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【WRC Rd.5 ラリーポルトガル🇵🇹Day1, 2ハイライト🚗💨】
Day1はSS1のみのためDay2とまとめてハイライト。
Day1は1ステージ2.94km、Day2は8ステージ126.9kmを消化。現在総合暫定首位に立つのは王者カッレ・ロバンペラ🇫🇮(TGR)。2番手にはセバスチャン・オジェ🇫🇷(TGR)、そして3番手には勝田貴元🇯🇵(TGR)が続きTGRが1−2−3体制を築いてDay2を終えました。
On top after Friday but it’s all very close! 💪#ToyotaGAZOORacing #GRYaris #WRC #RallydePortugal 🇵🇹 pic.twitter.com/ylvvHA1w3u
— TOYOTA GAZOO Racing WRT (@TGR_WRC) May 10, 2024
ラリー1クラスはここまで誰1人リタイアがなく、トップ争いは接戦となりました。強いて言うならエヴァンス🇬🇧(TGR)が一度パンクを喫したくらいで、各車非常に力強い走りを見せます。
またステージウィナーもほぼ毎回異なり、勝田はDay2の1本目となるSS2でステージウィンを飾ってます。
最終的にはロバンペラが総合首位に立ちましたが、SS3~5の間は勝田もトップに立ち優勝争いに加わって戦ってます。
SS9が終わった段階では4番手のタナック🇪🇪(ヒョンデ)までが5.4秒に収まっており、5番手のソルド🇪🇸(ヒョンデ)はトップから17.9秒遅れているため現状で優勝争いは上位4台に絞られていると言っていいでしょう。
Friday morning complete with @TakamotoKatsuta and @AaronJ_CoDriver in the lead! 🙌#ToyotaGAZOORacing #GRYaris #WRC #RallydePortugal 🇵🇹 pic.twitter.com/7VUGkSxGhH
— TOYOTA GAZOO Racing WRT (@TGR_WRC) May 10, 2024
年間ランキング首位のヌービルは苦戦を強いられる1日となりました。このDay2のスタート順はランキング順となり、ヌービルは誰よりも最初にステージに飛び出すポジション。ターマックラリーは走るほど路面のコンディションは悪くなりますが、グラベルラリーは逆に走るほど路面が綺麗になり1番走者は俗に「コースクリーナー」と呼ばれます。今回ヌービルはそういう役回りになのでこの結果は仕方ないのかもしれないですね。
一方でDay3はDay2までのトップから順番に走り出すのでヌービルはここで巻き返していきたいところ。非常に注目です。
What a day we've had out there. 😌
— Hyundai Motorsport (@HMSGOfficial) May 10, 2024
Just 12.7s separate our crews at the end of the first full day, and there's just 0.2s between Dani and Thierry!#RallydePortugal #WRC pic.twitter.com/sar0B7KHOh
あまりトラブルのない1日ではありましたが、それでもやっぱりラリーはなか
なか「ノートラブル」では終わりません。
SS5ではオジェ組のヘルメット内蔵の無線にトラブル発生。ペースノートを読み上げるコ・ドライバーの声は実は無線を通じてドライバーの耳に届くのですが、この無線がなくなると声は本当に聞こえずペースノートの指示が届きません。そこでコ・ドライバーのロンデはなんとハンドサインによる指示に切り替えます。ドライバーの視界に入る位置でなるべく大きな仕草でサインを出すのですが、ラリー経験のない素人の僕でも分かるくらい非常に分かりやすくて的確なハンドサイン。もちろんオジェとロンデの間に信頼があってこそではありますが、このトラブルが会ってもオジェはペースを落とすことなくステージを終えることが出来ました。
観ている限りでは全く即席のサインではなく、こういうトラブルも予め想定して用意されているものに思えます。こういう準備がオジェ組の強さを物語りますね。レベルの高さに改めて感動しました。
Ogier and Landais faced an intercom outage during SS5 🤯#WRC | #RallydePortugal 🇵🇹 pic.twitter.com/lT8qFB31ZG
— World Rally Championship (@OfficialWRC) May 10, 2024
さらにSS7。ステージが始まって各車の映像が送られてきますが、エヴァンス組のオンボード映像に映ってきたのはなんとスマートフォンでペースノートを読み上げるコ・ドライバーのスコット・マーティンの姿が!
「え?SS6まではノート持ってたよね?」誰もが思ったと思います。
その後WRC公式のライブタイミング内にあるライブアップデートに流れてきたのは衝撃的瞬間でした。
SS6後のTCでヌービルのコ・ドライバーであるウィダグやエヴァンスのコ・ドライバーのマーティンがタイムマーシャルと少し悶着がありバタつくシーンがあったのですが、なんとそこでマーティンはTCのテーブルに自身のペースノートを置き忘れてしまいます!
当然SS7が始まる前にノートがないことに気付くのですが時すでに遅し。そこから最後のSS9までエヴァンス組はスマホペースノートで凌ぐことになりました。さらにSS7でエヴァンスは右前のパンクにも見舞われ踏んだり蹴ったり。年間チャンピオン争いを演じている立場ではありますがDay2終了時点でトップからは1分43秒遅れ、優勝争いからはほぼ離脱してしまいました。
Day3はスーパーサンデーポイントとパワーステージに向けてタイヤ温存走行になるかもしれないですね。
Where there is a will, there is a way 👏#WRC | #RallydePortugal 🇵🇹 pic.twitter.com/CDCbaCKbnQ
— World Rally Championship (@OfficialWRC) May 10, 2024
行ってこいて様々な出来事があったDay2でしたが、個人的に改めて「WRCっていいなぁ」と思ったのは配信越しでも分かる山々の絶景。主に山を駆け巡るラリーでは各国様々な景色が流れてきます。今回のポルトガルは山が開けていて遮る木も多くなく素晴らしい眺めを目にすることが出来ます。土煙を上げながら絶景の中を駆け巡るラリーカー、そしてそれを追いかけるヘリコプターとカメラマンの技術…それだけでも心が動かされます。
いつか僕自身も海外でのWRC、観に行ってみたいですね。
"The car's like a part of my body!"
— Hyundai Motorsport (@HMSGOfficial) May 10, 2024
We have a very happy @DaniSordo! 😁#RallydePortugal #WRC pic.twitter.com/L8XLP0s8ja
さて、Day3はスーパーSS1本を含む9ステージ145.02kmを予定してます。その中でもSS12/16は37.24kmにも及ぶこのラリー最長のロングステージもあり、高い集中力が求められます。Day3は一体どんな1日になるのか?
17時からのSS11はJスポーツ及びAbema TVでも配信があるライブステージなのでお時間ある方は是非ご覧ください!
ファフェの大ジャンプ💨💨は必見!#WRC 世界ラリー選手権
— J SPORTS❤️モータースポーツ🏁 (@jsports_motor) May 10, 2024
Rd5ラリー・ポルトガル🇵🇹
・SS11
5/11(土)午後5:00-≪LIVE≫
・SS20
5/12(日)午後4:30-≪LIVE≫
・パワーステージ〈SS22〉
5/12(日)午後8:00-≪LIVE≫
ご視聴/ご購入は↓https://t.co/qOp3qUcFHs wrc_rd5#WRC #WRCjp pic.twitter.com/Ra2fkkUXMN