【JSB1000 Rd.1 鈴鹿🇯🇵決勝ハイライト】

2024年の開幕戦となった全日本ロードレースJSB1000クラス。スポット参戦のライダーも含めて非常に豪華なラインナップでの開幕となり、レースも本当に激しい争いとなりました。
そんな開幕戦を制したのは今年もこの男、中須賀克行(YAMAHA FACTORY)！しかし2位との差は0.539秒と本当に僅か。いかにこの開幕戦が接戦だったのかを物語ます。

その2位に入ったのは黒船Ducatiを駆る水野涼(DUCATI Team KAGAYAMA)。スタートから数周はトップの座をかけて抜きつ抜かれつのバトルを演じ、ホームストレートではMotoGPやWorld SBKかのような圧巻のスピードを見せてくれました。

3位には岡本裕生(YAMAHA FACTORY)。一旦は後方に沈みましたがそこからじわじわと追い上げ、最終的には3位まで浮上。粘りの走りを見せてくれました。

今回は様々なライダーが優勝争い、表彰台争いに顔を出しました。
表彰台には登れませんでしたが今回4位でフィニッシュした長島哲太(HONDA)はスタートでホールショットを奪い先頭に。レースはスタートから3周で赤旗が出てしまい、リスタート後はタイヤの摩耗が大きく表彰台争いから離脱してしまいましたが、これからのシーズンを非常に楽しませてくれそうな予感の走りでした。

また、今回終盤に転倒しリタイアを喫してしまったもののスポット参戦の渥美心(Yoshimura SERT Motul)も非常に輝く走りを見せてくれました。中段から見事な追い上げで一時は3位まで浮上。しかしレース最終盤、残念ながら転倒を喫してしまい表彰台は叶いませんでした。ただその走りは本当に力強いもので、今シーズン渥美はEWCのYoshimuraの第4ライダー(リザーブ)として帯同するのですがYoshimuraチームに対しても非常に大きなアピールとなる走りだったのではないでしょうか。是非とも鈴鹿8耐ではリザーブではなくレースライダーとして戻ってきて欲しいですね。

今回はレースは先頭争いが非常に接戦でYouTube配信でもほとんど先頭グループしか映りませんでしたが、レースリザルトを見ると6位以下も非常に大接戦で僅差のバトルだったのが伺えます。
あくまでまだ開幕戦なので今後の勢力図を示すものではないと思いますが、今年は中須賀やYAMAHAだけでなく様々なライダーに勝機があるなと感じさせる1戦となったのではないでしょうか？
これからの戦いが本当に楽しみです。

さて、次戦は4/13-14のモビリティリゾートもてぎ戦。次戦はJSB1000だけでなくST1000やST600など他のクラスも開幕となります。
次は一体どんな戦いが待っているのか？注目していきましょう！