんとかトップに返り咲きたいところでしたが、そうこうしているうちになんとM.マルケスがバニャイヤの背後に。ここから3台による激しい優勝争いが始まります。
マルティンはバニャイヤからの激しい攻撃を受けますがなんとかラインを工夫し見事なディフェンスを披露。M.マルケスはその2人を背後から観察し虎視眈々と機を伺います。
そして迎えたファイナルラップ、セクター3のストレートでM.マルケスがバニャイヤを背後を捉え一気にブレーキング勝負!バニャイヤを捉えM.マルケスが2位へ浮上!残ってるコーナー数も片手で数える程度でバニャイヤは仕返しをするタイミングもありません。結果この優勝争いはマルティンが制し、M.マルケスの見事なオーバーテイクでレースを締め括る形となりました。
マルティンは今年こそチャンピオンを獲得すべく非常に高い集中力でここまで5戦を戦えてますね。M.マルケスもGresiniへ移籍して息を吹き返したのか走りに力強さが戻ってきました。表彰台での陽気な姿が何よりもそれを物語ってます(笑)。これからの戦いが非常に楽しみですね。
クアルタラロはリタイアこそしましたが全車がフィニッシュをした後にグランドスタンド前に出てきてファンへお礼を述べます。同じく母国GPだったザルコも表に出てきて2人ともスタンドへグローブやブーツを投げ込み。2人ともに来年のホームGPではリベンジに期待です。
日本勢はYAMAHAのリンス🇪🇸が15位、クアルタラロは先に述べた通り17周目転倒リタイア。HONDAはザルコ🇫🇷(LCR)が12位、中上🇯🇵(LCR)が14位、マリーニ🇮🇹(Repsol)が16位、ミル🇪🇸(Repsol)は15周目転倒リタイアとなりました。苦戦が続く日本勢、改善には時間がかかるとは思います。今は僕たちファン側も我慢の時ですね。
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マルティンがスプリントも決勝も制したことでフルポイントを獲得して129ptとし、2位との差を38ptに広げることに成功。2位バニャイヤは変わりませんが、スプリントと決勝の両方で2位に入ったM.マルケスが大きくポイントを稼ぎ89pt3位まで浮上しました。バニャイヤとの差は僅か2pt、このランキングの行方が楽しくなってきましたね。
Moto2
優勝:セルジオ・ガルシア🇪🇸(MT Helmets)
2位:小椋藍🇯🇵(MT Helmets)
3位:アロンソ・ロペス🇪🇸(SpeedUp)
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22位:佐々木歩夢🇯🇵(VR46)
優勝を飾ったのはガルシア。3番グリッドからスタートし1周目にトップに立つとそこからは1度もリードを譲らない完璧な走り。最終的には2位以下に対し3秒以上のギャップを築いてチェッカーを受ける圧勝のレースとなりました。
驚きだったのは2位に入った小椋藍。スターティンググリッドはなんと17番手!そこからオープニングラップで11位まで浮上。そこからコツコツと1つ1つポジションを上げていき「今日はトップ5で終われたら上出来でしょう」と思ってました。ところが22周レースの13周目には5位、そして18周目には4位へ浮上。表彰台争いに追いついてきます。そしていよいよ迎えたファイナルラップ、左足首骨折から復帰戦のカネット🐍(Fantic)を交わし3位へ、そしてロペスまでも交わしてなんと2位へ浮上!ギリギリまでテール・トゥ・ノーズの戦いでしたが最後はロペスとロバーツ🇺🇸(American Racing)が争ってる間に0.5秒のギャップを築いて今季初表彰台を獲得しました。
ここ数戦見事な追い上げを披露する小椋、後は予選のパフォーマンスを上げれば優勝は遠くないでしょう。一発の速さをどう改善してくるか?今後注目です。
腕上がりの手術から復帰戦となった佐々木は22位でフィニッシュ。元々身体もまだこの765ccのマシンに慣れてない上に手術明けでしたのでまずは完走出来ただけで上出来でしょう。何より、実はこれが彼にとってMoto2初完走となりました。現在MotoGPクラスで圧巻の走りを披露するアコスタ🇪🇸(GASGAS Tech3)ですらMoto2の1年目は苦戦していたので、今年は我慢と経験を積む1年にしたいところです。
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ガルシアが勝利を収めたことでランキングトップへ浮上。小椋は4位と変わらずですがポイントは3位アルデゲル🇪🇸(SpeedUp)に並びました。まだ今季は16戦あるのでここからチャンピオン争いに食い込んでいって欲しいところですね。
Moto3
優勝:ダビド・アロンソ🇨🇴(Asper)
2位:ダニエル・ホルガド🇪🇸(GASGAS Tech3)
3位:コリン・フェイヤー🇳🇱(Intact GP)
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7位:山中琉聖🇯🇵(MT Helmets)
9位:鈴木竜生🇯🇵(Intact GP)
14位:古里太陽🇯🇵(Team Asia)
Moto3は今回も抜きつ抜かれつのバトルの激しいレースとなりました。
20周で行われたレースは半分の10周あたりまで18番手までが各車コンマ数秒差の間隔で連なっていつ誰が急にトップへ浮上したり中段から上位へ抜け出しても不思議ではない展開でした。
レースも終盤に差し掛かると抜きつ抜かれつだけでなく体の接触も現れたり、優勝に向けたバトルがさらに激しくなっていきます。
最終的にはトップのアロンソから9位の鈴木までが1つの隊列となって僅差でフィニッシュ。最後の最後まで、誰が勝っても不思議ではない手に汗握るバトルを見せてくれました。
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トップ10の順位は変わりませんが2位アロンソが首位ホルガドに対して1pt差に迫ってきました。3位フェイヤーはトップから32ptも離れているのでしばらくはホルガド対アロンソの首位争いになりそうですね。
次戦
フランスGPが終わって次戦は5月24-26日のRd.6カタルーニャGP🇪🇸。F1も開催されるカタルーニャサーキットが舞台ですね。アップダウンが激しいですがバトルも激しくオーバーテイクの多いこのサーキットで一体どんなドラマが生まれるのか?最近はスペイン人ライダーの活躍も凄まじいので観客も盛り上がりそうですね。次戦も見逃せません!
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