【FIA F2 Rd.11 イタリア🇮🇹フィーチャーレースハイライト🏎💨】
レースハイライト
優勝:ガブリエル・ボルトレト🇧🇷(Invicta/マクラーレン育成)
2位:ゼイン・マローニ🇧🇧(Rodin/ザウバー育成)
3位:リチャード・フェシュホー🇳🇱(Trident)
ドラマ満点のレースを制したのはボルトレト。スプリントレース同様にグリッドは最後尾からのスタートでしたがセーフティカー(SC)のタイミングに乗じてトップへ浮上。恐らくは本人も驚いたことでしょう(笑)。オーストリアのフィーチャーレース以来の嬉しい今季2勝目となりました。
スタートは今回もやっぱり大混乱。アロン🇪🇪(Hitech)が他車をヒットしクルリンパ。それを避けるような形で数台がシケインを走れずストレートカットし順位はぐちゃぐちゃ。アロンは芝生の上でストップしてしまいここでレースを終えます。SC導入です。
アロン車の撤去は意外に早く終わり3周目にはリスタート。スタートの混乱で2−3番手にPremaの2台が浮上し、リスタートでベアマン🇬🇧(Prema/フェラーリ育成)が果敢にトップのマローニに仕掛けます。
レース序盤で元気な走りを見せたのはまたもやダークセン🇵🇾(AIX)。5周目にはハジャー🇫🇷(Campos/レッドブル育成)、6周目にはアントネリ🇮🇹(Prema/メルセデス育成)を交わし3番手へ浮上します。スプリントレースに続いて非常にアグレッシブです。
7−8周目でソフトタイヤスタート組が続々とピットへ。このタイミングでピットに入っていないボルトレトが暫定的にトップに立つのですが、なんと9周目にハウガー🇳🇴(MP)がターン1で他車との接触しかけそれを避ける形でスピンしストップ。再びSC導入となります。
このタイミングを見てInvictaはボルトレトをピットへ呼び込みます。そしてピットアウトすると6番手で復帰、ピット済のメンバーのトップへ浮上します。SCでピットを後半に引っ張っているドライバーたちとのギャップは無くなるので、ボルトレトは実質トップへ(笑)。前日のスプリントレースでの最後尾からの8位も凄かったですが、これは流石にボルトレト本人も「なんで俺ここにいるの?www」だったのではないでしょうか。
ボルトレトはここから自力で数台をパスするのとピットを引っ張っていた組がピットでいなくなったタイミングでトップへ浮上。最終的には2位のマローニに対し9秒ものギャップを築く圧勝でレースを制しました。
一方でその後方ではPremaの2台がレースを盛り上げます。ベアマンとアントネリの2人がチームメイト同士でバトルを繰り広げ、その間に後続が一気に迫ってきます。今年のPremaはタイヤの摩耗が激しいですね。アントネリは24周目のターン1-2のシケインでやっとベアマンを攻略。ベアマンはグラベルに落としてしまったこともありポジションを落としてしまいます。
アントネリはそこからマルタンス🇫🇷(ART/アルピーヌ育成)やダークセンも攻略し最終的には4位でフィニッシュ。母国ラウンドで表彰台は叶いませんでしたが見事な走りを披露してくれました。
このモンツァラウンドはチャンピオン争いも含めてポジション争いが非常に激しく、この特有の高速レイアウトがさらにレースを面白くしてくれました。やっぱりモンツァでのレースは出来事が多くて面白いですね。
ポイントスタンディング
この週末を終えてのスタンディングスはこちら。
チャンピオン争いに一角にいたアロンはフィーチャーレースでのリタイアもありポイントを重ねられず4位へ後退。逆にボルトレトは大きくポイントを重ねハジャーに対し10.5pt差まで詰め寄りました。残りは3戦6レース、誰が最後トップに立つのか?まだまだ分かりません。
次戦
次戦はF1と同じく1週空けてヨーロッパラウンド最後のアゼルバイジャン🇦🇿ラウンド。以前はシーズン序盤の開催でしたが鈴鹿が4月に移動したことで入れ替わりでアゼルバイジャンが秋開催に移りました。高速と低速が入り混じるストリートサーキットでどんなバトルが見れるのか?次戦も見逃せません。