【WRC Rd.6 ラリーイタリア・サルディニア🇮🇹Day3ハイライト🚗💨】
長かった3日間に及ぶ第6戦。Day3の4ステージ39.90kmを走り抜いて総合優勝を飾ったのはなんと、なんと!オィット・タナック🇪🇪(ヒョンデ)!!
Day2時点ではオジェから17秒離されてましたが、それを捲って最後は僅か0.2秒の大逆転勝利!見事なアタックでした。
2位に入ったセバスチャン・オジェ🇫🇷(TGR)はSS15まではトップを維持してましたが、徐々にタナックに詰められ最後はSS16パワーステージで不運にもパンクを喫してしまいました。0.2秒、、、悔しいですね。
3位にはダニエル・ソルド🇪🇸(ヒョンデ)。一時は5位まで後退しましたが他車がリタイアで抜けていく中で粘り強い走りで3位へ返り咲き。特にDay1の速さは見事でした。
タイトル筆頭候補のエヴァンス🇬🇧(TGR)は4位でフィニッシュ。今回のラウンドはDay1からイマイチ走りに自信を感じられず、我慢のイベントとなりました。エヴァンスにとって幸いだったのはタイトル争いをするヌービル👓(ヒョンデ)がDay2のデイリタイアにより後退したこと。ポイント差は僅かですが縮めることになりました。
一方でそのヌービルはDay2のデイリタイアで獲得できたはずの多くのポイントを逃しましたが、それでもタダでは終わらせません。最終日Day3ではスーパーサンデー1位で7pt、パワーステージ1位で5ptとこの日曜日で得られる最大のポイントを持ち帰りました。結果としてエヴァンスとの差は縮まりましたがかなりのダメージリミテーションです。
この結果がシーズンを終えた時にどう影響しているのかは楽しみですね。
勝田🇯🇵(TGR)はDay2のデイリタイアの影響もあり総合順位は35位でフィニッシュ。スーパーサンデーは6位、パワーステージは5位で終えなんとか3ptは持ち帰りました。最終日は舞い上がる土煙が車内にも巻き込んでしまい視界が悪かったようでなかなかプッシュ出来なかったようでした。リタイアまでは総合で表彰台を争う走りをしていたので次戦に期待したいところです。
これで3日間の全日程を終えたわけですが、今回の獲得ポイントはこちら。
総合優勝を飾ったタナックが最多ポイントを獲得。エヴァンスも思ったような走りが出来ない中で18ptを稼いだのは上出来と言えるでしょう。
このRd.6を終えてのランキングはこちら。
ヌービルのトップは変わりませんが、エヴァンスはその差を18ptに縮めました。そして今回総合優勝を飾ったタナックがエヴァンスに並ぶ104ptとし、エヴァンスは今季未勝利のためランキング上では2位に浮上しました。オジェはフル参戦ではないので現状チャンピオン争いはこの3人に絞られていると思っていいでしょう。ヌービルが逃げるのか、それともタナック、エヴァンスが襲い掛かるのか?ここからの戦いが楽しみですね。
さて、次戦は6月27−30日開催のRd.7ラリーポーランド。100年以上の歴史があるグラベルラリーですがWRCとしての開催は2017年以来となります。
次は一体どんなバトルを見せてくれるのか?次戦も注目です。