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【MotoGP Rd.9 ドイツGP🇩🇪決勝ハイライト🏍💨】


MotoGP

波乱の展開となった決勝レース。30周の長い戦いを経てレースを制したのはフランチェスコ・バニャイヤ🇮🇹(Ducati)。マルティン🇪🇸(Pramac/Ducati)の後ろで機を伺いつつも危なげない走りを披露。マルティンの転倒もあってラスト2周でトップに浮上すると残りのレースを完璧な走りでフィニッシュしました。

そして2位にはマルク・マルケス🇪🇸(Gresini/Ducati)、3位にはアレックス・マルケス🇪🇸(Gresini/Ducati)のマルケス兄弟が揃って表彰台に登ってきました。
MotoGPの舞台で兄弟が揃って表彰台に並ぶのはなんと1997年イモラ🇮🇹の青木宣篤と青木拓磨以来27年ぶり!Gresiniチーム、マルケスファミリーにとって非常に嬉しい表彰台になったと思います。

レースはスタートでマルティンがPPからホールショットを奪いますが、2周目にはバニャイヤがトップに躍り出ます。なかなかバトルの激しい蹴り出しです。

しかし6周目にはマルティンがバニャイヤを捉えて再びトップに躍り出ます。タイトルを争う2人によるアツいバトルが繰り広げられます。

そこからトップ争いはマルティンがレースをコントロールしますが、その真後ろではモルビデリ🇮🇹(Pramac/Ducati)もバニャイヤを抜いて2位に浮上。モルビデリはチームメイトのマルティンをサポートする体制になります。

しかし15周目にはバニャイヤがモルビデリをパスし再び2位へ浮上。ここからバニャイヤの巻き返しが始まります。

バニャイヤに抜かれたモルビデリはさらにA.マルケス、そしてM.マルケスの猛追を受けてポジションを落としてしまいます。マルケス兄弟はノリノリです。

M.マルケスの危なかった場面は22周目にモルビデリと接触。危うく転倒を喫してしまうところでした。

その後残り5周となったところでM.マルケスがモルビデリをパスし4位へ浮上。ここからは表彰台をかけた兄弟バトルに発展します。

ここまでトップを快走していたマルティンでしたが、終盤悲劇が襲います。先ほども少し触れましたがラスト2周に入ったところのターン1でコントロールを失い転倒!観ていた誰もが悲鳴を上げたと思いますが、他の誰よりも本人が信じられなかったでしょう。ショックですぐに立ち上がれないのがそれを物語ります。

マルティンの転倒に世界が気を取られている間に、M.マルケスはA.マルケスをパスし2位へ浮上。正直僕も観ていて「いつの間にマルクは2位に上がった?」と思いました(笑)。

トップに浮上したバニャイヤは残りの周回を危なげなく走り切り、俳優のキアヌ・リーブスが振るチェッカーフラッグをトップで受けて見事優勝を飾りました。

M.マルケスとA.マルケスは僅差でチェッカーを受け共にこのポディウムを喜び合います。2人が揃ってMotoGPに参戦するようになって9年。ついにこの瞬間を手にしました。表彰台などでの彼らのはしゃぎ様は凄かったですね(笑)。

日本勢の活躍はYAMAHAのクアルタラロ🇫🇷が11位、代役参戦のガードナー🇦🇺が19位でフィニッシュ。HONDA勢は中上🇯🇵(LCR)が14位、マリーニ🇮🇹(Repsol)が15位、ザルコ🇫🇷(LCR)17位、ミル🇪🇸(Repsol)18位、ワイルドカード参戦のブラドル🇩🇪(HRC Test Team)20位となりました。

この週末を終えてのランキングはこちら。

マルティンがスプリントレースを制したものの決勝ノーポイントに終わり、バニャイヤは決勝を制したためついにランキングが逆転、バニャイヤが10pt差でトップに立ちました。
レース後は非常に落胆していたマルティンですが、まだ20戦のうちの9戦が終わったところ。残り11戦の中でバニャイヤにも同じようなことが起こる可能性だってあります。しっかりと各者リフレッシュしてもらって、夏休み明けのシルバーストンに向かってほしいですね。

Moto2

優勝:フェルミン・アルデゲル🇪🇸(SpeedUp)
2位:ジェイク・ディクソン🇬🇧(Aspar)
3位:小椋藍🇯🇵(MT Helmets)
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24位:佐々木歩夢🇯🇵(VR46)

優勝を飾ったのはアルデゲル。中盤までは他車と上位グループを形成してましたが残り10周ほどとなったところでトップに躍り出るとそのまま後続を引き離し最終的には2位ディクソンに対して2.1秒ものギャップを築いての圧勝となりました。

一方で激しかったのは終盤の3位争い。小椋、モレイラ🇧🇷(Italtrans)、ヴィエッティ🇮🇹(KTM Ajo)の3台がファイナルラップの最後のコーナーまで抜きつ抜かれつの手に汗握るバトルを披露。最後の最後は小椋が戦いを制し3位でチェッカーを受けました。

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ガルシア🇪🇸(MT Helmets)のリードは変わりませんが、小椋が今回3位で16ptを稼いだことにより一気に7pt差まで迫りました。シーズン序盤はチームとマシンが変わってライディングの適応に時間を要してる感じがありましたが、予選でもしっかりと上位に入ってくる速さも示せるようになって本来の強さが戻ってきたように感じます。
8月から始まるシーズン後半戦が楽しみですね!

Moto3

優勝:ダヴィド・アロンソ🇨🇴(Aspar)
2位:古里太陽🇯🇵(Team Asia)
3位:イヴァン・オルトラ🇪🇸(MT Helmets)
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6位:山中琉聖🇯🇵(MT Helmets)
9位:鈴木竜生🇯🇵(Intact GP)

優勝を飾ったのはアロンソ。しかしその戦いは非常に熾烈でファイナルラップに入っても古里、オルトラと3人で激しく優勝を争いました。ファイナルコーナーまで続いた3人の戦いでしたがフィニッシュした時の3人の差は僅か0.339秒。古里も2位で開幕戦以来の表彰台でしたが後一歩で初優勝に手が届くところに来ていただけにフィニッシュ直後は悔しさを露わにしてましたね。

古里は優勝争いをしている最中、中盤のコースオフでポジションを落としましたが、そこからよくポジションを戻してきました。
まだまだリザルトにムラはありますが優勝できるだけのポテンシャルは持っているのでこれからが楽しみですね。

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トップのアロンソは今回優勝したことでさらにリードを広げ2位オルトラとの差は58ptとなりました。夏休みを前にして、仮に2戦ノーポイントに終わったとしても追いつかれない差に広げたのは非常に大きいですね。
一方で2位争いはオルトラ、ホルガド🇪🇸(GASGAS Tech3)、フェイヤー🇳🇱(Intact GP)の3人が僅差で並んでおり、接戦となってます。誰がアロンソに迫っていくのか、後半戦注目です。

次戦

さて、MotoGPは9戦を終えてこれからは約1ヶ月ほどサマーブレイクに入ります。各ライダー、チームここでしっかり休息を取って鋭気を養って後半戦に挑んでほしいところです。
次戦は8月2−4日のイギリスGP🇬🇧。高速のシルバーストンでどんな激しい戦いを見せてくれるのか?次戦も目が離せません!


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