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【FIA F2 Rd.14 アブダビ🇦🇪スプリントレースハイライト🏎💨】

優勝を飾ったのはぺぺ・マルティ🇪🇸(Campos/レッドブル育成)。4番グリッドスタートからホールショットを奪うとレースリードを譲らずほとんど国際映像にも映らない圧倒的な走りを披露。完璧なレース運びでF2初優勝を挙げました。

2位にはポイントリーダーで凄い追い上げを見せたボルトレト🇧🇷(Invicta/マクラーレン育成)、そして3位にはF2参戦2戦目のベガノビッチ🇸🇪(DAMS/フェラーリ育成)が入る表彰台となりました。
※チェッカーはアロン🇪🇪(Hitech)が3番手でフィニッシュしましたがレース後の審議でアロンが失格となったため3番手以降が1ポジションずつ上がりベガノビッチが繰り上がりで3位となりました。

レースはスタートから激しいバトルが展開。マルティがホールショットを奪い、デュルクセン🇵🇾(AIX)が2番手で続く一方で3番グリッドスタートの宮田🇯🇵(Rodin)は失速し1周終わって9番手まで後退します。

一方チャンピオン争いを演じるボルトレトは9番グリッドから1周目で5番手へ浮上、逆にハジャー🇫🇷(Campos/レッドブル育成)は6番グリッドから11番手へ後退。1周目はセクター2のシケインで複数台が絡む接触の混乱もあり中段がシャッフルされてしまいます。

そこからボルトレトは飛ぶように速く、3周目には4番手、4周目には3番手、6周目には2番手と毎周のようにポジションを上げていきます。

ハジャーの方は少し動き出しが遅くなったものの9周目マイーニ🇮🇳(Invicta/アルピーヌ育成)をパスし8番手へ浮上、ポイント圏内に入ってきます。

そこから今度はベガノビッチに迫り仕掛けていきますが、ベガノビッチ見事なディフェンスでハジャーを前に行かせません。速さはハジャーの方があるはずなのですが、ベガノビッチのディフェンスは本当に上手かったですね。

そこから終盤は落ち着いた展開でしたが、18周目に5番手コルディール🇧🇪(Hitech)と4番手デュルクセンがシケインで接触。デュルクセン車は逆を向くような形になり、それにより各車が1ポジションずつ浮上します。

さらにベアマン🇬🇧(Prema/フェラーリ育成)がトラックリミット違反により5秒加算、コルディールがデュルクセンとの接触の責任で10秒加算のペナルティを課せられます。

それらのペナルティによりハジャーは最終的に6位でフィニッシュ。ボルトレトとのポイント差の拡大を4ptになんとか止めることが出来ました。

トップチェッカーを受けたマルティはリバースグリッドのスプリントレースとは言えF2初優勝をマーク。無線の雄叫びも一際大きかったのですね。誰だって初優勝は興奮するもの、いい走りを見せてくれました。

このレース結果によりチャンピオン争いのボルトレトとハジャーの差は4.5ptへと拡大しましたが、ハジャーにとって決して逆転不能な数字ではありません。ボルトレトにとっても安心できるギャップではないですし、最後のフィーチャーレースまでバチバチの争いになりそうですね。
一体最後は誰が栄冠を掴むのか?フィーチャーレースも見逃せません。


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