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【F1 Rd.24 アブダビGP🇦🇪決勝ハイライト🏎💨】


ハイライト

様々なドラマがあった最終戦アブダビGP、58周の戦いを制し今シーズン最後の勝利を飾ったのはランド・ノリス🇬🇧(マクラーレン)!スタートからフィニッシュまで一度のレースリードも譲らない完璧な走りを披露。シーズンを最高の形で締め括ることが出来ました。

2位にはサインツ🇪🇸(フェラーリ)、3位にはルクレール🇲🇨(フェラーリ)が入りフェラーリは最終戦でダブル表彰台を獲得。残念ながら勝利を収めることは出来ませんでしたがルクレールは19番グリッドスタートからのとんでもない追い上げで表彰台に登り、コンストラクターズタイトル争いに対しても出来る最大限のことが出来たと思えます。チームとして素晴らしい終焉となりました。

レースはスタートから波乱の展開。ノリスがPPからキッチリとホールショットを奪う一方で、フェルスタッペン🇳🇱(レッドブル)がピアストリ🇦🇺(マクラーレン)のインに飛び込み2人は接触しスピン。フェルスタッペンは360度ターンですぐにレース復帰したもののピアストリはコース外側に飛ばされた影響で最後尾まで転落します。
フェルスタッペンにはこの接触の責任で10秒のタイムペナルティが課されることになります。

さらにターン6のシケインではペレス🇲🇽(レッドブル)とボッタス🇫🇮(ザウバー)も接触しペレスはスピン。ペレスはこれによりマシンを損傷、続行は叶わずいきなりリタイアとなってしまいます。様々去就も噂される中で迎えたこの最終戦、非常に悔しい終わり方となりました。
このペレスのストップによりVSC導入となります。

一方でとんでもないスタートを見せたのはルクレール。PUエレメント交換による降格ペナルティで19番グリッドからのスタートとなりましたが、オープニングラップの様々な混乱に乗じて1周目一気に8番手までポジションアップ。まるでマリオカートのスター状態です(笑)。

3周目にVSCが解除されるとレース再開になるわけですが、最後尾まで転落したピアストリは浮上を焦ったのか目の前のコラピント🇦🇷(ウィリアムズ)の左リアに追突。ピアストリには特段大きなダメージはありませんでしたがコラピントはタイヤをパンク。これによりピアストリには10秒のタイムペナルティが課されることになりました。

オープニングラップで大幅にポジションを上げたルクレールは留まるところを知りません。13周目にはヒュルケンベルグ🇩🇪(ハース)を交わし5番手まで挽回します。

この後はしばらくオーバーテイクなどはなく落ち着いた展開。2ストップ組は10周を超えたところで、1ストップ組は20周を超えたところで続々とピットに入りタイヤを変えて戦います。

31周目今度はターン6でマグヌッセン🇩🇰(ハース)に対しボッタスが止まりきれずタイヤをロックアップさせて思い切り追突。マグヌッセンはその後も走り続けることが出来ましたがボッタスは損傷が大きく、なんとかピットに戻りはしたもののここでリタイア。ザウバーとの最後のレースでしたが残念な結果に終わってしまいました。

ここから先はあまり大きな展開は起きず膠着。最後の最後にメルセデスの2台が争いとなりファイナルラップになってハミルトン🇬🇧(メルセデス)がラッセル🇬🇧(メルセデス)をオーバーテイク。メルセデスとの最後のレースを4位で終えることが出来ました。

そしてトップはノリスがピットのタイミング含めて一度もレースリードを譲ることなく完璧な走りを披露。サインツに対して6秒弱のギャップを築いての完勝でシーズンを締めくくりました。

この結果、フェラーリは最後の最後までコンストラクターズタイトルを諦めない走りを披露しましたがマクラーレンが逃げ切り2024年シーズンのコンストラクターズタイトルを獲得!なんと1998年以来26年ぶりのタイトルとなりました。思い返せば当時もミハエル・シューマッハを要するフェラーリとの戦い、そして今回もフェラーリとの戦いの末で栄冠を掴みました。
レッドブルやメルセデスがこの10年以上F1を支配してきましたが、フェラーリやマクラーレンといった歴史あるチームがこうやって再び直接争うシーズンは個人的には見ていてとても楽しかったです。両者ともこの強さを来シーズンにも繋げてほしいですね。

角田裕毅🇯🇵(RB)は最終的に12位でフィニッシュ。11番グリッドからポイントフィニッシュを目指しましたがスタートでクラッチにトラブルが発生し走り出せず最後方まで後退。1ストップ作戦でポイント獲得を狙いましたが届かず、しかし他車のリタイアがあったとはいえ最後尾転落から12位は挽回したのではないでしょうか。
今季最後のレース、満足な結果ではないと思いますが力強い走りを見せてくれました。この走りを来シーズンに繋げてほしいですね。

ポイントスタンディング

このレースを終えて今シーズンの最終的なスタンディングはこちら。
まずはドライバーズ。

この最終戦で特に順位が大きく動くようなことはありませんでしたが、全体的に昨年と比べて各者の差は小さくなりましたね。特に7位ハミルトンまでは全員が複数回優勝しシーズン後半の戦いは特に激しかったですね。
移籍するドライバーもいたりしますが、来シーズンも彼らにはこの調子を落とさずに挑んでほしいですね。

続いてコンストラクターズ。

ピアストリがスタートの接触で後退したことでレースでは1ptしか獲得できませんでしたがノリスが優勝したおかげで十分なポイントを稼ぎ、マクラーレンが見事コンストラクターズタイトルを獲得。14pt届かなかったもののフェラーリも久々に力強い戦いでシリーズを2位で終えることが出来ました。
一方でレッドブルは3位に終わり王者陥落。ペレスは最後までポイントを稼ぐことが出来ずレッドブルはフェルスタッペン1人で戦っているような状態でした。来シーズンのシートが色々噂されてますがドライバーだけでなくマシンやチーム体制もしっかりと立て直して来季に向かってほしいですね。
6位争いはアルピーヌに軍配。ガスリーが最後も7位でフィニッシュしキッチリとポイントを稼ぎました。サンパウロGP🇧🇷でのダブル表彰台が確かに効きましたが、以降のラスベガスGP🇺🇸、カタールGP🇶🇦、そして今回のアブダビGP🇦🇪と安定したパフォーマンスを披露してくれました。彼らもまた、来年脅威となるチームになるかもしれません。非常に楽しみです。

次戦…

長い戦いとなった2024年シーズンも、ついに閉幕となりました。
みなさんはこの1年いかがでしたでしょうか?それぞれに応援していたドライバーやチームの活躍、手に汗握るバトルもあったと思います。
僕自身も今シーズンはレッドブルの1強ではなく様々なドライバーやチームにチャンスが生まれ「今度は誰が勝つだろう?」と毎回楽しみに観てました。
今シーズン開幕時と違って来シーズンはドライバーラインナップもシャッフルされて今年とはまた異なる展開が予想されます。
一体どんなシーズンになっていくのか?今からワクワクが止まりません。楽しみにして待ちたいと思います。

これで今シーズンのハイライトシリーズも終わりとなります。読んでくださった皆様、いつも僕のまとまりのない長文にお付き合い頂きありがとうございました。
まだまだ試行錯誤ではありますが、今後もより良い記事が書けるように頑張ってまいります。
それではまた、来シーズンもよろしくお願いします。

ShoTime


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