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【F1 Rd.19 アメリカGP🇺🇸決勝ハイライト🏎💨】


レースハイライト

56周に渡った決勝レース、激しい戦いを制しトップでチェッカーを受けたのはチャールズ・ルクレール🇲🇨(フェラーリ)。さらにはカルロス・サインツ🇪🇸(フェラーリ)も2位に入り、フェラーリは久々の1-2フィニッシュ。コンストラクターズを考えても非常に大きなポイントを重ねることが出来ました。

レースはスタートでPPのノリス🇬🇧(マクラーレン)と2番グリッドのフェルスタッペンがターン1でポジションを取り合ってる隙に4番グリッドからルクレールがトップへ浮上。さらにノリスがオーバーランしたところでサインツが3番手へ浮上してきました。
またその後方ではアルボン🇹🇭(ウィリアムズ)とオコン🇫🇷(アルピーヌ)が接触しオコンはスピンで最後尾へ転落します。

スタート直後は各所でバチバチのバトルが起きてましたがトップが3周目に入ったところでハミルトン🇬🇧(メルセデス)がセクター3のターン19でコントロールを乱しスピン。そのままグラベルにはまってしまい脱出不能、リタイアとなりセーフティカー導入となりました。

ちなみにセーフティカー出動はなんとカナダGP以来10戦ぶり。専属ドライバーのマイランダーにやっと仕事が回ってきました(笑)。

レースは6周目から再開。そこからは直接のバトルというよりは各者様子見の展開。上位陣は21周目でまずはサインツがピットイン、その後25周目にフェルスタッペン、26周目にルクレールがピットへ。サインツはフェルスタッペンに対しアンダーカット成功し前に出ます。

マクラーレンの2台は終盤のタイヤの摩耗勝負なのかピットを引き伸ばし31周目にノリス、32周目にピアストリ🇦🇺(マクラーレン)をピットへ。ノリス4番手、ピアストリ5番手でレースに復帰し表彰台を狙います。

レースは後半になると大局が安定してきましたが、再びバトルがあったのは終盤。3番手を走るフェルスタッペンに対しノリスが大接近。ノリスのピットアウト時には6.5秒あったギャップは徐々に縮まり43周目には1秒を切ってきました。

ここからは2人の攻防が数周に渡って続くのですが、52周目のターン1でついにノリスがフェルスタッペンの前に!しかしノリスはターン1を回った先のコース外からオーバーテイク。ノリスとマクラーレンサイドは「押し出された」「エイペックスの時点ではノリスが前にいた」と主張しそのまま3番手で走行を続けましたが審議の対象に。結果ファイナルラップになってノリスに対して走路外からのオーバーテイクとして5秒のペナルティが課されることになりました。この結果ノリスは3番手でフィニッシュしたものの実際の順位は4位へ後退。フェルスタッペンが3位表彰台に登りました。

一方でトップの2台は危なげない走りで終盤はカメラに映ることも減り順調に快走。最終的にルクレールはサインツに対して8秒ものギャップを築く圧勝、サインツも3番手チェッカーのノリスに対して7秒近くの差を持ってフィニッシュし今回は久々フェラーリが圧倒するレースとなりました。
マクラーレンだけでなくフェラーリも好調を見せてくれるのは嬉しいですね。

角田は最終的に14位でフィニッシュ。ペレス🇲🇽(レッドブル)やヒュルケンベルグ🇩🇪(ハース)らに対し見事なブロックを見せた一方で明らかなピット戦略ミス、アルボンをターン12で押し出したことや41周目のターン1で喫したスピンなどが影響しスタート直後は8番手だったにも関わらず後退してしまいました。

一方で交代最初のレースとなったローソンはピットのタイミングも問題なく、レースペースも安定して走り9位入賞。まだ1戦だけではありますが、レッドブル首脳陣に対してまずは幸先の良いアピールが出来ました。
次の課題はこのような走りを継続できるか?というところ。本当に角田より速いのか?それともビギナーズラックだったのか?我々応援する側ももう少し彼の様子を見てみたいですね。

最終的な全体順位はこちら。

ポイントスタンディング

この週末を終えてのランキングはこちら。
まずはドライバーズ。

フェルスタッペンがノリスよりも前でフィニッシュする形になったことで2人の差は57ptに広がりました。現時点で一発で順位が逆転できるほど差が詰まっているドライバーはいませんが、差の一進一退が非常に面白い状況になってきました。僅かなミスでリタイアでもすればこのランキングが変動しかねないのでこの差は実は結構緊迫感がありますね。

続いてコンストラクターズ。

ついに!フェラーリもレッドブルに対して8pt差まで迫ってきました!今回の1−2は非常に大きかったですね。マクラーレンはレッドブルに対して差を40ptに拡大。いよいよ1998年以来のタイトルが見えてきましたね。
レッドブルはチームとしてここからの戦いをどうするかは注目です。
またハースがレーシングブルズを抜いて6位へ浮上。スプリントと決勝の両方でポイントを重ねられたのは大きいですね。

次戦

さて次戦は南に降り中米のメキシコシティGP🇲🇽。F1カレンダー屈指の標高2300mの高地で一体どんな戦いを見ることが出来るのか?ドライバーズとコンストラクターズのタイトル争いはどのようになっていくのか?次戦も見逃せません!


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