【WRC Rd.5 ラリーポルトガル🇵🇹Day3ハイライト🚗💨】
Day3は9ステージ145.02kmを走破。長い1日を終えて総合首位に立つのはセバスチャン・オジェ🇫🇷(TGR)。後に述べますが様々な波乱が起きる中で堅実かつ相変わらずの速さでラリーをリードします。
2番手にはオィット・タナック🇪🇪(ヒョンデ)が11.9秒遅れ、そして3番手にはティエリー・ヌービル👓(ヒョンデ)がトップから1分11秒遅れで続きDay2までとは異なる顔ぶれが並ぶ結果となりました。
Day2は全体的に接戦ながらも各車見事な走りで非常にハイレベルな戦いを見せてくれましたが、このDay3は本当に波乱となりました。
1本目のSS10は非常に順調な滑り出しで、特にロバンペラ🇫🇮(TGR)が突出したタイムを叩き出して優勝争いを演じるメンバーの中で一歩先に出ます。
しかし続いて迎えたSS11、最初の波乱がやってきます。順調に見えたロバンペラですが配信の映像に飛び込んできたのはなんと横転して車が道路脇の木に立てかけられた状態!
ロバンペラ、敢えなくデイリタイアを喫します。
その直後今度はロバンペラの後に走行を始めたWRC2クラス参戦のソルベルグ🇸🇪(Toksport/シュコダ)がロバンペラ車の横を通過した直後に姿勢を乱し空へ跳ね上がってしまいます。単に跳ね上がっただけでなく横向きにも車体が回転し最終的には進行方向と逆を向いて着地します。まるでツイストドーナツを彷彿させるような横回転、ソルベルグもここでデイリタイアです。
さらに次のSS12、今度はミュンスター🇱🇺(Mスポーツフォード)にメカニカルトラブルが発生!なんとか走行を続け、その後トラブルは勝手に復調するもここで大きく順位を落としてしまいます。
そして衝撃だったのは同じSS12、今度は勝田🇯🇵(TGR)にもトラブルが。なんと右リアのサスペンションが破損し走行不能!その前のSS11でハーフスピンを喫する場面があったのでもしかしたらその際にダメージを負っていたのかもしれないですね。優勝争いに食い込む力強い走りを見せていた勝田でしたが、ここでデイリタイアを喫します。非常に残念。
波乱はまだ止まりません。今度はWRC2を戦うグリーンスミス🇬🇧(Toksport/シュコダ)がSS14でコントロールを失い土壁にクラッシュ!SS12でチームメイトでもあるソルベルグがいなくなり、SS13ではロッセル🇫🇷(DG Sport/シトロエン)がパンクでステージ中にタイヤ交換を行っている間にクラストップに躍り出てこのラリーのクラス優勝を狙ってましたが、敢えなくここでデイリタイアです。
そんなこんなでDay2まではTGR1-2-3だった牙城が崩れ、オジェが奮闘するもDay3時点ではヒョンデが2-3-4を形成。ベーシックなグラベルラリーのはずのポルトガル、なかなかに大荒れのDay3となりました。
この土曜日までのステージを終えての総合順位と暫定獲得ポイントはこちら。
ヌービルはDay2の段階では総合6位で優勝どころか表彰台争いにすら絡めていなかったのでチャンピオンシップのことを考えるとこの13ptは貴重ですね。エヴァンスは気持ちを切り替えて日曜日にフルポイントを狙っていきたいところ。
さて、最終日Day4は4ステージ62.18kmを予定。その中には風力発電風車とジャンプ台で有名なステージ、SS20/22"Fafe"が待ち構えてます。
ジャンプを得意とする勝田は今回も見事なタカ・エアラインを見せてくれるのか?最終日大量ポイントを獲得するのは誰なのか?このラリー、最後まで見逃せません!
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