【SUPER FORMULA Rd.9鈴鹿JAF GP🇯🇵ハイライト】
最後の最後までもつれ込んだドライバーズチャンピオンが決まる1戦。
レースを制したのはなんと太田格之進(DANDELION)!デビューイヤーの最後を初優勝で締めました。
2位にはF1デビューも果たしたリアム・ローソン🇳🇿(MUGEN)、そして3位にはポイントリーダーの宮田莉朋(TOM'S)が入りました。
この結果ランキングは以下の通りに。
宮田莉朋が114.5ptを積み上げ、SUPER FORMULA初タイトルを決めました!
レッドブル育成でF2でもチャンピオン争いを経験してきたローソンは惜しくもランキング2位、2年連続チャンピオンだった野尻は0.5pt及ばずランキング3位となりました。
今回のレースではレッドブルの刺客ローソンがここにきて初のポールポジションを獲得。
しかしスタートでは2番グリッドの太田が抜群の蹴り出しでホールショットを奪い、ローソンは2番手へ後退します。
太田は1周目で後方に1秒以上のギャップを築き、レースを作っていきます。
宮田も4番手から見事なスタートで3番手へ浮上しましたね。
レースは10周目を経過したところでタイヤ交換のためのピットストップが始まり、宮田はローソンより先に交換。ローソンもそれに反応してピット作業を行いレースに戻りますがまだタイヤが冷えているアウトラップで宮田は一気にローソンに迫ります。しかしギリギリのところでローソンは宮田を抑えポジションを死守。見事な攻防でしたね。
土曜日のRd.8は赤旗となる展開でしたが今回のRd.9は一転、SCも出ない非常にクリーンなレース展開。Rd.8のクラッシュのこともあってドライバー達も意識していたのかもしれないですね。
ローソンはなかなか太田に近寄っていく浮上のチャンスを掴めずにファイナルラップへ突入。最終的に1.5秒差で太田に軍配が上がり、ローソンにとっては悔しいフィニッシュとなりました。
タラレバでしかないですが、スタートのターン1をローソンが奪っていたらローソンが勝っていたかもしれないですね。
また野尻は3番手スタートでしたが4番手スタートの宮田に先行を許すとどんどんと引き離され、最終的には3位宮田から13.9秒遅れの4位でフィニッシュすることになりました。
以下レースの最終リザルト。
佐藤蓮(NAKAJIMA)と福住(ThreeBond)は残念ながらマシン異常でリタイアを強いられましたが、それ以外は全車完走。レースもSC導入となるようなアクシデントも起こらず、最終戦に相応しいクリーンなレースになったと思います。
また、今回のSF最終戦には多くの観客が来場してました。
なんと土曜日は17,500人、そして日曜日は25,500人!
F1を除けば鈴鹿は今年一の人数を動員したのではないでしょうか?
最後まで続いたタイトル争い、恐らく最後であろうローソンのSFでのレース、様々要因はあったと思いますがこうやって国内トップフォーミュラのレースにこれだけのお客さんが詰めかけたのは非常に嬉しいですね。
さて、4月の富士で始まった2023年シーズンも、ついに終わりを迎えました。
1年を通じて様々なドラマが生まれ、最後まで続いたチャンピオン争いは非常に注目度の高いものとなったと思います。
今日はあくまで最終戦Rd.9のハイライト。2023年シーズンハイライトはまた改めて投稿しますね。
ひとまず、ドライバーやチーム関係者、年間を通して観てきたファンの皆様、本当にお疲れ様でした。
※サムネイル写真及び本投稿内の写真は友人のカメラマンより提供頂きました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?