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【MotoGP Rd.19 マレーシアGP🇲🇾スプリントレースハイライト🏍💨】

10周で行われたスプリント、様々なドラマが起き波乱の展開となりましたが力強くトップでチェッカーを受けたのは初タイトルへまっしぐらのホルヘ・マルティン🇪🇸(Pramac/Ducati)。スタートでトップに浮上すると1度もリードを譲らない完璧な走りでレースを制しました。

2位にはマルク・マルケス🇪🇸(Gresini/Ducati)、そして3位にはエネア・バスティアニーニ🇮🇹(Ducati)が入るトップ3となりました。

スタートはPPのバニャイヤ、2番グリッドのマルティンどちらも非常に見事なダッシュを見せますが僅かな差でマルティンがまずはホールショットを奪います。

5番グリッドからスタートしたM.マルケスは1周目からバニャイヤの背中を狙います。ここ最近はM.マルケスを含めたこの3人によりトップ争いのシーンが増えてきましたね。

さらにこの3人はこの1周5.5kmあるセパンを1分57秒台というハイペースで周回。逃げるマルティン、追いかけるバニャイヤとM.マルケス、必死の攻防が繰り広げられます。

しかし3周目、まさかの展開が起こります。なんとバニャイヤがヘアピンを回ったところで転倒!誰もが目を疑ったことでしょう。これが2輪の怖いところです。どんなに速いライダー、上手いライダーでもこのようなことが起こり得ます。マルティンの結果次第ですが、3連覇を狙うバニャイヤにとっては非常に痛いリタイアとなってしまいました。

Pramacはマルティンに対しピットボードで「M.マルケスは0.9秒離れている。集中だ。」とメッセージを送ります。バニャイヤのリタイアで気を抜かないよう、チームも最善を尽くします。

上位でそんなドラマが起きてる一方で後方ではクアルタラロ🇫🇷(YAMAHA)が非常に力強い走りを披露。今季ベストポジションの5番手を走行しA.マルケス🇪🇸(Gresini/Ducati)を追いかけます。

マルティンはここから残りの周回で集中力を切らすことなく非常に安定したペースでレースをリード。スタートから1度もトップを譲ることなくトップでチェッカーを受けました。これでバニャイヤとの差は29ptへ拡大。あと9pt、あと9ptの差でタイトルが決まります。

日本勢の活躍はYAMAHAのクアルタラロ🇫🇷が最終的に大健闘の5位、リンス🇪🇸が11位でフィニッシュ。HONDA勢はマリーニ🇮🇹(Repsol)15位、ミル🇪🇸(Repsol)16位、中上🇯🇵(LCR)17位、ザルコ🇫🇷(LCR)は7周でマシントラブルによりリタイアとなりました。

チャンピオンに向けていよいよリーチがかかってきたマルティン、死守に向けて後がない状態になってきたバニャイヤ。日曜日の決勝レースではマルティンが優勝しバニャイヤが3位以下に終わるなど、9pt以上の差が付けばマルティンのタイトルが決定します。シーズンの戦いは決するのか、それとも最終戦に持ち越されるのか?決勝は本当に見逃せません!


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