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【今週末のモタスポプレビュー🏎🏍💨1/23-26】

今週末は主に以下のカテゴリーが開催予定です。

🚗WRC Rd.1 ラリーモンテカルロ🇲🇨
🏍AMA SX Rd.3 アナハイム2🇺🇸
🏎️IMSA Rd.1 デイトナ24時間🇺🇸


WRC

2ヶ月のオフシーズンを終えて、WRCの2025年シーズンがいよいよ開幕します!開幕の舞台はお馴染みラリー・モンテカルロ🇲🇨。
しかしモンテカルロとは言いますが、イベントの拠点となるサービスパークは今回フランス南部のギャップに置かれステージはこのギャップを中心にほぼフランス圏で行われます。えーっと、ラリー…モンテ…?(^◇^;)

なんていうのはさて置き(笑)モンテカルロはカレンダーの中で唯一路面設定が混合(スノー/ターマック)のラウンドとなります。とは言え近年は路肩に名残雪が残っている程度でスノーとは程遠く…一方で日陰ではアイスバーンになっているセクションも少なくなく、昨年はSS3でTGRの勝田やヒョンデのタナックを始め多くのドライバーが足を掬われてました。今年も似たようなコンディションになるでしょうか?

その路面コンディション関連で言うと、この開幕戦はただの開幕戦ではありません。今季からタイヤ供給メーカーが昨年までのピレリから新しくハンコックに変わります。
各チームでテストは行っているとは思いますが、本格的な実戦投入はこのモンテカルロが最初のイベント。先に述べた通りアイスバーンに変容する路面もあり初投入にはなかなか難しいコンディションになると予想されます。

また今シーズンはポイントシステムが少し変更となります。昨年は日曜日の完走を前提としたサタデーポイントがありましたが、今季はサタデーポイントがなくなり従来の最終総合順位に応じて優勝25pt、以降上位10台まで割り当てられます。しかし日曜日だけの順位に対して与えられるサンデーポイントは今季も採用され上位5台最大5pt、最終ステージのパワーステージポイントも健在で上位5台最大5ptが与えられ、合計すると最大獲得可能ポイントは昨年までの30ptから35ptへ拡大されます。これが1戦の戦い方にどう影響するのか?これもまたタイヤと並んでモンテカルロの注目ポイントになりそうですね。

さらに今シーズンのもう一つ大きな変更点と言えばハイブリッドの廃止です。昨年まで採用されていたハイブリッドユニットは非常に重たく複雑で、ドライビングにもより高いスキルを要するものでした。
しかし様々なマイナス要素が相まって今シーズンはハイブリッドを廃止となり、これもまた一つドライビングやストラテジーに影響を与えるものになるのではないかと思われます。

ドライバーラインナップはというと、まずヒョンデは新たにフルモー🇫🇷がMスポーツから移籍、タナック🇪🇪が継続、そして2024年チャンピオンのヌービル👓がカーナンバーを1にしてエントリーします。
チャンピオン経験者が2人、昨年最終戦までマニュファクチャラータイトルを争い、そこへ戦闘力の劣るMスポーツで昨シーズン一時はドライバーズスタンディング3位を走ったフルモーの加入、今年のヒョンデは一層強力になりますね。

TGRは2度チャンピオンのロバンペラ🇫🇮がレギュラーに戻り、エヴァンス🇬🇧、パートタイムのオジェ🇫🇷がマニュファクチャラータイトルポイントの対象として登録、勝田🇯🇵はフル参戦ですが今回は個人ポイントのみ対象での参戦。そして初のフル参戦となるパヤリ🇫🇮はTGR WRT2、つまりセカンドチームとしてマニュファクチャラー登録をしての参戦となり、TGRはこの開幕戦をフルメンバーで戦います。

Mスポーツフォードはミュンスター🇱🇺が継続、そして新たに昨年までWRC2を戦ったマカーリン🇮🇪が加入。昨年はWRC2でランキング9位、第5戦ラリーポルトガル🇵🇹では2位表彰台に上がる活躍を見せました。今までラリー1での出走経験は全くなく、このモンテカルロがデビュー戦となります。チームの為にも自身の経験のためにもこのデビュー戦まずは速さよりもしっかりと最後まで走り切ること、それが求められることになるかと思います。

レギュレーションやドライバーラインナップ、様々な変更がありますがまぁまずは開幕戦が1つ今シーズンの勢力図のバロメーターになることは間違いないと思います。一体どんな幕開けになるのか?今週末見逃せません!

AMAスーパークロス

スーパークロスは第3戦アナハイム2、エンゼルスタジアムにやってきました。レイアウトは開幕戦と同じですね。開幕戦では250SXで下田丈(HONDA)が勝利を飾り幸先の良いシーズンのスタートを切ってくれました。
一方で先週のサンディエゴ戦では予選で他チームのピットボードが左手に当たってしまい左手の指2本を骨折する中での戦いになってしまいました。
負傷してまだ1週間、当然完治には程遠いと思われますが楽しみにしたいですね。

現時点でのスタンディングはこちら。
450SXでは前戦サンディエゴで通算53勝目、11年連続で勝利を挙げたトマック(YAMAHA)がリード、しかし1pt差で開幕戦を制したセクストン(KTM)、2pt差で数少ないSUZUKIユーザーのロクセンが続きます。タイトル筆頭候補のJ.ローレンス(HONDA)はここから巻き返せるか?

250SXはサンディエゴでキャリア初勝利を挙げた期待の若手ブーメール(KTM)が47ptでトップ、下田は怪我がありながらも7位でフィニッシュしてポイントを稼ぎ40ptでスタンディング3番手に並びます。まだまだ2戦が終わったところ、戦いはここからです!

デイトナ24時間

IMSAは今年も恒例のビッグイベント、デイトナ24時間で開幕します。
舞台はデイトナ・インターナショナル・スピードウェイ、オーバルとインフィールドを合わせた1周5.729kmのレイアウトを24時間戦います。

注目は小林可夢偉🇯🇵が40号車キャデラック・ウェインテイラー・レーシングから2年ぶりに参戦。さらに今年はHONDAの太田格之進が93号車アキュラ・メイヤーシャンク・レーシングから耐久ラウンド3戦にエントリーし今回のデイトナでももちろん走ります!この93号車にはインディカーシリーズ2年連続3回チャンピオンで日本でも活躍したアレックス・パロウも搭乗、非常に心強いです。日本から見た北米といえばインディカーシリーズの印象が強いですが、太田にはIMSAの認知度アップを期待したいですね。

小林と太田はLMDhマシンを走らせるGTPクラスですが、GT3を走らせるGTDクラスには21号車AFコルセからケイ・コッツォリーノが参戦。昨年も同チームでクラス2位を獲得しているので今年も期待したいところです。

スケジュール

水曜日

🚗WRC シェイクダウン 0:00-0:35

木曜日

🚗WRC SS1 2:00-3:00

金曜日

🚗WRC SS2-3 3:53-5:53
🚗WRC SS4-6 17:30-20:30
🚗WRC SS7-9 23:23-2:15

土曜日

🚗WRC SS10-12 16:59-19:56
🚗WRC SS13-15 23:00-1:56

日曜日

🏎️Daytonaスタート 3:40-
🏍SX 10:30-
🚗WRC SS16 14:39-15:26
🚗WRC SS17 16:30-17:21
🚗WRC SS18 20:00-21:30
🏎️Daytonaゴール -3:40

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